【仏果山~高取山縦走|相州アルプス】ご当地アルプス縦走と宮ケ瀬ダムを巡る旅【難易度|アクセス|コースマップ|登山ルポ】

丹沢山地

こちらの記事では『仏果山(相州アルプス縦走)』のルートマップ・難易度・コースタイム・アクセス・登山の模様等を写真多めで解説しています。

今回は相州アルプス(経ヶ岳→仏果山→半原高取山)を縦走して参りました。最高峰は仏果山で標高は747mとなっています。

相州アルプスとは、丹沢山塊の東の端っこに位置する山々の総称で、1,000m未満の低山でありながらも好展望な景観を楽しむことができる縦走路として知られています。

そんな相州アルプスの特徴的なところと言えば、仏果山と半原高取山に設置されている二つの展望台でありましょうか。規模の大きな公園でもあまり見かけないくらいの高さの展望台が登山者を出迎えてれます。

コチラは半原高取山の展望台

もちろん展望は文句のつけようのないくらいの大パノラマとなっており、相州アルプスを歩く醍醐味である!といっても差し支えがないと思っています。

また、縦走するコースにもよりますが、下山場所を宮ケ瀬ダムとしてみるのも個人的にはおススメです。

宮ケ瀬ダムは首都圏最大のダムとなっており、見ごたえ抜群の巨大建造物となっています。

展望台や観光用のインクライン(ケーブルカーのようなもの)などが運行されており、観光面にも力が入ったダムとなっています。日程を合わせることができれば観光放水を観賞できるかもしれませんよ!

今回はそんな盛沢山な相州アルプスの縦走についてご紹介をさせていただきます。お付き合いいただけますと幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ

(登山日:2025年3月23日)

仏果山(相州アルプス)の基本情報

所在神奈川県愛川町
山系丹沢山塊
標高747m(仏果山)
主な登山口①半増坊前バス停
②上荻野バス停
標準コースタイム5時間5分(※)

※標準コースタイムについては、私が実際に歩いたルートマップ(後述)の通りに歩いた場合のものです。

以下は補足事項です。

  • 降雪となることは珍しい山域で、通年登山が可能です。
  • ただし、冬場の凍結には要注意。
  • 仏果山の一帯はヤマビルが多く生息しています。4月~11月頃が活動期(後述)
  • 半増坊前バス停から歩き始めた場合、ヤマビル用忌避剤は、 国道412号から登山道に入る場所に設置されています。
  • 相州アルプスの縦走にこだわらないのであれば、仏果山・半原高取山だけを歩くコースもお勧めです。

  

仏果山(相州アルプス)はこんな山 特徴を5つご紹介♪

  1. 人気のご当地アルプスと眺めの良い二つの展望台!
  2. 下山後は宮ケ瀬ダムを見学できる!
  3. 公共交通機関を使っての縦走が可能!
  4. 意外にアップダウンが激しい縦走路…
  5. 季節によってはヤマビルに要注意…

人気のご当地アルプスと眺めの良い展望台!

ご当地アルプスという言葉が登山界隈に浸透してどのくらい月日が流れたでしょうか?

まぁ、誰も知る由はないのでしょうが。

そんなことは置いておいて…今回のご紹介する相州アルプスという縦走路は都心からのアクセスも良好で非常に人気な縦走路となっています。実際に私が縦走した日についても非常に多くの方々が歩かれておりました。

ただ、これは個人的な感想となりますが、人気の秘密はアクセスだけではなくて、縦走路中の展望も見事であるからである!…と考えています。

縦走路中の山頂には展望台が設置されており、文字通り360°の大パノラマとなっています。

また、展望台以外にも随所に展望が開けており、アクセントが効いた縦走路となっています!

以下からはそんな相州アルプスと仏果山の魅力・注意点をご紹介させていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ

  

下山後は宮ケ瀬ダムを見学できる!

下山場所についてはいくつか選択肢があるのですが、宮ケ瀬ダムに向けて下山できる登山道が整備されています。

首都圏の水瓶である宮ケ瀬ダムは規模も大きく見ごたえバッチリです。観光地化もされているので、インクラインというケーブルカーに乗ってみたり、ダムを見学できる展望台があったりと、なかなか興味深い経験ができる場所でもあります。

若干、歩行距離が伸びてしまうのがネックですが、是非、登山後のオプションに付け加えてみてはいかがでしょうか?

  

公共交通機関を使っての縦走が可能!

今回は本厚木駅(半僧坊前)⇔宮ケ瀬ダム間を歩く縦走路をご紹介させていただきますが、いずれのポイントにもバスが運行されているので、公共交通機関を使用しての縦走が可能となっています。

私自身は帰りも同じ景色を眺めることになるピストン登山よりも、縦走を好むハイカーを自覚しており、公共交通機関を使った縦走ができる場所というのは大好物でございます。

普段はマイカー登山をされている方であっても、せっかくアルプスを冠する場所を歩くわけですから、公共交通機関を使った縦走路を、是非、検討してみてください!

  

アップダウンは意外に激しい縦走路…

これは私だけの感覚かもしれませんが…どうしても『ご当地アルプス』と聞いたとき、のんびりとした里山ハイキングを楽しめる場所であるという印象を抱いてしまいます。

ただ、今回ご紹介する相州アルプスと呼ばれる縦走路は意外とアップダウンが激しく、そこそこ辛い縦走路となっています。

ちなみに、今回、私が辿った縦走路では、総移動距離が10.8㎞累計標高差は1,185mなっておりました。

私はアチコチ動き回る性質を有しているので、若干、多めに数字が加算されてはいるとは思いますが、それでも累計標高差が1,000mを超えてくると、個人的には純然たる登山であるという感覚であり、のんびりとハイキング気分で臨む場所では無いのかなと感じています。

上記の数字をどのように受け取るかは、皆様の力量次第ではありますが、今まで歩いてきた山行と照らし合わせて、自身のレベルにあった登山となるかはご確認をお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ

  

季節によってはヤマビルに要注意…

仏果山一帯にはヤマビルが非常に多く生息しており、特に春から秋、雨上がりや湿度が高い時期は要注意です。

4月~11月頃が活動期で、特に気温20度以上で雨が降る日や雨上がり(梅雨、秋雨時期)に活発となるようです。

仏果山周辺の山岳の登山口には、下の写真のように忌避剤が置かれているようなので、見かけた場合はお借りするのも一考でしょうか。万全を期したいのであれば、塩水スプレー・殺ヒル剤などを持参するのがベストでしょう。

ただ、個人的にはヤマビルのいない時期に登山するのがベストかなと思っています。私自身、3月下旬に仏果山登山を敢行しましたが、ヤマビル被害は皆無でした。

当然、その年の気候や気象条件によって変わってくるものと推察しますが、積雪も少ないエリアなので、冬季に狙ってみるのも良いのかもしれませんね。

  

今回歩いたルートマップ・コースタイム

ルートマップ

以下は私が歩いた際のコースとなります。

移動距離は10.8㎞、登り1,185m、下り1,128mとなりました。私自身の山行をヤマップ・ヤマレコで計測したものとなり、ご参考までとしてください。

国土地理院地図を加工して作成
  1. 小田急線本厚木駅からバスで半増坊前バス停までアクセス
  2. 経ヶ岳・仏果山・半原高取山などの山々を縦走して宮ケ瀬ダムに下山
  3. 宮ケ瀬ダムを観光し、半原バスターミナル(若しくは愛川大橋バス停)まで歩いて移動
  4. バスで小田急線本厚木駅まで移動して帰路

なお、今回は時間の都合もあり、半蔵坊前バス停から縦走を開始しましたが、上荻野バス停から登り始めるコースもございます。

なお、コースマップについては、フリーハンドで作成しています。あくまで目安としていただき、実際の登山の際には、地図やGPSアプリの使用をお願いします

なお、仏果山が初心向けの山として紹介されている書籍やメディアをよく目にしますが、それはあくまで半原バス停から登山を開始するルートを想定しているようです。今回の縦走コースは初心者向けのコースではありませんので、お間違いのなきよう…(*- -)(*_ _)ペコリ

  

コースタイム

登山口から半原バスターミナルまでの標準コースタイムは約5時間5分となっています。

以下は私が実際に歩いた際のコースタイムとなっています。

  • 9:30 半増坊前バス停 出発
  • 10:55 経ヶ岳山頂(休憩20分)
  • 12:51 仏果山 山頂(休憩30分)
  • 13:50 半原高取山 山頂(休憩20分)
  • 14:50 オススメ展望ポイント到着!
  • 15:20 宮ケ瀬ダムへ下山

  

仏果山(相州アルプス縦走)の難易度・所感

個人の見解となりますので、あくまで参考情報としてください(*- -)(*_ _)ペコリ

危険個所は特段無しというのが、実際に歩いてみての感想です。

ただ、気を付けた方が良いかな?と感じた部分があって、それは尾根上の痩せ尾根部分となります。

特に経ヶ岳からの下りは急斜面で土がむき出しでかなり歩きにくい部分です。

また、仏果山の山頂直下も岩場の痩せ尾根で気を付けるべきポイントであると感じました。

何度も恐縮ですが、あくまで強いて言うならばというレベルなので、過度に恐れる必要はないかなというのが個人的な印象です。

良い風に言えばスリルがあって歩きごたえあり!…といったところでしょうか。

・・・

なお、登山道は明瞭で道に迷うことはありませんでした。案内板も適度に設置されている印象です。首都圏近郊の人気のエリアということもあって、週末は非常に多くのハイカーが歩いており、安心感があったというのが感想です。

ただし、区間によっては人気ひとけのない区間も有ります。必ず地図及びGPSアプリの用意をお願いします。

  

登山口までのアクセス

公共交通機関を使用してのアクセスをご紹介します。なお、今回は縦走路のご紹介ということもあり、マイカーでのアクセスについては割愛です(*- -)(*_ _)ペコリ

・・・

以下はアクセスの概要です。

  1. 小田急線本厚木駅までアクセス
  2. 神奈川中央交通・半原行バスに乗車(約35分)
  3. 半蔵坊前バス停で下車し、登山口まで徒歩(約15分)

バスの時刻表については、神奈川中央交通さんのHPでご確認をお願いします。ただ、土日・祝日であっても、バスの本数は多く、毎時2本ほどバスが運行されています。

  

【ここから登山の模様】登山口までのアクセス

今回の旅の出発地点は小田急線の本厚木駅でございます。

はじめての降り立った駅であるのですが、正直な話、ここまで繁華しているとは思っておらず、少しだけうわついてしまう田舎者の自分がいます…。

目当てにしている半原行きのバスについては、既に多くの方々が列をなしており、泣く泣く最後尾へと並びます。まさかここまで混み合うとは想定外でした…。

私の後にも列は伸び続けており、乗り切れるのかと少し不安になりましたが、常駐している係員さんがすぐさま臨時便を手配してくださったようです。

2台体制で座席にもあぶれることなく移動することができました(*- -)(*_ _)ペコリ

なお、バスにはいくつか種類があるようですが、取り敢えず半原行きのバスに乗車すれば、半蔵坊前(若しくは上荻野バス停)まではアクセスできますよ!

また、宮ケ瀬行きのバスも運行していますが、縦走するのであれば下山時に使用するバスとなりますので、乗り間違いに要注意

・・・

さて、つつがなく半増前バス停に到着です。

私を含めて数名のハイカーが降車しました。上荻野バス停から登り始める方も多いらしく、どちらかというと半増前から歩き始める方が少数派のようですね…。

さて、ここからは登山口までのアクセスをダイジェストチックにご紹介させていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ

①まずはバスが通ってきた412号線まで戻りましょう。半増坊の山門をくぐったところに、車道脇の歩道に出られる階段があるので、そちらを辿るとGOODです。

②歩道に出たらひたすら直進です。関東ふれあいの道が設定されているようで、案内板も多数設置されています。

③右上写真に写っている看板に従って、カーブを右手に入っていき、再び直進。

④上の赤矢印の通りに進んでいただければ、登山口に到着です。橋を渡れば本格的な登山の開始となります。

ちなみに上の写真の木箱には、ヤマビル忌避剤が入っているようです。

なお、リサイクル工場を目指して歩いて行くとわかりやすいと思います(*- -)(*_ _)ペコリ

さて、登山開始でございます。立ち上がりはまったりスタートといった様相ですが、すぐに坂道となりますのでご安心を(?)

さて、開始早々ですが、大変有り難くない看板に目が留まります。

記事の冒頭でもご紹介しておりますが、今回の仏果山・高取山の一帯はヤマビル天国と言われるエリアとなっているようで、気が付いたら足にヤマビルがくっついていたという話は珍しいものでは無いようですね…。

こちらの看板では『3月から10月頃まで出現します。』となっていますが、3月下旬である今日の登山は大丈夫だろうか…。と不安を感じる出足となったのでした。

・・・

登山を開始して、少し歩くと立派な砂防ダムの登場です。

ちょうどこの階段を登り終えたところからが、本格的な登り坂になっていきます。

登山道は明瞭でありがたい限りですが、よくある樹林帯歩きに辟易する区間であるかもしれません。

ただ、何も考えずこういう山道を歩くことは好きだったりするんですよね。

私事で恐縮ですが、最近はスマホでも仕事のメールを確認できるようになりました。唯一、心が完全に開放されるのは、こうして電波の届かない樹林帯の中で無心で歩いているときだけなのかもしれません…。

そんな寂しい男にはもっと優しくして欲しい感じる今日この頃です。

・・・

自分語りを交えつつ、坂道を引き続き登っていくと休憩用のベンチに到着~

まだ歩き始めたばかりでということもあり、休憩はしませんでしたが、足にヤマビルがくっついていないかの確認は行います…。

付着していないことを確認して、登山再開。

ベンチを超えてからは、ここまでの登山よりも斜度が増していくイメージです。

急に明るい登山道が現れるのですが、間伐されたのでしょうか?斜面の一角だけが開けており、なんだか異色な光景です。

間伐地帯のおかげで展望は良好。

こんな光景、最近見たなぁ~とデジャヴを感じたのですが、そういえば大高取山の山頂でした。

・・・

さて、こちらの間伐地帯の脇を登っていくと一旦林道へと合流します。現役の林道かはわかりませんが、一応、車には注意していきましょうか。

少し歩いていくと再び樹林帯へと再突入です。

・・・

林道から離れたあとも、そこそこの斜度の坂道を淡々と登っていきます。

経ヶ岳までの登山道➀
経ヶ岳までの登山道②
経ヶ岳までの登山道③

ふぅ~(´Д`) 一旦、尾根道にへと辿りつきます。

尾根道までたどり着ければ、山頂まではもう一息といったところではあるのですが、山頂の直下までこの坂道は続いていきます。ちなみに、『ここまでの登山道は急登と呼べるか否かの絶妙なラインだった』と、当時の私は記録していました…。

・・・

さて、尾根に沿ってひたすら坂道を登っていきます。

登山ではたまに見る光景ですが、こういった木の根が張り巡らされた登山道に美しさのようなものを感じてしまうのは私だけでしょうか?

不規則に伸びている根っこからは、生命の力強さとたくましさを感じられます。なんだか登山道に絨毯を敷いてくれているような気もしていて、なんだか歩くためのモチベーションも湧いてきます。

こんな所を歩けるなんて!…と少しだけ幸せな気持ちになる場所。

  

  

ただ、メチャクチャ歩きにくいんですけどね。

転倒には要注意です…。

・・・

さて、引き続き、尾根の上を歩いて行きます。

経ヶ岳までの登山道④
経ヶ岳までの登山道⑤
経ヶ岳までの登山道⑥

開けた明るい場所が近づいてくると、ようやく本日の縦走の1座目である経ヶ岳に到着となります。

一旦、お疲れさまでした。

  

本日の1座目 経ヶ岳山頂の様子

そういうわけで、経ヶ岳の山頂に到着です。標高は633m。半蔵坊前バス停を出発して、1時間20分かけての到着となりました。

標高は1,000mにも満たない低山ではありますが、山頂の景観についてはなかなかなモノをお持ちです。

まずこちらが丹沢山塊方面の景観となります。

(少々わかりづらいですが…)塔ノ岳から蛭が岳までの稜線が一望できる場所となっています。数年前に日帰りで大倉BS→塔ノ岳→蛭が岳と縦走したことがあったのですが、遠目に見ると、すごく距離があるように見えます。

よくこんな距離を歩いたもんだ!…と少しだけ自分を褒めてあげたいっ!

少しだけ角度を変えると今度は大山方面となります。

大山の標高は1,252mとなっていますが、正直、もっと背丈があるんじゃないかと思わせてくれるくらいの風格で、関東近郊のハイカー御用達となっているのもうなずける山容です。

山頂の光景はこんなところでしょうか。眺望が開けているのは丹沢・大山方面のみとはなっていますが、満足の行く光景でございました(*- -)(*_ _)ペコリ

・・・

山頂については4人掛けのベンチが二つ設置されていましたが、ひっきりなしに人が登ってくるので、座れる気がしませんでしたね…。

皆様の動向を伺っている限りでは、荻野高取山・華厳山方面から縦走してきている方も多くいらっしゃるのが少し驚きでした。山と高原の地図を見ている限りでは一部の区間が破線ルートとなっており敬遠していたのですが少し調べ方が甘かったかな…。

最後に、是非、ご紹介したいのが山頂にて配布されていた西山登山マップでしょうか。

西山とは経ヶ岳とその南側に連なる華厳山と荻野高取山を指すようですが、こちらのマップを拝見している限りでは、荻野高取山の麓にミツマタ桃源郷と言われるスポットがあったようなんですよね…。

今回の登山日は3月下旬ということで、ちょうどミツマタの見ごろを迎えていた時期でもあり、なんでこんなスポットに気付けなかったのかと自身に少し腹がたったりもしましたね。アンテナ低すぎるよ…。自分。

まぁ、クヨクヨしていても始まらないので、次を目指すこととしましょうか。なにせ本日の1座目を登ったばかりですからね…。

  

経ヶ岳から仏果山の山頂までの模様

さて、経ヶ岳の山頂から縦走を再開するわけですが、経ヶ岳からは一気に標高を落としていくことになります。

写真では伝わりにくいかもですが、むき出しの土のおかげでとにかく滑る滑る。

階段状にキレイに整備はされているのですが、段差に積もった砂利と落ち葉のせいでとにかくズルっといってしまいそうで区間です。

スッテンコロりんと尻落ちをついてしまわないかと、ビクビクしながらゆっくりと下っていきましたとさ…。

さて、急な坂道を下り終えると痩せ尾根へ。

こちらの痩せ尾根の途中で、山頂に続き、またもや展望箇所となります。

さすがに休憩は取りませんでしたが、こちらの方が大山方面の眺めがよかったと思います。もしかしたら、山頂から少し歩いてこちらで休憩したほうが、ゆっくりできたかもしれません。

そのままさらに下ると半原越えというポイントに到着です。

ご覧の通りですがここまでは車道が通じており、こちらの半原越えを起点としてマイカー登山をすることも可能なようです。羨ましくなんてないぞ!

峠の樹木の合間から、縦走の先の景観を覗き見ることができます。

当初左手にある尖った山が仏果山かと思っていのですが、革籠石山かわかごいしやまという山で、仏果山はもう少し奥に位置してます。

さて、関東ふれあいの道の看板で半原越えの由来でも確認しておこうと思ったのですが、看板の左下に気になる張り紙がががが…

ツキノワグマ出るみたいですね…。

そりゃそうか…。という感想しか抱かなかったのですが、ヤマビルに怯え、クマにも警戒しないといけないとは…。なかなか一筋縄ではいかない縦走路となりそうです。

・・・

さて、縦走再開

個人的な感想とはなりますが、こちらの半原越えからがアップダウンが辛くなってくるポイントとなっています。ここからお目当てとなる仏果山までは、革籠石山・熊古谷山という二つのピークを越えて行かねばなりません…。

まず尾根に上がるために、グイっと登りの区間となります。

半原越えからの登り①
半原越えからの登り②
半原越えからの登り③

写真でどこまで伝わっているかは不明ですが、なかなかハードな登り道です。

平坦な道のりがまったくないわけではないのですが、さすがに足に効いてくる登山道です…。

そんな登山道を歩いていると現れるのがリッチランドという看板

金持ちの豪邸でもあるかい!

…と心の中でツッコミを入れましたが、単に東丹沢にあるキャンプ場のようですね。

・・・

さて、そのまま登山道を進んでいくと脇にポツンと設置されたベンチが姿を現すことでしょう。

このベンチから少し進んだ先からが、革籠石山までの急登区間となりますので、こころの準備をお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ

  

そして、その革籠石山までの急登がコチラです。

坂道を見上げるたびにため息しか出なかった区間です。

この革籠石山まで登りが縦走路中で一番辛い区間であったかもしれません…。

ようやく山頂碑が見えたころには喝采を上げたい気分でしたね…。

・・・

そういうわけで革籠石山に到着です。標高は640m。

展望も何もない山頂ではあるのですが、山頂碑が気合入っていたので、こちらでも記念撮影を行っておくこととします。

苦労して登頂したピークではあるのですが、本当に何もないので、次へと向かうとしましょうか…。

・・・

さて、革籠石山からは、一旦、登山道も穏やかになる印象です。

そんな天国のような登山道も長くは続かないのですが…取り敢えず、次のピークである熊古谷山に到着です。

コチラはかなり可愛い山頂碑。

…というよりかなり小さいですね。この山頂碑に気付かずに歩き過ぎていくハイカーも多いんだろうなぁ。

どうしてここまでの格差をつけてしまったのか…。若干、不憫に感じてしまう山頂でしたとさ。

・・・

さて、熊古谷山の山頂を出発してからは、もう暫く歩きやすい登山道が続いていきます。

ただ、歩き続けていくと次第に尾根筋が狭く、弱々しい登山道へと移り変わっていきます。

仏果山までの痩せ尾根①
仏果山までの痩せ尾根②
仏果山までの痩せ尾根③

足を滑らせたら一発でアウトとなるようなポイントも…。

あんなに歩きやすかった登山道がいつの間にかスリリングな痩せ尾根あるきの舞台にすり替わっていく…

また、鎖場をトラバースしたり、ハシゴを登ったりとなかなかアスレッチクな登山道ですね…。

仏果山までの痩せ尾根④
仏果山までの痩せ尾根⑤

取り敢えずブログの文面は読み飛ばしていただいて良いのですが、熊古谷山から仏果山までの痩せ尾根については、注意を払って歩く必要があるということだけは、覚えておいて欲しい!…と思った次第です。

ただ、危なっかしい登山道ではありますが、随所に展望ポイントありますので、休み休み進んでいきましょう。

こちらの痩せ尾根を歩き終えると仏果山に到着となります。

一旦、お疲れさまでした。

  

展望台のある山頂 仏果山の様子

そういうわけで仏果山の山頂に到着です。標高は747m。

半蔵坊バス停からは約3時間15分ほどでの到着となりました。途中からはまったく気にしていませんでしたが、ヤマビルの被害については皆無であり、一安心といったところ。

山頂についてはそこまで広いわけではありませんでしたが、ベンチが点在しており休憩にはピッタリと行ったところでしょうか。

ここまでの道のりは関東ふれいあいの道にも選定されていることもありかなり立派な案内板が設置されていますね。これはお金がかかっている…。

仏果山の山名の由来について紹介がなされていました。なんでも仏果禅師という高僧が修行していたことが由来となってるようですね。

さて、山頂のご紹介についてはこのくらいにしておいて、ここからは仏果山の名物である展望台へ足を運んでみることにしましょうか。

比較的大きな公園にしか設置されないであろう規模の展望台となっており、ここまでのモノをよく山頂に整備できたものだなぁと感嘆するばかりです。

それでは、いざ参る。

・・・

…そういうわけで、こちらが展望台上部からの景観となっております。

丹沢山塊と宮ケ瀬湖が見渡せる大展望となっており、苦労してここまで縦走してきた甲斐があったというものです。

とりあえずこの景観を眺められただけでも今日は満足かなぁ~と感じてしまうくらいの光景でした。

そして、『このアングルで写真撮るとめちゃカッコいいっすよ!』ということで写真を撮影してくださった2人組のお兄さん方。本当にありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ

角度を変えてこちらが都心部方面の光景となります。

気象条件があえば東京スカツリーまで見渡せるらしいのですが、霞んでしまって駄目ですね…。もう少し寒い時期にきていればとちょっとだけ悔やまれた瞬間でした。

そしてこちらが最終目的地である宮ケ瀬ダム方面と半原高取山方面となっています。

正直な感想ですが、ここまではそこそこ辛い縦走路であったため、まだまだ歩くんだな…という負の感情が湧き上がってきた場所だったりもします…。

最後の展望台から真下をのぞき込んでみましたが…結構、高いですね。

ちょっとだけ足がすくんでしまいました。

・・・

山頂は若干駆け足での紹介となってしまいましたが、ここから宮ケ瀬ダム方面へと下山するにあたっては、コースタイムを1時間30分は確保しておきいたいので、早々に出発することとします。

バイバイ。仏果山。

  

半原高取山までと山頂の模様

さて、仏果山の山頂を後にして、最後のピークである半原高取山へと向かいます。

仏果山の標高が747mとなっていましたが、半原高取山の標高は705mとなっています。アップダウンの激しい登山道というわけでもなく、仏果山までの登山道と比べると穏やかな登山道が続いていきます。

個人的なイメージですが、ご当地アルプスと呼ばれる場所はこういうのどかで優しい場所を想像してしまうのですが、私だけでしょうか?

道中で宮ケ瀬越という鞍部を通過して、ここから山頂までは少しだけ登ります。

ただ、そこまで苦労した記憶はありませんね。

気付くと山頂までは0.05mのところまで来ていたようです。…というかここまで距離を刻んだ案内板を始めてきた気がします。

・・・

そういうわけで半原高取山に到着です。標高は705m。

当ブログでは半原高取山と表記を行っていますが、経ヶ岳を挟んで南側にも高取山が存在しているからでございます(*- -)(*_ _)ペコリ

仏果山の山頂と大きく違うところは、一部、関東平野方面の展望が開けているところでしょうか。

開放的な場所となっており、こんなところでランチができたら、さぞ美味しかったでしょうね。まぁ、先ほどの仏果山で行動食を全て食べつ尽くしてしまったんですが…。

仏果山からそこまで距離が離れているわけではないのですが、こちらの半原高取山にも展望台が設置されています。

正直、結構、疲れていたのですが、そこに展望台があるからには登らざるを得ないでしょう。これも悲しい登山者のさがというものでしょうか…。

・・・

そして、こちらが半原高取山からの展望でございます。

宮ケ瀬湖・丹沢山塊に近づいたということもあって、より丹沢らしさが出ている光景かなと思っています。個人的にはこっちの展望台からの景観の方が好きかな。

その分、関東平野方面の景観はスケールダウンしたかな…という印象なんですけどね。

次に大山方面の景観です。

足元にいくつもの山塊が鎮座してもなお、ひょっこりと頭を出して存在を主張している様子がちょっとだけ可愛く感じられる光景でした。

展望台からは先ほどまで滞在していた仏果山も眺めることができるのですが、よ~く目を凝らしていただければ、山頂の展望が確認できるのがわかりますでしょうか?

正直、展望台からの景観という点では半原高取山に分があるというのが本音です。

さて、山頂で見るものも見たので下山を開始することとします。

今回は2つの山頂で2つの展望台に登ってみましたが、ひっきりなしにハイカーが登ってくるようで、かなり盛況であるように感じました。

展望台なんて邪道だと感じる方もおられるかもしれませんが、ハイカーの方々にも愛される山域なんだなぁということを改めて実感するとともに、『こんな山頂があってもいいじゃない!』…と感じた山行になったのでしたとさ。

  

半原高取山からの下山の模様

さて、最後のピークを登り終えて、あとは消化試合である…

…と行きたいところなのですが、これだけで終わらないのが相州アルプス縦走の良いところだと思っています。

・・・

まずは、宮ケ瀬ダムサイト方面へと下山を開始~ここからは単調な下り坂になるので、足への負担は軽くなる印象です。

ただ、若干、痩せ尾根の名残が残るところもあるので、そこだけは注意かなと。

ごく一部の区間となるので、そこまで構える必要は無いんですけどね。

気付くと歩きやすい樹林帯の登山道へと移り変わっていることでしょう。

そんな登山道を下っていると唐突に展望スポットが現れるので、ここは必ず足を止めていただきたいっ!

  

どうでしょうか?ダイナミックな光景だと思いませんか?

どうしても電線が映り込んでしまうのが気になるところなのですが、ポツンと置かれたベンチと、切り立った崖地の先には宮ケ瀬湖が広がっており、とても開放的な場所となってます。

宮ケ瀬ダムへの下山を急ぎたいところではあったのですが、この光景が現れてしまっては足を止めざるを得ない。そのくらい気に入ったポイントとなりました。

正直、縦走前までは、山頂の展望台からの光景がメインとなるんだろうなぁ。…思っていたのですが、この景観が今日の山行のハイライトとして今でも印象に残っています。

これからもこんな印象に残る景観をたくさん眺められたら良いな。

…なんてことを考えていました。

さて、あまり景観を楽しんでばかりいると本当に日没を迎えてしまうので、名残惜しいですが下山を開始することとしましょうか。

・・・

ボチボチ下山をしていると、コチラも唐突に現れるのが山ヒル注意の看板です。

登山冒頭はかなり恐れていた存在ではあったのですが、そういえば途中からその存在を完全に失念してしまっておりました。

慌てて足回りを確認してみましたが、完全に被害は0でした。もう少し湿気が強くなってきてからが、彼らの本領発揮となるんでしょうね…。

そんなことがありながらも、下山を勧めているとようやく宮ケ瀬ダムが見えてまいりました。

これで一安心と行きたいところなのですが、このダムサイトに降りるまでの最後の下り坂についてはかなりの急坂となっているので、最後まで気を引きして進みましょう。

下り切ると本日の最終目的地である宮ケ瀬ダムへと到着となります。

大変お疲れさまでした(*- -)(*_ _)ペコリ

  

宮ケ瀬ダムの観光編

そういうわけで宮ケ瀬ダムに到着となりました。

相州アルプス縦走中は意外とアップダウンが激しくかなり消耗してはいたのですが、こういう巨大建造物を眺めるのが大好きだったりもするので、ここはテンションで乗り切ります。

甘いものは別腹ですが、巨大建造物もそれと同じなのです。

・・・

それでは、早速、見学開始~

宮ヶ瀬ダムは2000年に完成した比較的新しいほうのダムとなっており、日本の『ダム湖百選」にも選定された首都圏最大のダムとなっています。

結構、遅い時間の到着となったのですが、観光客はそこそこいらっしゃいましたね。わざわざ見に来る価値のある場所。それが宮ケ瀬ダムなのです!

それでは早速展望施設へと足を運んでみましょう。

やはりダムということで山の深い所に設置されているのがわかる光景。

景観的にはイマイチかもしれませんが、今日は仏果山・高取山で、散々、眺望を楽しんでいたので良しとしましょうか。

内部はダムの学習室のようになっており、ダムに無知であったとしてもこちらで学習するのもありですよ!

…とはいえ、あまり興味がない方が大半だと思うのでこちらはバッサリ割愛です。すこしでも面白そうだと思った方は、是非、足を運んでみてください!

こちらの放水口からは観光放流も行われているようなのですが、本日の営業は終了してしまっていのが残念です。

仕方がないので、後日、訪れることとしましょうか。

観光放流については、毎週水曜日、第2、4金曜日、第2日曜日に実施されるようです。

・・・

そして、最後にどうしても体験しておきたかったのがコチラのインクラインでございます(*- -)(*_ _)ペコリ

インクラインとは、ダムの維持管理のため外部を点検する施設として設置された昇降設備のこと。現在はこうしてダムの外観を見学することのできる体験型施設として、立派な観光資産となっております。

無料で下まで降りることのできるエレベーターもあるのですが、インクラインに乗車してダムの外観をじっくりと観賞できる施設はそうあるものではありませんので、是非、乗車してみることをお勧めさせていただきます!

インクライン料金
・大人(中学生以上):往復700円(片道400円)
・子ども(小学生):往復300円(片道200円)
・幼児(4歳~就学前):往復150円(片道100円)

そういうわけで早速乗車~

上から眺めている分には傾斜は穏やかななように見えていましたが、これはなかなか斜度ですね…。

登山であれば確実に急登と呼ばれるくらいの斜度となっています。

普通の観光地にあるロープウェイよろしく、こちらのインクラインでもすれ違いが発生します。

普段見る機会のない光景に興奮しっぱなしだったのですが、こういう感想を抱くのは私だけでしょうかね…。

インクラインの山麓駅まではたっぷりとダムの外構を舐めますように鑑賞していたのですが、如何いかんせん、窓ガラスが反射してしまって満足の行く写真が撮れなかったことだけが、心残りかな…。

なんだかんだで、あっという間に山麓へと到着してしまいました。

なんならもう一往復してやろうかとも思ったのですが、まさかの営業終了ということで願いは叶わず…。これはやっぱりもう一度こないといけないかなぁ。

さて、最後に宮ケ瀬ダムの雄姿を眺めて帰ることにします。

珍しい光景を拝ませていただきありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ

宮ケ瀬ダムにはまた来るぞ!

・・・

最後に軽く帰路のご紹介をして終了とします(*- -)(*_ _)ペコリ

ダムを出ましたら県立あいかわ公園の脇を突っ切って愛川大橋バス停へと向かいましょう。

なお、本厚木駅行きのバスの本数は1時間に一本程度となっているので、ちょうどのバスが無い場合は、半原バスターミナルまで移動するのもお勧めです。

愛川大橋バス停からは600mほどなので、疲れているかもしれませんが歩いたほうが、待つよりも早めに帰ることができるかもしれませんよ!

・・・

さて、本厚木駅へと戻ってからは、駅近くのバッファローキングという老舗のステーキ屋さんでお肉を嫌になるほど平らげて帰路につきましたとさ。

おしまい。

  

仏果山の登山を終えて

心地よいと疲れと充実感を感じた一日だった!

…といのが経ヶ岳・仏果山・高取山を縦走したあとの感想でした。

正直、想像していた以上のアップダウンに辟易へきえきとした部分もあるのですが、それを持ってしても有り余るほど素晴らしかったのが、山頂の展望宮ケ瀬ダムの光景であったと思います。

そして、自分の行ったことのない場所で、こんなにも多様な景観を楽しめる場所がまだまだ沢山あるんだろうな…と感じてしまいます。

  

そういう風に考えると、来週もまたどこかに出かけないとな!

…と思うのでありました。

・・・

さて、ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

これからも、このような形式で試行錯誤をしながらブログを更新していきたいと考えています。皆様におかれましては、たまにで良いので当ブログを覗いていただけますとこれほど嬉しいことはございません。

  

あなたの次回の縦走で素敵な景色と出会えますように!
(あと巨大建造物にも出会えますように!)

  

それでは。

  

・・・

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