今回は埼玉県にある破風山(はっぷさん)に登山してきました。標高は約626mです。
皆野駅の西側にそびえる破風山からは、南側の展望が開けており、秩父平野を挟んで武甲山・大霧山を見渡すことができる眺望に優れた山です。
破風山の近くには『武蔵展望台』というポイントも設けられており、まさに武甲山と秩父盆地の絶好の展望台といったところ。
また、見どころは展望だけではありません。
秩父八景にも選定された『秩父華厳の滝』のほか秩父34番霊場にも選定されている『水潜寺』や温泉施設も点在していることから、日帰りハイカーには人気のスポットとなっています。
今回はそんな破風山をはじめとした皆野アルプスを縦走してきた際の記録となります。登山口までのアクセス、難易度、お勧めのコースなどをご紹介しておりますので、皆様の登山計画の一助となれば幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ
(登山日:2024年3月)
そもそも皆野アルプスとは?
秩父盆地の北側に位置する破風山をはじめとした前原尾根に連なる山々のことを指しているようです。
皆野アルプスについては多くの登山口・ルートが存在しており、どころからどこまでを皆野アルプスと呼ぶかは難しいところがあります。
ただ、皆野町の『破風山登山マップ』においては、秩父華厳の滝登山口⇔天狗山・大前山・如金峰⇔破風山山頂⇔前原山⇔大渕登山口のルートを皆野アルプスとして掲載しています。
『皆野アルプスを踏破した!』と高らかに宣言したい場合は、皆野町の破風山登山マップのとおりの道順を辿れば間違いはないのかなと。
ただ、岩場・鎖場・急斜面のある『アスレッチクな登山道』を越えて行く必要があります。準備については念入りに。
皆野アルプスの見どころは?
個人的に皆野アルプスを歩くのであれば、『外せないポイントだな』と感じている場所が2か所あります。
まず一つ目が『破風山の大展望』です。まぁ、これは当然ですよね。
秩父盆地を挟んでランドマークである武甲山がズドンとそびえる姿はまさに絶景と呼べる光景です。痛々しい石灰石の採掘の跡が目立ちますが、ほぼ正面から武甲山を眺められる場所です。
二つ目が『秩父華厳の滝』です。
日本三名瀑に数えられる日光の華厳の滝に似ていることから、この名が名付けられたようです。
本家の華厳の滝よりも格段にスケールは小さいのですが、逆にそこが良いところだと思ってます。
コンパクトでありながらも、そこそこ落差があって、水量が豊富。滝のすぐそばまで遊歩道が整備されていて、まじかで落差を感じられるのもポイントが高いです。
紅葉も綺麗なポイントとして知られており、季節を選べば風流な気分を味わえるかもしれません。
おススメ登山コース3つとそれぞれのアクセスをご紹介
秩父華厳の滝からの皆野駅まで(皆野アルプス縦走コース)
秩父華厳の滝を起点として、破風山を登頂後、皆野駅に下山するルートをおススメします。(破風山には8か所の登山口があり、多様なコース取りが可能ですが、個人的にはこのコースが一番おススメです。)
このコースを勧める理由は以下の3点です。
- 秩父華厳の滝は見ておいて損は無い光景であること
- 下山後の駅まで間でのアクセスが簡単
- せっかく『アルプス』と名乗っているのだから縦走してあげないと可哀そう
1つ目、2つ目の理由はそのままです。
3つ目はちょっとふざけたように書いてますが、真面目な意見です。登山において下山は消化試合のようになることも多いですが、縦走であれば、いつまでも初見の景色を楽しみながら、新鮮な気持ちで歩くことが出来ます。
幸いなことに、皆野アルプスであれば、破風山からの下山で『男体拝』という展望に優れたピークがあり、大渕登山口付近には『前原の不整合』という自然の景観を楽しむことが出来るポイントもあります。
スリリングな尾根道が続きますが、皆野アルプスに興味を持たれたのであれば、縦走に挑戦してみませんか?
都心部からの出発であれば、池袋始発の特急Laview(ラビュー)がおすすめ。1時間20分ほど西部秩父までアクセスできます。西武秩父駅からは御花畑駅まで移動して、秩父鉄道で皆野駅へ。
皆野駅からは、『皆野駅前』バス停から『秩父華厳前』バス停まで町営バスで移動。
皆野町営バスの時刻表については、以下のページをご参照ください。(秩父華厳の滝から登山を開始する場合は『日野沢線』の時刻表をご覧ください。)
参考URL:皆野町営バス時刻表
なお、2024年11月現在では、バスの本数は1日5本となっています。
皆野アルプスの縦走を考えている場合は、午前の8時48分か10時28分(いずれも皆野駅)の乗車を目指したいところです。
大渕登山口を使用した駅からのピストンコース
大渕登山口は破風山の登山において、2番目に利用者数の多い登山口となっています。(皆野町観光協会『登山者数の調査にご協力お願いします!』より)
皆野駅から徒歩約20分の位置に登山口があり、バスの時刻を気にせずアクセスできるというのが最大のメリットです。
駅前から破風山登山口までの案内もされているので、見逃さないように!
また、自動車でアクセスする場合は大渕登山口の近くに破風山登山者用の駐車場が設けられているのも嬉しい所です。
駐車場は緑の看板が目印です。
関東ふれあいの道を使用したお手軽ピストンコース(日野橋登山口)
破風山登山で一番利用されているのが、日野橋登山口となっています。(皆野町観光協会『登山者数の調査にご協力お願いします!』より)
皆野町営駐車場(ふれあい広場駐車場)を利用するのが便利です。
トイレ・登山届のポストあり。日帰り温泉の『満願の湯』も徒歩圏内です。
日野橋登山口からであれば、コースタイムで往復3時間とかからないことから、サクッと散策をしたいときにはおススメです。
バスでアクセス場合は皆野駅前のバス停から乗車して、『風戸(ふっと)』バス停で下車しましょう。
おすすめコースのまとめ
ただ、破風山だけの登山でも十二分におつりが戻ってきます。そのくらい眺望に優れた山です。最後にこんなことを書いては、身も蓋もないですが、その日の気分や体調でコースを決定するのが一番かもしれません。
破風山のコースタイム・難易度(皆野アルプスを縦走した場合)
筆者のコースタイム(皆野アルプスを縦走した場合)
秩父華厳の滝を起点とし、破風山を経由し、皆野駅まで歩き切った際のコースタイムは、4時間30分ほどとなりました。
ただし、秩父華厳の滝をゆっくり鑑賞し、破風山の山頂でも心行くまで景色を楽しんでいます。もっとキビキビ動けばコースタイムは縮まるはずです。
なお、皆野町の『破風山登山マップ』のコースタイムでは、概ね4時間ほどなっています。
登山の難易度について(皆野アルプスを縦走した場合)
皆野アルプスを縦走するに当たっては、若干、険しい箇所も有りますが、『登山に慣れてきたくらいの方にはピッタリかな』というのが個人的な感想です。痩せた尾根上はアスレッチクな印象で、鎖場や急な坂道の箇所が点在しています。
ただ、注意を要する場所でも慌てずに歩けば、そこまで難しい登山道ではないと感じました。
縦走する場合にしても、コースタイムで4時間とちょっとなので、体力的にもお手頃。『ちょっと登山に慣れてきたし少し難易度を上がった山に行きたいな』という場合に最適かもしれません。
また、ハイカーも多く、踏み跡も明瞭です。道迷いの心配は無いと感じました。
登山道については、『気を付けた方が良いかな?』というポイントが2つあります。
1つ目は、大前山までの急斜面と鎖場です。
天狗山から大前山へと縦走する場合、天狗山から鞍部までの急降下する必要があります。斜度が急で地面が露出しており、踏ん張り辛いポイントです。補助となるロープを使いながら、慎重に通過していきましょう。
無事、鞍部までたどり着くと大前山までの登りが始まります。そこそこ高低差のある鎖場がありますので、こちらも慎重に。
2つ目は、破風山から皆野駅方面へと下山するときに通過する『前原岩稜』というポイントです。
名前の通り岩がむき出しの岩稜地帯です。使う必要はないかもしれませんが、鎖場(ロープ場)もあります。細い尾根上を歩くこととなるので、岩場に足を取られて転ばないように進みましょう!
簡単ではありますが注意した方が良いかな?という点をまとめてみました。
ポイントは2つに絞りましたが、尾根上を縦走する場合は、鎖場・岩場が点在しています。最後まで気を緩めずに歩き切りましょう!
長くなりましたが、以下からが実際に筆者が皆野アルプスを縦走してきた際の記録となります。こちらもご一読いただけますと、これほど嬉しいことはございません(*- -)(*_ _)ペコリ
【ここから登山の模様】破風山登山口までの模様
いきなりですが、皆様は『登山には行きたいが、登山口までのアクセスが面倒だなぁ』と感じたことは無いでしょうか?
私はしょっちゅうです。
しかしながら、秩父方面へと登山へ出かける際はそこまで面倒くささを感じません。
その理由がこちら!
西武鉄道が運航する『特急ラビュー』の存在が非常に大きいからです。
都内からであれば、乗り換えなしで西武秩父駅まで向かいます。この日もいつも通り、池袋から西武秩父へとアクセスさせていただきました(*- -)(*_ _)ペコリ
当然、特急料金を支払う必要があるのですが、お金で時間を買うというのは合理的な選択だと思っていて、ラクチンする方法を知ってしまった以上は、使わないという選択肢はありません。
いきなり話が脱線してしまいますが、何故、特急ラビューがおススメなのか?思いついた理由は4つ。
➀池袋から乗り換えなしで西武秩父まで直行!(一番大事)
今更語るまでもないですが、秩父市は埼玉県の南西部に位置しており、北は群馬県、南は山梨県・東京都と接しており、西側では地味に長野県にも接していたりします。
何が言いたいかというと、都心からは意外と遠いと言うこと。そんな物理的にも、心理的にも遠い秩父を身近なエリアにしてくれるのが特急ラビューというわけです。
②窓が広くて思う存分景色が楽しめる
うまく窓側の席を確保することが出来れば、こちらの広い窓を独り占め可能。終点に近づくにつれて、ドーンと現れる武甲山の光景を見るたびに『秩父に来たんだなぁ~』という気持ちにさせてくれます。
③座席が広くて快適
混みあった新幹線や電車の中で、『登山用のザックが隣の方の邪魔になっていないか心配…。』ということはないでしょうか?
ラビューの場合は心配ご無用!座席の間隔が広く設けられており、登山用のリュックを足元に置いてもゆったりと足を伸ばせるスペースの確保が可能。
④早朝の電車であれば座席が余裕で確保できる
これは結構大事。
急に思いたって『明日登山に行こう!』と思ったとしても、特急や高速バスを手配するのはほぼ不可能です。
しかし、ラビューの場合は、ネットで簡単に予約が可能。しかも始発の6時台の電車であれば、前日であっても余裕をもって座席を確保することが出来ちゃいます。(ただし、長期連休などは除く…。)
なお、全面的にラビューの良いところばかりを取り上げていますが、別にお金をもらって記事を書いているわけではありませんので悪しからず。
・・・
さて、話題を登山口までのアクセスに戻します。
圧倒的な存在感を誇る武甲山と『CHICHIBU』のモニュメント見るたびに、秩父来たんだなぁと実感させられます。
始発の便で到着したこともあって、観光客の数はまばらです。一応人気の撮影スポットなんですけどね。
西武秩父駅からは秩父鉄道に乗り換えて、登山口のある皆野駅まで向かいます。
まずは、昭和の匂いのする御花畑駅へ。徒歩3分といったところでしょうか。
御花畑駅前にある『昭和レトロ喫茶・一期一会』です。毎度、気になってはいるのですが、入店したことは未だにありません。
喫茶店というよりかは居酒屋のようなテイストのお店のようです。一度は挑戦してみたいお店。(なお、今回も行きませんでした…。)
電車の待ち時間に一枚パシャリ。
『山頂の頂上碑』・『鉄塔の真下』と並んで必ず撮ってしまう写真の一類型『どこまでも続く線路』です。
『何故か撮ってしまう…。』という方は私以外にも多いはず。
さて、秩父鉄道に揺られること3駅20分で登山口のある皆野駅に到着です。
下車したのはわたしを含めて3人でした。
皆野駅からの武甲山。本日2回目の『どこまでも続く線路』の構図となります。
これはこれでなかなか絵になる構図だと思ってます。ただ、電線が邪魔だな・・・。
皆野駅の駅前にはタクシー会社といくつかの飲食店があったりもしますが、バス停は少し歩いたところにありますので、おとなしくそちらへと向かいます。
私のように『秩父華厳の滝』を見て、皆野町公認の『皆野アルプス完全踏破』を目指す方は、バスに乗って秩父華厳前まで向かうことになります。
なお、『大渕登山口』・『国神登山口』・『高橋沢登山口』などからピークハントを狙う場合は、駅から案内沿って歩いていきましょう。
私の場合は下山に『大渕登山口』を使用して皆野駅まで戻ってきましたが、随所に駅までの案内板が設置されており、スマホの地図アプリを使用するまでもありませんでした。
皆野駅前からバス停までは徒歩2分といったところ。幹線道路沿いのこちらの鉄塔が目印です。目立つのですぐにわかるかと。
バス停の近くにコンビニ(ローソン)があるので、食料・水分の補給は可能です。
『駅で降りた方も少なかったし、バスで登山口に向かうのは自分1人だけかなぁ~。』なんて思っていたのですが、発車時刻が近づくにつれてワラワラとハイカーが集まってきました。
『余裕で座れる。』と思っていたのですが。まさかの満席。
立ったまま30分ほどかけて秩父華厳の滝のバス停まで向かいましたとさ。
まずは秩父華厳の滝を見学
30分ほど乗車して華厳の滝前のバス停に到着です。
カーブの連続する山道を立ったままでバスで移動するというのは、修行じみた感覚でした…。
バス停の前には茶屋なんかもありましたが、本日は営業していない様子。今日はたまたまお店を閉めていたようで、廃業しているというわけではないみたい。
気を取り直して、華厳の滝の見学へと参りましょう。バス停からは徒歩5分といったところ。
若干、登りますが散歩みたいなもんです。
道中でこんな看板を発見。
『全国10位に選ばれました!』とされていますが、こんな看板を見せられてしまっては期待せざるを得ないッ!
前方から『ザザッー』と水の流れ落ちる音が聞こえてきました。
小振な滝が姿を現します。
そういうわけで、本日一つ目のチェックポイント『秩父華厳の滝』に到着です。
見ての通りスケール自体はそこまで大きいものではありませんが、滝つぼの近くまで寄っていけるので見ごたえは有ります!
滝自体は、水量が多く、落差もあります。しかし、大きな音が響いている割には、小さくコンパクトにまとまっています。
表現は難しいのですが、『見事だけども違和感が残る。』そんな不思議な感覚でした。
『来て損は無いかな。』そんな印象です。皆様も破風山に来られた際には、行動計画に組み込まれてはいかがでしょうか?
秩父華厳の滝付近からようやく登山開始
毎度、毎度、登山開始まで時間がかかってしまい恐縮ですが、ここからようやく登山開始となります。
秩父華厳の滝から約200mほど下っていく(皆野駅方面)と木造の橋が見つかると思います。
ピンクのパーカーの方が渡っている箇所がまさにその橋です。
こちらの橋を渡って登山開始となります。
『木造の橋』と聞くと少し不安がよぎりますが、強度的には全く問題ないように感じました。
『クマ注意』
ご丁寧にありがとうございます。熊鈴はしっかりと身に着けていきたいところ。
登山開始冒頭は樹林帯の中を緩やかに高度を上げていきます。
おおよそ40分ほど登ると『大前』という集落へと到着です。
・・・というか、いきなり洋風の家屋が目の前に現れて少しビビってしまいました。気分はさながらバイオハザード。
明らかに廃屋となっている家屋もありましたが、有人の集落のようです。集落内を通過するときの声量には気を付けたいところです。
こちらの大前集落は高台の開けた場所に位置しており、眺めは結構良い感じです。
交通の便は悪そうですが、『こんなところでのんびり暮らしたいなぁ~。』と思ってしまう自分は心が疲れてしまっているのか…。
集落自体は小さいので、登山道を見失うことは無いかと思いますが、下の写真のように案内板で順路を示してくれているので心配ご無用!
・・・というか、未だに雪が残っている方が新鮮でした。
さて、大前集落を通過すると分岐に差し掛かります。
- 右手に進めば、皆野アルプスの尾根上に乗って、「天狗山を経由」して、破風山へ至ります。
- まっすぐ進めば巻いて破風山への近道となります。
私は『どうせなら・・・。』と言うことで天狗山方面へと進みました。ただ、展望が優れているわけでもありません。こだわりがないなら巻いていくことをおススメします。
・・・
まずは皆野アルプス一座目の天狗山を狙っていくわけなのですが、尾根上に出るまではなかなかの急登です…。
尾根上に出たあともアップダウンあり。痩せた尾根ではありますが、踏み跡はしっかりと残っています。
急登を登り切って、祠が見えてくると、天狗山に到着となります。
最後の急登もちょっとしんどかった…。
登り切ると天狗山の山頂です。
小さな祠と山頂を示す看板が設置されているだけ展望はほぼありません。
一応、本日の一座目ということもあり記念撮影を試みます。
天狗山と言うことで鼻の長い天狗の真似をしてみたのですが、いかがでしょうか…。
天狗山から尾根を伝って破風山まで
まだまだ一座目なのでサクサクと進めていきましょう。
下の写真の正面に写っているのが、次なる目的の『大前山』となります。
写真を見ていただければわかると思いますが、一旦大きく下って再び登り返す必要があります。ここのアップダウンは結構急で難所です…。
そしてこちらが天狗山から下る際の斜面となります。
土がむき出しの急斜面を下っていきます。足が滑って肝が冷えるポイントですが、ロープも設置されているので、うまく使いながら下っていきましょう。
足腰・体力に自信が無い場合は、巻いて大前山へと向かうルートをおススメします。
無事に天狗山からの斜面を下って、鞍部に到達すると休む間もなく大前山への登り返しが始まります。
そこそこ高低差のある鎖場も登場します。
正直なところ、『里山の低山だし、大したことないよね~♪』と思っていたのですが、尾根上は思いのほかアスレチックな登山道で面食らってしまいます。
何事も油断は禁物ということを身をもって知ることに・・・。
そんなこんなあって、登り返しを終えるとようやく随所に展望が開けてきます。
上の写真は鎖場を終えて程なくして、撮影した写真です。
ここで思わず歓声を上げそうにもなりましたが、やはり破風山からの眺めが一番素晴らしいので、もう少し頑張っていきましょー!
さて、歓声をあげそうになったのもつかぬ間・・・大前山の山頂手前で、首の取れてしまった像を発見します…。
『手入れはされている・・・のか?』
荒れ果てて、手を入れていない神社やお寺には悪い気が溜まりやすいというのは有名な話ですが、これは大丈夫なのかと少し不安に感じてしまうところ…。
(思いっきり写真を撮っていますが・・・)見なかったことにして、ガシガシと進んでいきます。
・・・
大前山のピークはルート上にひっそりと設けられています。
危うく見逃しそうになりました。・・・が単なる通過点でスルーでも大丈夫。
大前山を通過して引き続き痩せた尾根上を歩いていきます。
大前山10分ほど歩いて、樹木が切り払われた高台に出ると『武蔵展望台』というポイントに到着です。
ここから見える武甲山の眺めもなかなかのものですが、振り替えって見ると、やっぱり破風山から見る武甲山が一番だったと思う。
そういうわけで、昼食などの休憩までは、もう少々頑張っていただきたいところです。
武蔵展望台を越えてもまだまだ痩せ尾根は続きます。
危ないと感じる場所はありませんでしたが、『万が一にでも足を滑らせたらただでは済まないだろうな…。』という箇所は随所に見られます。
武蔵展望台から15分ほどで『如金様』という岩場の前を通過していきます。
如金さまについては、『金精大明神』とされています。
岩の形状から見ても、下世話な想像を膨らませてしまうあたり、本当に精神年齢が低いなと感じてしまいます。
ちなみに、地図上では『如金峰』というピークとなっているようですが、山頂碑のようなものは無し。
代わりと言っては何ですが、こちらの『富士山浅間大神』の碑が祀られていました。
碑を越えていくと道は”比較的”なだらかになっていきます。
15分ほど歩いていくと『札立峠』に到着です。
見覚えのあるマークだなと思ったら、札立峠が水潜寺方面からの『関東ふれあいのみち』との合流地点となっているようでした。
可愛い観音様がお出迎えをしてくれる以外は、特に目ぼしいものは無い場所です。
ここまでくると15分ほどの登り返しを経て、破風山の山頂となります。
大展望は目の前です。気合を入れなおして進んでいきましょう!
破風山山頂の様子
アスレッチクな登山道を踏破して、ようやく破風山の山頂に到着です。標高は626m。
ここまでは思いのほかアップダウンのあるコースで歩きごたえがあったなという印象でした。
『武蔵展望台』のほか、随所に展望は有りましたが、樹木などで遮るものの無い大展望を味わえるのは破風山山頂だけだと思います。
関東圏内にお住まいなら、そこそこの交通費と時間でこの大絶景。まさに反則級。
武甲山の眺めもさることながら、日本百名山の一座である両神山も異様な存在感を放っています。
ここからの眺めを見て『両神山行きたいなぁ~』なんて思ってました。実際に2か月後に訪れることになりましたので、その際の模様についても近々記事を書きたいなと思っていたり。
今回も山頂で休憩されている方に写真をお願いさせていただきました。
『もう少し右。あと半歩左です~。』といった具合に滅茶苦茶こだわって写真を撮影いただきました。上の写真は恐らく一生の思い出になります。
・・・調子に乗ってもう一枚。
素敵な写真を撮っていただき本当にありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
山頂の景色のほかに目を引くのは、こちらの朱色の祠です。
何故か『竹』模様が記してありますが、案内板なんかは無くて詳細は分からずじまいでした。特徴的な模様だったので、気になって仕方がなかった。
ただ、これだけの景色の場所に祀られているのであれば、神様もきっとご満悦なのではなかろうか。
三角点もありますので忘れずに『優しく』タッチしておきます。
この儀式は欠かせません。
・・・
破風山の山頂は想像していたよりも3倍は良い景色であったため、1時間弱も山頂でボーっとしてしまいました。もう今日の登山は終わった気でいますが、帰りも帰りでなかなかアスレッチクな登山道でした。
そういうわけで記事はもう少々続きます。
破風山から皆野駅までの下山の模様
破風山からは、途中までは『関東ふれいあの道』を通って下山していくこととなります。
出発してからもしばらくは痩せた尾根歩きが続きます。
なお、皆野アルプスには8つの登山口があり、尾根上にも多くの分岐があって迷われるかもしれません。
バスを使用せず徒歩にて下山する場合は皆野駅(大渕登山口)方面へと進むのが最短です。
『関東ふれいあの道』ブランドの影響か、心なしか道がキレイに整備されているような気もします。(多分気のせいでしょうが・・・。)
30分ほど歩くと分岐に到着です。分岐に特段の名称はありませんが、この『名も無き分岐』で関東ふれあいの道とはお別れとなります。
皆野アルプス上では8つのコースと登山口が設けられています。良く言えば、エスケープルートがあって安心できる。悪く言うと、どの登山ルートを歩けばよいのかと迷ってしまう・・・。
上述の『名も無き分岐』からは、『山靴のみち』なるものが始まります。
ネット検索をしてみても詳細なことはわかりませんでしたが、地元の愛好の方々が設置したものなのでしょうか?
いずれにせよ、こういう手入れがなされているのは破風山が愛されている証でしょう。
名も無き分岐から5分ほど歩くと『男体拝』というポイントに到着です。
名称のとおり条件が揃えば男体山や赤城山まで見渡すことが出来るようです。
そして、下の写真が男体拝からの展望です。
私にはどこらへんに男体山があるのかサッパリわかりませんでした。
『わかる人にはわかる』のでしょうか…。見えたとしても豆粒位の大きさだと思われます…。
男体拝を通過してからも、引き続き瘦せ尾根のアスレッチクなコースが続きます。アップダウンもあるうえに鎖場・岩場も登場します。
険しい道のりではありますが、通過する登山者は多いようで、踏み跡はバッチリと残っています。
看板がかすれてしまって読みにくいですが、どうやら『前原岩稜』地帯に突入したようです。
身の危険を感じるほどではありませんが、岩に躓いて転んでしまわないよう注意が必要です。
岩稜地帯を越えて程なくすると最後のピークである『前原山』に到着です。
一面樹木に覆われており、展望は皆無。
ただ、律儀に記念撮影は行います。
こんなことばっかりやっているから、時間がかかるんだよなぁ…。
前原山からは20分ほど下ると『大渕登山口』に下山完了となります。
お疲れさまでした。
なお、『大渕登山口』から皆野駅までは各ポイントに案内板が設置されており、迷うことはありませんでした。
20分ほど歩いて皆野駅に到着となります。
また、皆野駅➡大渕登山口に関しても、案内板を見落とさないように進んでいけば迷わずにたどり着けるかと思います。
秩父へ来たら必ず寄りたい郷土料理屋『田舎家』
ここからは余談。皆野アルプスの縦走を終えてお腹もペコペコです。
『せっかく秩父に来たんだし、地のものを食べたいなぁ~』と思ったら、絶対的にオススメしたいのが西武秩父駅の至近にある『田舎家』さんです。
秩父の名産を使った料理が一通り楽しめる場所です。
『新しいお店を開拓したいなぁ~』と思いつつも、秩父に来るとほぼ必ず寄ってしまうお店でもあります。
個人的に『田舎家』さんでオススメしたいのが、こちらの『秩父セット』です。1,800円と少々お値段はしますが、秩父の名産品のオールスターになっています。
まずは、秩父のご当地グルメである『わらじカツ』と『秩父ポーク』のあいもり丼です。
わらじカツについては、そこそこ知名度のあるご当地グルメだと思っていますが、名前の由来は『草鞋(わらじ)ほどの大きさのカツを使用している』からだとされています。
秩父セットのかつは流石に大きさが調整されていますが、それでも結構なボリュームです。秩父ポークも柔らかくて食べやすい。
次いで小鉢の方をご紹介。『味噌ポテト』と『シイタケの丸焼き』です。
味噌ポテトは、揚げたジャガイモの上に甘いみそだれをかけて食べる秩父の郷土料理。秩父には農作業の合間や小腹の空いたときに食べる『小昼飯(こぢゅうはん)』という軽食のような郷土料理がいくつかあって、味噌ポテトもその一つ。
ジャガイモのほくほくの食感がたまりません。
シイタケの丸焼きについては、醤油を垂らしてかぶりつくのがおススメです。
『シイタケって苦手なんだよね…。』と言う方も多いと思いますが、良い意味でシイタケを食べている気がしなくて、肉厚で食べ応えがありつつ意外とあっさりと胃袋に治まってしまいます。
秩父セットにおいては、こちらの『蕎麦』と『しゃくしな漬け』の使いどころはとても重要です。
ワラジカツ、秩父ポーク、ジャガイモに肉厚のシイタケとなかなかパンチの効いたラインナップですが、あっさりとした蕎麦とお漬物を交互に挟んで最後まで美味しくいただきたいところです。
なお、改めて見てのとおりですが、結構ボリューミーです。登山後の空腹状態でも、最後の方になるとお腹はパンパンです。
なんだかボリューミーな定食屋のように見えてしまうかもしれませんが、お蕎麦やジビエ料理なども楽しめるお店です。秩父に訪れた際には是非訪れてみてください!
場所は西武秩父駅とお花畑駅の中間に位置しています。連絡通路沿いにも入り口がありますので、すぐにわかるかと思います。
ちにみに、きちんと毎回残さず食べてます。ごちそうさまでした。
お腹はパンパン…。
破風山登山を終えて
『アスレッチクで、スリリングで、ワクワクした。』
今日という日の登山を終えて、真っ先に感じた印象です。
正直なところ、『里山の低山をまったり縦走~』なんて考えていたのですが、想像していたよりも険しくて良い意味で当てが外れた登山となりました。
秩父華厳の滝➡眺めの良い大前集落➡スリリングな痩せ尾根➡破風山の大展望…次々と現れる景色と体験。
破風山と皆野アルプスという場所は『次は一体どうなるんだろ?』と、歩いていてワクワク感が止まらない。そんな場所でした。
破風山と言えば眺望が優れた山として、メディアでも紹介されている低山です。
しかし、山頂からの眺望だけでなく『山頂に至るまでの道のりにもフォーカス』して、今後も登山に出かけられたらいいな。
今回はそんなことを感じる旅となりました。
・・・
さて、ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
これからも、このような形式で試行錯誤をしながらブログを更新していきたいと考えています。皆様におかれましては、たまにで良いので当ブログを覗いていただけますとこれほど嬉しいことはございません。
あなたの次回の登山が冒険心をくすぐるようなものとなりますように。
それでは。
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