【四阿屋山】スリルある鎖場を抜けた先にある光景は?【アクセス・登山難易度・奥秩父の旅DAY1】

低山

こちらの記事では『四阿屋山(あずまやさん)』の見どころ・難易度・コースタイム・アクセス・登山の模様等を写真多めで解説しています。

今回は埼玉県小鹿野町にある四阿屋山に登山してきました。標高は771mです。

(なお、日本百名山にも選定されている長野県の四阿山とは完全に別物の山です。)

  

四阿屋山の魅力を短くまとめると花あり、スリルあり、展望ありという登山界のハッピーセットのような場所です。

極めつけは、登山口至近の『道の駅両神温泉薬師の湯』の存在。

下山後には温泉も楽しめて『いたせりせり尽くせりな山』であったりもします。

  

ただ、お世辞にもアクセスに恵まれた山とは言えません。

せなか
せなか

マイカーでのアクセスが理想的な場所ではありますが、車を持たない身分であるわたくしは、いつものごとく、公共交通機関を使用して登山して参りました。

  

そういうわけで・・・

以下からは、アクセス・難易度・コースタイムをご紹介させていただいますので、皆様の登山計画の一助となれば幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ

また、私自らが歩いた際の模様についても記事としておりますので、そちらも併せてご覧いただければ、よりイメージが湧きやすいかと思います。

(登山日:2024年4月末)

  

四阿屋山の難易度・コースタイム

私は【行き=鳥居山コース】、【帰り=薬師堂コース】を使用したので、そちらを前提でご紹介します。

出典:国土地理院電子地図を編集

  

難易度

前半はなだらかなハイキングコースで危険を感じる場所は特に無いように感じました。

ただし、両神神社奥社からは様相が一変します。

登山道中で通過する両神神社奥社

  

岩場・鎖場が連続し、切り立った崖地をしばらく進むこととなります。

ただ、上級者向けとか言われれば、それは言い過ぎというのが所感です。落ち着いてゆっくり登れば難しいものではありません。ちょっと山に慣れてきた人が登る中級者向けくらいの印象を受けました。

なお、踏み跡に関しては明瞭に残っている印象です。案内板も多く設置されており、道迷いの危険性は低いと感じました。

しかし、一部でコースの分岐が多すぎてわかりづらい場所もあります。道の駅では簡易なハイキングマップも配布されているので、受け取っておくことをおススメします。

なお、鳥居山コース、薬師堂コースとは反対側からアプローチする『つつじ新道』というコースも存在します。こちらは、未使用のため紹介は割愛とします。ほぼ垂直な岩壁を直登するなど、上級者向けのルートのようなので、挑戦を考えている方は他のブログで情報の収集をお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ

  

筆者のコースタイム

写真を撮ったり、花を観賞しながらゆっくりとしたペース登っています。ご参考までとしてください。

四阿屋山登山のコースタイム
  • 8:14
    西武秩父駅 到着

  • 8:20
    小鹿野町営バス 乗車

  • 9:14
    両神温泉薬師の湯(登山口最寄り) 到着

  • 9:40
    登山開始
  • 11:00
    四阿屋山山頂 到着

  • 11:40
    山頂出発

  • 12:40
    GOAL! 下山完了

  

四阿屋山の見どころ 4つご紹介♪

今回の使用した鳥居山コース薬師堂コースで立ち寄ることのできる見どころをご紹介します。

  1. 趣ある木造のたたずまい 埼玉県指定有形文化財の薬師堂
  2. 2月~3月見ごろのフクジュソウ
  3. 両神山を一望できる四阿屋山山頂からの景観
  4. 下山後に一風呂!道の駅両神温泉薬師の湯

  

趣ある木造のたたずまい 埼玉県指定有形文化財の『薬師堂』

登山口の最寄りである『道の駅両神温泉薬師の湯』から徒歩3分に位置しています。

何故、この場所を勧めるのか?

その理由は、『古風な木造の建築物で圧倒的な存在感がある』からです。

(ところどころ改修はされているようですが、)室町時代の建築物が未だに健在というのは、文化的にも、歴史的にも非常に価値のあるものとなっています。

古くから山岳崇拝の対象として、両神山と四阿屋山、二つの霊山の麓にある薬師堂。(中略)天正12年(1585年)以降、鉢形城主 北条氏邦により再建された。県内の室町時代建築の特徴を伝える数少ない建造物として文化財指定を受けています。

出典:四阿山法養寺 薬師堂より抜粋

  

個人的に『特殊な建築物を眺めるのが好き♡』という、特殊なフェティシズムの持ち主なので、この建物を初めて見た際には、その趣ある容貌に衝撃を受けたくらいでした。

『鳥居山コース』、『薬師堂コース』を辿る場合は、登山口の入り口の通過点にもなりますので、併せて立ち寄ってみることをおススメします。

なお、眼病に霊験があるようで、お悩みの方も是非どうぞ!

四阿屋山法養寺 薬師堂
住所:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄2266-1

  

2月~3月見ごろの『フクジュソウ』などの花々

四阿屋山はフクジュソウの群生地として有名です。見ごろとなる2月~3月頃は多くのハイカーたちで賑わいます。

明るい色で可愛らしい花びらが特徴的。春の訪れを感じさせてくれる花です。

  

また、フクジュソウの見ごろを外していても、登山道途中には季節ごとの花々を愛でることのできる山となっています。

私が訪れたのは、ゴールデンウィークの最中でしたが、ツツジや遅咲きの桜が登山の道中を彩ってくれました。

  

両神山を一望できる『四阿屋山』山頂からの景観

スリルある鎖場を抜けた先の山頂からは日本百名山にも選定されている両神山を眺めることのできるビュースポットとなっています。

両神山は奥秩父の奥深くに鎮座している山で、遠方からは確認できるけど、近くで眺められる場所はそう多くないように感じます。

四阿屋山山頂からでも『ちょっと距離があるかなぁ…』という印象ですが、それでも印象的に残る景色となりました。

  

下山後に一風呂!『道の駅両神温泉薬師の湯』

下山後、即座にお風呂に浸かれるのは大変ありがたいことです。

こちらで登山や運転の疲れをゆっくりと癒していきましょう!

浴槽は開放的な造りで申し分ないのですが、それ以上に休憩スペースが非常に凝った造りになっているのが印象的でした。ハンモックやテントが設置されており、ゆったりとくつろぐことも可能です。

  

ちなみに併設されている道の駅の売店や温泉施設の売店では、両神山四阿屋山登山バッチが販売されていました。

バッチコレクターの方については、お買い求めをお忘れなく!

両神温泉薬師の湯
住所:小鹿野町両神薄2380
営業時間:【温 泉】AM10:00~PM8:00(最終入場PM7:30)
     【定休日】火曜日
     【直売所】AM9:00~PM5:00
料金:中学生以上700円 小学生以下300円(モンベル優待適応あり。)

  

四阿屋山登山口までのアクセス

公共交通機関でアクセスする場合

登山口の最寄りである両神温泉薬師の湯(若しくは薬師堂)までは基本的にはバスを使ってアクセスする必要があり、乗り場は➀西武秩父駅又は②三峰口駅となります。以下はそれぞれのバスの乗り方について解説します。

なお、バスに乗る駅を➀西武秩父駅からとするか②三峰口駅とするかは、皆様のお住まいの自宅からのアクセス、又はバスの時効表を勘案して決めていただく必要があります。

  

  

➀西武秩父駅から乗車する場合

まずは西武秩父駅までアクセスし、駅から出て4番乗り場から発着する小鹿野町営バスで『両神温泉薬師の湯』行きに乗車しましょう。

画像は西武秩父駅前バス乗り場

乗車するバスに関しては、午前に2本のバスが出ています。(令和5年4月1日ダイヤ改正時点)

西武秩父駅発両神温泉薬師の湯 着
第1便08:2009:09
第2便10:2011:09

どちらのバスに乗車しても日帰りでの四阿屋山登山は可能とは思いますが、安全登山の観点からは早い方のバスに乗車することを推奨します。

  • 乗車時間は約50分
  • 運賃は500円
  • 交通系ICカードは使用できません。
  • 帰りのバスについては午後に3便あり
  • 両神温泉薬師の湯を18:15に出発する便が最終

御花畑駅(西武秩父駅から徒歩約5分)⇔三峰口駅間は5駅20分ほどなので、帰りのバスは三峰口駅を使用するのもありかもしれません。

バスの本数は少なめですが、薬師の湯に浸かって時間調整を行えるのがありがたいところです。

  

②三峰口駅から乗車する場合

こちらの方がバスの便数は多めです。午前の便は4本ありますが、こちらも安全登山の観点から早めの出発を心がけたいところです。

三峰口発両神温泉薬師の湯着
第1便7:488:06
第2便8:559:13
第3便10:4010:58
第4便11:4011:58
  • 行先のバス停は日向大谷口又は両神庁舎前となります。
  • 乗車時間は約20分
  • 運賃は500円
  • 交通系ICカードは使用できません。
  • 帰りのバスについては午後に5便あり
  • 両神温泉薬師の湯を17:55に出発する便が最終

・・・

なお、いずれの情報も2025年1月時点の情報です。最新の時刻表、運賃などについては、小鹿野町観光協会のホームページでご確認をお願いします。

時刻表については、西武秩父駅からバスに乗る場合は【西武秩父駅線】、三峰口駅からバスに乗る場合は【日向大谷・三峰口線】となります。

ちなみに、どちらのバスも乗車客の9割以上は両神山へアクセスする方で占められています。そこそこ混み合いますので、座席を確保したい場合は駅に着いたらすぐに移動しましょう!

  

車でアクセスする場合

四阿屋山の中腹に駐車場があるのでそちらを利用するのが良さそうです。トイレも有るようなので安心です。

四阿屋山駐車場
住所:埼玉県秩父郡小鹿野町両神小森

さて、長くなりましたが、以下からが私が実際に登山してきた際の模様となります。コチラも併せて読んでいただけますと幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ

  

【ここから実際の登山の模様】登山口までのアクセスの模様

皆様は最近ドキドキするような出来事はありましたか?

私の場合は今回の四阿屋山のバスの乗り換えで非常にハラハラしました…。

特急ラビューが西武秩父駅に到着するのが8時14分で四阿屋山登山口のある両神温泉薬師の湯行きのバスが出発するのが8時20分となります。

この接続が果たして間に合うのか?今回の旅が始まる前からそのことが悩みの種となっていました。

  

・・・

結論は余裕で間に合いました。事前の予習の賜物です。良かった♪良かった♪

ただ、私と同じく特急ラビューで到着したであろうと思われる方々は、バスに乗れても座席は確保できておらず、苦労されておりました。登山の前から50分も立ちっぱなしというのはこたえるので、ここで座席を確保できたのは大きかったです…。

  

・・・

50分ほどバスに揺られて道の駅『両神温泉薬師の湯』に首尾よく到着です。バス停の前には既に両神山の登山口である日向大谷口行きのバスがスタンバイしており、ここでの乗り換えで迷うことはなさそうです。

ちなみに乗り換え先のバスの運転手さんに『両神山行くならコッチに乗り換えだよ!』と声を掛けられました。今日は四阿屋山なんですと伝えると『面白いとこ行くねぇ!』と返されてしまいました。

ちなみに、嫌みっぽい言い方ではなく、単純に意外だっただけだと思います。しかし、四阿屋山に行くことはそんなに酔狂なことなのだろうか…。

  

改めて辺りを見回してみるとバス停の標識にも両神山が描かれています。この山が如何にこの地域のシンボル的なものであるかが伝わってきます。

登り終えた後だから言えることですが、四阿屋山も良い山なんだからもっと宣伝してくださいよと。(小鹿野観光協会さん、小鹿野町おもてなし課の皆さんよろしくお願いしますね(*- -)(*_ _)ペコリ)

・・・

さて、早速登山開始と行きたいところですが、まずは道の駅の内部を散策します。

  

地元の野菜や名産品が並べられており、午前9時過ぎと比較的早めの時間でしたが多くの人の出入りがありました。

お世辞にも都市部とは言えない場所ですが、こういう人の集まる場所があるっていいですね!

  

お土産コーナーには両神山の登山バッチとまさかの四阿屋山のバッチも販売されていました。

登った山の登山バッチについては基本的に有ればすべて購入しているようにしています。しかし、過去の登山仲間からは『無駄遣いするねぇ』と呆れられたこともしばしばありました。

  

『ここでの登山バッチの売り上げは回り回って登山界の発展につながるはず!』

・・・という言い訳は今思いつきましたが、本当にそうなれば良いなという思いで、今後もバッチは集めて行こうと思います。

なお、道の駅では四阿屋山のハイキングマップが配布されています。是非、受け取っておきましょう!

四阿屋山はそこそこ登山者も多く踏み跡もはっきりしているのですがハイキングコース上は分岐が多く山と高原の地図やスマホの地図よりか、配布されているパンフレットの方が便利です。

  

さて、あらかた道の駅を散策したところでいよいよ登山開始!

  

・・・といきたいところですが、道中でまたもや面白そうなものを発見したので立ち寄っていくこととします。

  

そちらコレっ!

異様なオーラを放つ木造のお堂です。正式名称は『四阿山法養寺薬師堂』というらしく、埼玉県指定有形文化財にも指定されています。

なんでも室町時代からの建築物らしく、足を止めざるを得ないようなそんな風格が漂っています。

実は結構な建築物フェチだたりするので、こういう異彩を放つ建築物の前ではついつい足を止めて写真んを撮ってしまう癖があります。

  

のんびりと写真を撮影を堪能し、登山口への移動を再開します。とはいっても、こちらの薬師堂から登山口までは徒歩約5分といったところです。今日は行程にも余裕があるので、のんびりと行きましょー

・・・

登山口はこちらの中華風のゲートをくぐった先となります。(若しくはここが既に登山口かもしれない…。)

ちなみにですが、中華風ゲートの目の前にある菖蒲園からは薬師堂コースへ向かうことも可能です。

私は行きは鳥居山コースを使用し、帰りに薬師堂コースを使用しました。どちらが登りに向いているとかは特に感じませんでしたので、お好みでどうぞ。

ゲートをくぐってしばらく進んでいくと観景亭という展望台に至ります。

観景亭とは

埼玉県と中国山西省は友好県省を締結しており、その友好の証として建設されたものとなります。そのほかにも近くに神怡館(しんいかん)という中華風の展示施設も建設され、現在ではボルダリング施設として賑わっているようです。

実際にはこちらの観景亭の手前に登山口があるので、完全に寄り道となりますが、徒歩で2分ほどなので立ち寄ってみることを強くおススメします。

  

そして、こちらが観景亭からの眺め。特筆すべき景色では無いかもしれませんが、こういう眺めは結構好きです。

小鹿野の里山の風景を一望できる展望台となっており、のどかで牧歌的な景観が広がっています。標高が少し高めのせいか、遅咲きの桜も見ごろを迎えていました。

ちなみに一帯は梅園となっているようなので2月下旬ごろに来ると素敵な風景に出会えそうです。

  

里側ではなく山側の方面に目を向けるといまから登頂を予定している四阿屋山がちょこんと頭を出しているのがわかります。

ここから見ている分にはとても急峻な鎖場があるようには見えませんが果たしてどなるか…。

  

観景亭から少し引き返し、下の写真部分からようやく登山開始です。

せなか
せなか

中華風のゲートをくぐってキレイに舗装された道をしばらく進むと山側に分岐があるので、見落とすことは無いと思います。私が問題なく見つけられたくらいですから…。

  

鳥居山コースを使用して四阿屋山の登山開始!

冒頭30分ほどはなだらかな尾根上の道を進みます。序盤は特筆すべきことは無かったかな…。

見ての通りではあるのですが踏み跡は明瞭、各地に案内板も設置されており山頂まで迷う箇所はありませんでした。

  

登山道を黙々と歩いていくと鉄塔の下に到着です。

  

お約束の一枚。

無駄に5枚も撮影していましたが、ここで注目して欲しいのは鉄塔ではなく景色のほう。

  

この鉄塔の近辺だけ樹木が切り払われており展望がききます。目を引くのはやはり奥秩父のクレイジーマウンテンとして有名な二子山

そこそこ距離は離れているのですが、それでも異彩を放つ二つの角は山座同定が得意でない私でも瞬時に判別がつきました。

どこまでも続いているような鉄線と奥秩父の深山のコントラストは画になる構図で、四阿屋山に来たなら立ち寄って欲しいポイントです。

  

・・・

さて、鉄塔からもう少し進んでいくと柏沢分岐というポイントに至ります。ここから傾斜が少しきつくなっていくイメージ

とはいえ鎖場の続く核心部はもう少し先の話。

  

柏沢分岐から15分ほど進むと両神神社奥社へと到着です。

奥社の前は広場状になっているので、核心部前の休憩には最適です。奥社は荒れているように見えますが、賽銭箱はあったので今日無事に下山できるようお参りさせていただきました。

  

山頂直下の核心部へ

さて、休憩が済んだところで現実と向き合いましょう。

ここから始まる核心部に向けて、注意書きもなかなか気合の入った造りになっています。ここまでは半分ピクニックのような気分でしたが、気を引き締めてまいりましょうか。

  

なお、鎖場や切り立った崖地を歩くのですが、落石についても注意が必要です。…というかむしろ、先行していたおじ様グループの落石に気を遣うハメなりました…。

改めて写真を見返してみるとあまり危険を感じるように映っていないような気がしますね…。ただ、足を滑らせて転落でもしようものならただでは済まない場所であることは間違いないです。

  

散々脅し文句を並べておきながら恐縮ですが、落ち着いて登って行けばそこまで難易度は高くありません。

鎖場と崖地の急登を経て尾根上に至れば難所は終了です。

ちなみに上級者向けのつつじ新道との合流地点もこちらになります。下山時に誤って進んでしまわないように!

  

尾根上の登山道をそのまま少し登って行けば四阿屋山の山頂となります。山頂直下にも鎖場はありはしますが、ここまでのものと比べると大したものではありません。サクッと登り切ってしまいましょう。

ひとまずお疲れさまでした。

  

四阿屋山山頂の様子

そういうわけで四阿屋山山頂に到着です。標高は約771m。

到着時刻は丁度11時で登山口からのコースタイムは1時間20分となりました。かなり巻いて到着したかな?という印象でしたが、標準コースタイムは約1時間30分となっており、そんなに巻いてはいなかった…。

  

山頂は狭めです。恐らく10人も山頂に滞在できないくらいかなと。奥まで進んでいくと一応ベンチは設置されています。

  

そして、四阿屋山からの眺めと言えばコレっ!

眼前にズドン!…とそびえる両神山です。今回はこの景観を目当てにしてきたようなもの。

  

山頂は樹木に覆われていますが、両神山方面は切り払われているようです。

ありがたい限りです。このような気配りが無ければこの四阿屋山も埋もれて日の目を浴びることは無かったんじゃなかろうか…。

  

山座同定の案内板がありますが、ほぼ意味を成していないのが悲しいところ。

  

さて、ひとしきり山頂からの景観を堪能したら下山を開始します。正直、入れ替わり立ち代わり登山者がやってくるので、この日は山頂でゆっくりできるような状況ではありませんでした…。

以下はダイジェストで山頂の写真を掲載します。

  

下山は薬師堂コースを辿って下山

帰りのルートについては、両神神社奥社まで戻ってからその少し先にある分岐から行きとは別の薬師堂コースを使って下山をします。

下山に率直感じたことですが、急登は体力的には辛いのですが恐怖感は下山時の方が倍増するということです。

何名か登ってくる来る方がいたので、落石をしないよう気を遣いしました。正直、下山時の方が精神的に疲れたかな…。

  

両神神社奥社を通過して、その先にある分岐を薬師堂コース方面へと進みます。(すみません、分岐の写真を撮り忘れました。)

  

ちなみに薬師堂コースの方面は分岐がいくつもあり逆に迷いそうになります。以下は下山の模様をダイジェストチックにどうぞ!

  

薬師堂コースを下っていくとまず現れるのが屋根付きの展望台です。

狭い山頂では無くて、こちら昼食としているパーティが何組かいらっしゃいました。

  

眺めについてはちょっとだけ樹木が邪魔してるかな…。

  

さらに下っていくと展望広場という場所に行き当たります。

広場にはポツンと枝垂れ桜が咲いており、とても風流ないで立ちをしていました。

若干見ごろは過ぎているようですが満開の時に来ていたら、さぞキレイな光景になってたんだろうな…。

  

さらに下っていくと鉄塔脇に到着。コチラは下に潜り込むことができないようになっているので、恒例の写真はなし。

  

このポイントは、上述の展望台よりも良いです。

写真の左側に写っているのは秩父のランドマークである武甲山です。本当に良く目立つ山だこと。

  

そのまま進んでいくと駐車場との分岐に到着。マイカーでアクセスする方についてはコチラからピストン登山が便利そうです。

このまま、薬師堂方面へと下山しても良かったのですが、周辺にはいくつかハイキングコースが整備されているようだったので、足の赴くままに探索することに。

  

山頂直下の鎖場さえなければ、四阿屋山は本当に気持ちの良いハイキングコースです。

  

最後は道の駅の裏手の斜面にある展望東屋に寄り道をして、フィニッシュです。

歩行時間は3時間にも満たない短めの登山となりましたが、たまにはこんなのんびりとした山歩きも悪くないかなと思ったり。

  

道の駅の周辺では稲作の準備が始まりつつあります。

この景色を見た瞬間、今年の登山シーズンがいよいよ幕を開けたなと感じたのでした。

  

【次回予告】

さて、今回の四阿屋山の登山の模様はいかがだったでしょうか?

本来であればこの山は『隠れた花の名山』というイメージが自身の中にあるわけですが、見どころであるフクジュソウとセツブンソウの見ごろをすっかりと無視して登山に訪れています。

これは意図的なもので、敢えてこの時期を選んで登山を敢行しました。

  

それは何故か?

  

理由はシンプルに2つ

  1. 両神山の雪解けの時であるから
  2. どうしても一度『両神山荘』に宿泊してみたかったから

・・・となります。

特に2.の両神山では滅多に味わうことのできない珍味が提供されるお宿ということでえ前々から興味を引かれる場所でした。

  

山に登りたい!という理由ではなく、宿のご飯が目的という登山ブログでは考えられないような所業ですが、両神山荘の滞在は非常に思い出に残る時間となりました。

そんな、両神山荘での滞在の記録は次回の記事とさせていただきますので、こちらも併せてお読みいただけると嬉しいです。(ちなみに、ついでの両神山登山も記事にしますのでそちらもよろしくお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ)

  

それでは。

・・・

  

  
ブログのランキングに登録しています!応援のほどお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

  

コメント

タイトルとURLをコピーしました