【三頭山】冬の三頭山と氷瀑を巡る旅【アクセス|難易度|コースマップ|氷瀑となる時期|登山ルポ】

奥多摩エリア

こちらの記事では東京都の奥多摩にある『三頭山』の魅力的なところ・コースマップ・コースタイム・アクセス・登山の模様等を写真多めで解説しています。

今回は奥多摩三山の一座である三頭山に登山してきました。標高は1,531mです。

都心部からのアクセスは良好で多くの登山者が訪れる人気の一座であり、山頂からの景観も一級品の場所となっています。

天候が良ければ裾野から広がる富士山を眺めることが可能であり、東峰からは同じく奥多摩三山とされている、大岳山・御前山も一望できます。

こちらはお隣の槇寄山からの眺め

そんな魅力たっぷりの三頭山ですが、今回は三頭山が目的ではありません。

なんで!?

・・・と言いますのも、山頂の麓にある都民の森。その中にある三頭大滝は例年1月中旬~3月上旬にかけて凍り付き、都内で手軽に氷瀑が眺められる場所として知られています。

私自身、冬季の間は低山を中心に歩いていることもあり、生まれてこのかた、氷瀑というものを見たことが無かったりします。

そういうわけで今回は三頭大滝の氷瀑をメインにしつつ、ついでに三頭山も登山してきた次第です。

結論から申し上げますと、三頭大滝の氷瀑は大変見事でございました(*- -)(*_ _)ペコリ

なお、冬季の三頭山に必要な装備氷瀑の見ごろ冬季のアクセスには注意点もございます。以下からはそれら点も含めて解説させていただきますので、皆様の計画の参考としていただけますと幸いです。

(登山日:2025年2月24日)

  

冬の三頭山はこんなところ 特徴と留意点 4つ!

  1. スケールの大きい三頭大滝の氷瀑!
  2. 澄んだ空気で、夏場よりもくっきりと景観を楽しめる!
  3. 軽アイゼンの携帯は必須!
  4. 夏場に比べてアクセスは少し面倒…。

スケールの大きい三頭大滝の氷瀑!

私にとって三頭大滝の氷瀑が人生はじめての氷瀑鑑賞となりました。

そして、ふと、思ったのですが、氷瀑を生でじっくり観賞したことがある人間って、実はそんなに多くはないのではないか?ということです。

調べる術もないので、大体、何割くらいの人間が氷瀑を観賞しているかはわかるはずもないのですが…

ただ、もし、あなたが『氷瀑を見たことが無い!』というのであれば三頭大滝はそのデビューにピッタリの場所だと思います!

本ブログは登山ブログを標榜しているため登山を絡めた記事としておりますが、車さえあれば登山無しでも簡単に氷瀑鑑賞を行うことが可能です。

三頭大滝の氷瀑は想像よりも規模が大きくて、私自身、目にした瞬間『今日この場所に来て良かった!』と感じられるくらいの場所でした。

寒さの厳しい時期ではありますが、たまにはスケールの大きい氷瀑を観賞しに出かけてみませんか?

   

澄んだ空気で、夏場よりもくっきりと景観を楽しめる!

(これは三頭山に限った話ではないのですが…)冬場の登山の醍醐味と言えば、まさしくコチラではないでしょうか?

空気は冷たいですが、ホコリや水蒸気が舞い上がることなく、キレイに遠くまで、クッキリとした景観を楽しむことができます。

暖かくなると空も白く霞んでしまいますが、冬の朝ほど空が青々としている瞬間はないのではないかと思っています。

正直、冬は寒いので、夏山の方が好きではあるのですが…この空の色だけは格別で、寒さに耐えて冬山に登った人間だけの特権ではないかと思っています!

軽アイゼンの携帯は必須!

私は2月の下旬に今回の登山を敢行しましたが、正直、アイゼンが必要となる箇所はありませんでした。

登山道に雪が少し残っている程度で特段支障なく歩き切ることができましたね。

一番残雪が残っている区間でこのくらいの量でした。

しかしながら、その年の降雪量や気候によって、山のコンディションは変わってきます。

立ち往生をすることの無いように、軽アイゼンの持参は必須であると考えます。

 

夏場に比べてアクセスは少し面倒…。

三頭山登山の定番コースはどこか?…と問われれば、

  1. 奥多摩湖の麦山浮橋を渡り、ヌカザス尾根の急登を経て登山するコース
  2. 武蔵五日市駅から都民の森までの直通バスでアクセスして、登山するコース

…が一般的となっています。

しかし、以下の通り、冬場にについては注意すべき点がございますので、ご紹介させていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ

なお、先に結論から申し上げると、冬場の三頭山登山においては、槇寄山を経由して笹尾根を登っていくルートがお勧めです。詳細については、後述します。

奥多摩湖の麦山浮橋の通行禁止について…。

麦山浮橋については、冬場の降水量の低下で、奥多摩湖の水位が下がり危険なため、通行禁止となることが多いです。

通行止めとなる期間については、麦山浮橋を管理している東京都水道局さんのHPで公表がなされますが、例年1月下旬から通行止めとなることが多いようです。

2025年の実績では、1月23日から通行止めとなりました。

ちょうど氷瀑が形成されるであろう時期に通行止めとなる可能性が高く、計画が練りずらいのがネックです…。

都民の森への直通バスの運休…。

都民の森までのアクセスについても、例年12月~2月の間は、都民の森までのバスの運行が休止されます。

つまりは、冬季に限り、都民の森まで公共交通機関でアクセスする術が無くなります。

車がある場合はその限りではありませんが、都民の森は奥多摩周遊道路上に位置しているため、積雪・凍結などの道路状況によっては通行禁止となる場合がありますので、注意が必要です。

道路状況については、東京都建設局さんのHPで確認をお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ

結論…冬場は『笹尾根』又は『浅間尾根』を辿って都民の森へ

よって、冬季においては三頭山定番のコースでは登山ができるかの保証がなく、別のルートでの計画を練らなくてはなりません。

そこでご紹介したいのが、槇寄山を経由して笹尾根を登っていくルートとなります。

武蔵五日市駅から都民の森までの直通バスは運休となりますが、その手前の数馬・仲の平というバス停までは、冬季でも運行しています。

少々、歩行距離は伸びてしまいますが、早朝出発で日帰りできる行程となっています。詳細については、以下のルートマップでご紹介させていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ

  

三頭大滝が氷瀑となる時期

三頭山の氷瀑については、1月中旬ごろから2月にかけての間が見ごろ時期となります。

ただ、当然のことではありますがその年の気象条件等によって状況は異なります。

確実に氷瀑を見たい!という方については、東京都檜原都民の森公式HPをご確認してからお出かけすることをお勧めします。例年、滝が氷瀑となったか否かについては、都民の森ニュースとしてアップされています。

また、三頭大滝までの遊歩道の積雪状況も詳細にアップしてくださっています。

  

今回歩いたルートマップ・コースタイム

ルートマップ

以下は私が歩いた際のコース概要となります。

移動距離は14.8㎞、登り1,308m、下り1,277mとなりました。

国土地理院地図を加工して作成
  1. 仲の平バス停から笹尾根まであがり槇寄山に登頂
  2. 槇寄山から笹尾根を辿り三頭山の山頂まで
  3. 三頭山からは三頭大滝を観賞し、都民の森へ下山
  4. 都民の森からは数馬バス停まで歩いて移動…。

なお、仲の平の次のバス停である数馬からも別途・登山道が伸びているのですが、コチラは情報があまり出てこなかったので、仲の平からの登山としています。

また、都民の森から数馬バス停までの帰路については、私は奥多摩周遊道路を徒歩で移動しましたが、浅間尾根を辿って下山すれば、車道歩きを最小限にすることが可能です。

コースマップについては、フリーハンドで作成しています。あくまで目安としていただき、実際の登山の際には、地図やGPSアプリの使用をお願いします。

  

コースタイム

標準コースタイムは約6時間となっています。なお、都民の森から数馬バス停まで徒歩で移動する場合は+50分となります。

参考までに私のコースタイムを掲載させていただきます。バス停からの総行動時間は7時間50分となりました。

歩行スピードは早めですが、写真撮影で時間を使っているので、総じてコースタイムより、少しだけ早い位に落ち着いています。

  • 08:11 仲の平バス停 
  • 09:30 槇寄山 到着 
  • 10:15 槇寄山 出発 
  • 10:57 ハチザス沢の頭 
  • 11:27 三頭山避難小屋 
  • 11:45 三頭山西峰 到着 
  • 12:53 三頭山東峰 出発 
  • 13:51 三頭大滝 到着 
  • 15:10 都民の森 下山 
  • 16:00 数馬バス停まで移動 

【槇寄山経由】三頭山の難易度・所感

あくまで個人の感想となりますので留意願います(*- -)(*_ _)ペコリ

実際に歩いてみた所感は、危険個所は特に無し。踏み跡も明瞭で迷う箇所はありませんでした。

いて言うならば、というレベルですが、仲の平バス停から槇寄山までの樹林帯では、落ち葉が堆積しており、若干ですが、登山道がわかりづらいなぁ…と感じる部分がありました。ただ、よく目を凝らせば、踏み跡も残っているので、そこまで心配する必要は無いのかなという印象です。

また、今回は冬場であったから特にですが、人の往来は少なめなのかなという印象です。

ヤマップ・ヤマレコを拝見している限りでは、夏場・冬場の両期間ともに槇寄山経由で三頭山に登られている方は定番コース(都民の森周回・奥多摩湖ヌカザス尾根)と比べると少数です。(ただ、あくまで少な目というだけであって、夏場はそれなりの方々が歩かれているようですが…。)

また、体力面に関してですが、奥多摩からのヌカザス尾根の急登に比べると、ゆっくり・緩やかに高度を上げていくため、足へのダメージは少ないのかな…という感想です。

  

登山口までのアクセス

公共個通機関とマイカー持参の場合に分けてご紹介します。今回の記事ではあくまで【冬季】を念頭に作成しておりますので、留意願います(*- -)(*_ _)ペコリ

【冬の三頭山編】公共交通機関でアクセスする場合

以下はアクセスの概要です。

  1. JR武蔵五日市駅までアクセス
  2. 駅からは西東京バス 数馬行に乗車して約55分の仲の平バス停で下車
  3. バス停からは徒歩30分ほどで登山口

前述していますが、例年2月末までは都民の森までの直通運転が休止します。例年3月になれば直通運転が再開されるようですが、お出かけ前に西東京バスさんのHPで確認をお願いします。

余談ですが、西東京バスさんではハイキング用のポケット時刻表も作成されており、非常に便利です。【あきる野・日の出・檜原・都民の森エリア】の時刻表をダウンロードしておくと安心ですよ!

  

マイカーでアクセスする場合

都民の森まで車でアクセスするのがベストです。

ただし、都民の森は奥多摩周遊道路上に位置しており、積雪・凍結などの道路状況によっては通行禁止となる場合がありますので、注意が必要です。

道路状況については、東京都建設局さんのHPで確認をお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ

  

【ここから登山の模様】登山口までのアクセス

今回の旅の出発地点はJR武蔵五日市駅からスタートとなります。

2月下旬のまだまだクソ寒い中、『こんな日に登山に出かける人間なんて大していないだろう!』と高を括っていたのですが…結構な数のハイカーが列を作っており、少々、驚きました。

結局、私の後にも列は伸び続け、バスの座席はまさかの満席

立ち乗りする方もいらっしゃり、少しだけ甘く見ていたおりましたね。これは。いずれにせよ『電車から降りたらバス乗り場に直行すべし。』とここでは追記しておきたい所存です(*- -)(*_ _)ペコリ

・・・

さて、無事にバスの座席を確保できたわけなのですが…

もしかしたら、乗車してきた方々のお目当ては、三頭山の登山口である『仲の平』(若しくは数馬)まで行くのか?・・・と期待していたのですが、全然違ってましたね。

以下は個人的な予想も混じるのですが…

  • 『払沢の滝入口』からトレッキングを楽しむ方々が8割
  • 『浅間尾根登山口』から浅間嶺を狙っている方が1割
  • 『下平』・『笛吹入口』などで下車する方が若干名(笹尾根狙い?)

…といった具合で、結局、仲の平バス停で下車したのは、私ともう一組だけといった有様でした。

正直、もう少しお仲間がいるもんだと思っていたので、一気に心細くなりましたね(´Д⊂ヽ

・・・

…そんな心細さを感じていても仕方がないので、ボチボチ出発することとします。まだまだ日も短いので、なるべく迅速に行動することを心がけましょう。まぁ、すぐに忘れるんですが。

仲の平バス停からは、バスの進行方向に向かってすぐのところに分岐があるので、そちらを左手に下っていきましょう。

ここからは随所に槇寄山までの案内板もきちんと出ているので、安心感も出てきます。

あとはひたすらアスファルト舗装の道をひたすら進んでいきます。

アスファルト道①
アスファルト道②
アスファルト道④

しばらく歩くと山中の開けた集落へと至るですが、そこからも引き続き坂道をグイグイと登っていきましょう!

それにしても、空が怖いくらい青いな…。

集落内①
集落内②
集落内③

集落の中ほどには自動販売機が設置されています。休憩用と思われる木製の椅子がいとおしさを感じさせてくれます。

さて集落の最上部まで登りきると、ようやくそこが登山口となっています。

案内板も立っていますので迷うことはないとは思いますが、思いっきり民家の脇を通り過ぎていくことになるので、配慮は必要でしょう。静かに通り過ぎていきます。どうせ一人なので話し相手もいませんが…。

ちなみにこのようにして通り抜けていきます。

正直なところ、集落内の頂上部まではかなりの高度を上げてきていたので、意外と足にも疲労が溜まっている感触はあったのですが、序盤も序盤…張り切って参りましょうか!

    

槇寄山までの様子

さて、序盤は明るい登山道を通り抜けていくのですが、すぐさま樹林帯の中へと突入していきます。

明るい登山道は最初だけ~

登山を開始して早々に『頭上注意』の張り紙がなされており、普段の登山道でも見慣れない警告内容に、一抹の不安を覚えます…。

よくよく注意書きを読んでみると、どうやら付近一帯の樹木の中にはナラ枯れの被害に遭っているものがあるらしく、樹木の枝が落下しやすくなっているとのことです。

ナラ枯れ現象とは

カシノナガキクイムシが持ち運ぶ病原菌により、ミズナラやカシワ、コナラなどのナラ類やシイ・カシ類の樹木が枯死する伝染病のこと。

この当時は『枝が落ちてくるだけならたいしたことないじゃん!』

…と楽観的に考えていたのですが、ナラ枯れに伝染している樹木は倒れる可能性も大きくなるということで、結構、洒落になってませんね…。

本ブログ執筆中に知りました…。

特段、危険も感じず歩きぬくことができましたが、このようなナラ枯れに関する警告文を見かけたら、さっさと歩き過ぎるのが賢明なんでしょうね。

せなか
せなか

今にして思えば、細い樹木が多くちょっと頼りなそうな樹木が多かったような気もします…。

・・・

さて、登山道へと話を戻します。

ただ、話を戻したところで、特筆すべき登山道でもなかったような気がしていますが…。

槇寄山までは『THE樹林帯』といった様相で、登り基調の坂道が続いていきます。急登であるならば、まだ書きようはあるのですが、割と緩やかでそんなことを付け加える必要もないですね…。

槇寄山までの樹林帯①
槇寄山までの樹林帯②
槇寄山までの樹林帯③

印象に残ったのは、やはり冬の森の中は静かである。ということでしょうか。

槇寄山までは誰一人としてハイカーと出会うこともなく、本当に黙々と歩くだけの時間となりました。ただ、そんな時間も嫌いではないんですけどネ。

あと、人気ひとけが無いと書いてしまっては、登山道がわかりにくいのではないか?と思われるかもしれませんが、ここまで貼り付けてきた写真を見ていただいた通り、明瞭に踏み跡が残っているので、迷いそうな部分は皆無でございました(*- -)(*_ _)ペコリ

ただ、落ち葉で少しわかりづらい場所があったかもしれません…。

・・・

さて、尾根上へ出るとそこは西原峠というポイントになっており、笹尾根と合流したことを意味します。

Wikipediaによると広義の笹尾根は三頭山から高尾山までを指すらしく、ここでなんとく位置関係が理解できた場所。

…というか三頭山と高尾山が広義では同じ尾根上にある山なんだということを知って、少し意外な気がしました。

『三頭山から高尾山まで縦走するのも面白そう!』…とも思ったのですが、さすがに一日で歩き切るのは難しそうなので、地図とにらめっこしただけで断念です…。

・・・

さて、こちらの西原峠に関しては、本日一座目である槇寄山の直下にある分岐点なので、休憩するのであれば、もう少し頑張った方が良いです。

素敵な景色が待っていますよ!

  

槇寄山山頂の様子

そういうわけで槇寄山まきよせやまに到着です。標高は1,188mです。

山頂自体は尾根上の樹林帯に位置しているのですが…

なんということでしょう…

富士山方面の景観は非常に良好となっています。

冬場の低山ハイクであれば、今日のゴールはここでも良いんじゃないか?…と思わせてくれるくらいの光景です。

正直、クソほど寒かったので、このまま下って数馬の湯でゆっくりして帰るのも有りなんじゃないかと本気で考えたほど…。

半分だけ冗談は置いておいて、ここで少しだけ休憩をしていくこととしました。寒いは寒いのですが、陽の光が降りそそぐ明るい山頂でございました。

ベンチには何故か忘れ物の眼鏡が放置されていましたが、こんなものを忘れてしまって困ってはいないのだろうか…。

山頂には三角点も設置されているので、優しくタッチすることも忘れずに!

さて、簡単に行動食でも食べようかとも思ったのですが、如何せん寒すぎて、止まって休憩していると体が冷えて仕方ありません。

休憩もそこそこに三頭山へと向かうことにします…。

  

槇寄山から三頭山までの登山道の様子

槇寄山からは、緩やかなアップダウンを繰り返す穏やかな登山道となっており、ペースも上がります。

ただし、こちらのクノケタワというポイントまでですが…。

『タワ』というのは、尾根がゆるんだところを指す言葉で、地形的には尾根が曲がった低い部分を指す言葉となっています。

要すれば、ここから三頭山までは急な坂道を登らないといけないということになります。

それでは参りましょうか…。

・・・

さて、仲の平バス停を出発してから槇寄山までは、標高差を約600mほど上げてきてはいるのですが、穏やかに高度を上げてきたせいか、あまり辛さを感じませんでした。

ただ、クノケタワからはちゃんとした急登となります。

三頭山までの急登①
三頭山までの急登②
三頭山までの急登③

写真をたった3枚で終わらせていますが、本当に急登です。

通過に大体30分ほどの時間を要しました…。

しかも上部に進むにつれて岩場も増えてきて、若干、歩きにくくなるかな。…という印象です。(ただ、危険を感じるほどではありませんでした。)

・・・

さて、ベンチが見えてくると急登終了の合図となります。お疲れ様でした(*- -)(*_ _)ペコリ

このベンチのある個所は蜂指沢ノ頭(はちさすさわのかしら)というピークとなっており、丁度このポイントから都民の森の敷地内に入ったことを意味します。

しかしピークの名前の由来が気になる場所ですね…。

また、三頭山の山頂と三頭大滝の分岐地点にもなっています。

三頭山の山頂に立ち寄ることを諦めるのであれば、残り40分ほどのコースタイムで三頭大滝とのご対面が叶うわけですが、ここまで来ておいて、三頭山の山頂を踏まないという選択肢は無しかな~。

そういうわけで、登山再開~

蜂指沢ノ頭を越えた辺りからは、左手に富士山を眺めつつ歩くことができるスポットなのですが、次第に雲がかかりつつあるようです…。

個人的な感覚では、こういう風に雲がかかり始めてしまうと、この日の富士山はもう諦めるしかないでしょうね。せめて、三頭山の山頂までは持ってくれるといいんですが…(フラグです。)

・・・

さて、蜂指沢ノ頭の標高が約1,370mであったことから、少なくともあと160mほどは高度上げて行かなくてはなりません。ここから、もう少しだけ急登が続きます。

…とは言え、ひと踏ん張りと行きましょう。三頭山まではもう一息の距離となります。

・・・

途中で大沢山というピークを越えて行きます。

大沢山はピークっぽくない場所ではありますが、一応ベンチは設置されており、富士山の眺めは良好です。

かなりきわどいですが、富士山はまだ確認できています。これは本当に時間との勝負か…。

・・・

さて、大沢山からは一度、鞍部に向けて緩やかな下り坂となりますが、ここで懸念していた残雪がついに姿を現します…。

軽アイゼンを装着するほどではありせんでしたが、雪はカッチカチに凍り付いており、転倒が怖かったですね…。

一番雪が残っていた箇所でこのくらいでした。

たいしたこと無いように見えますが、完全に凍り付いており通過には気を遣った場所です。引き続き、アイゼンは装着しませんでしたが、もう少し訪問時期が早かったなら、アイゼンは必須だったのではなかろうかと思います…。

私事ですが、基本的に冬場の登山ではどんな低山であってもバックの底にアイゼンを仕込んでおきます。想定外の残雪でアイゼンを発動することは滅多にないのですが、まぁ、お守りみたいなものですかね…。

さて、残雪の個所を無事にクリアしたところで、三頭山避難小屋に到着です。

かなり重厚な造りになっており、内部も非常に綺麗でした。

登山当時は東京都民だったので、ありがたく都税の恩恵に預からせていただきました。…とはいっても、トイレを借りただけなんですけどね。

・・・

避難小屋を出発し、程なく現れるのがムシカリ峠でございます。

ここから三頭山までの最後の登り返しとなります。気合を入れていきましょー

・・・

結構な坂道ではあるのですが、都民の森の敷地内ということで、登山道はキレイに整備されています。

ただ、この頃になると流石に足に疲れが溜まって少し辛かったかな…。

崩落気味の個所もありましたが、危険を感じる場所ではありませんでした。

そもそもバス停を出発してからは特段、危険だと感じる場所は無かった印象。

いよいよ山頂が近づいて参りました。

『三頭山の最高峰は中央峰、眺めがよいのは西峰』とされていますが、東峰も展望デッキがあって展望は抜群ですよ!

それでは山頂に到着です。一旦お疲れさまでした(*- -)(*_ _)ペコリ

  

三頭山山頂の様子

そういうわけで三頭山の山頂に到着です。

三頭山の標高は最高峰の中央峰で1,531mですが、西峰の山頂碑ということで、律儀に1,524mとなっているようです。

奥多摩方面に登山に来ると毎度感じるのですが、本当に立派でお金のかかった山頂碑だと思います…。

以前、雲取山に登頂した時に『墓石みてぇな山頂碑立てやがってよ~』と悪態をついているおじさんを見かけたことがあるのですが、その気持ちは少しだけわかる気がします…。

ちなみに三頭山は山梨百名山にも選定されており、コチラは完全に周囲に調和している気がします。

ただ、東京都様の山頂碑があまりにも豪華すぎて、どうしても見劣りしてしまいすね…。

・・・

さて、地域格差の話は置いておいて、山頂のご紹介をさせていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ

登山当日は本当に寒い日ではあったのですが、多くの方が登頂されておりました。休憩がてらお弁当を広げるのであれば、一番広い西峰がベストですね。

・・・

さて、景観です。まずは富士山方面の景観ですが…

  

これは間に合ったと言えるのだろうか…

雲がかかってしまい、輪郭だけは確認できるのですが、残念な富士山になってしまいましたかね…。朝方の槇寄山でみたときはクッキリと見えていたのですが、登山とは難しいものです。

さて、無事にフラグを回収?したところで、今度は奥多摩湖方面の景観です。

こちらは雲取山まではっきりと確認することができました。

今頃向こうの山頂でも何人かの登山者がコチラを眺めていることでしょう。

詳細な山座同定表も設置されているのですが、以前歩いてきた石尾根の山々も見渡すことができて、感無量といったところです。

…というよりも、雲取山~石尾根を縦走したのが、もう2年前だということに時流れの速さを痛感してしまう今日この頃です。

改めて三頭山は奥多摩三山の一座となっているわけですが、界隈には大岳山・御前山も含めた三山縦走を日帰りでやってのける猛者もいる様ですね…。

ここから御前山までは9.5㎞となっており、とてもじゃないですがやってみようという気にはなれないかな…。

さて、最後に山頂碑の前で写真撮影です。

三頭山にちなんで『3』のポーズ!

大変満足したところで、残りの中央峰と東峰も散策してみることとします。西峰からはものの数分なので、併せて立ち寄ってみることをお勧めします。

・・・

さて、途中で分岐があるので注意が必要ですが、まぁ案内板もキッチリ設置さているので迷うことはないでしょう。

東峰に向かえば、途中で中央峰も回収することが可能です。

  

そういうわけで、こちらが三頭山の最高峰である中央峰でございます。

最高峰ではあるのですが、3つのピークの中で一番地味な山頂となっています。

西峰と東峰(後述)には、展望が確保されているのですが、如何せん、中央峰だけは展望が皆無となっているので、誰も寄り付かないのかもしれませんね…。

一応、数名の登山者が通り過ぎては行ったのですが、皆さん気にも留めずに西峰の方へと歩いて行かれました。

『ここが最高峰ですよ!』と教えてあげたい気にもなったのですが、さすがにそこまでのお節介はしてません。

さて、地味ではありますが記念撮影だけはしておきます。

満足したので東峰へ~

・・・

中央峰から東峰についても数分で到着できます。

こちらも一見すると地味な山頂ではあるのですが、東峰には展望デッキが備え付けられています。

そしてこちらが、展望デッキからの展望となります。

若干、樹木にさえぎられている感はありますが、申し分のない展望です。なんといっても残りの奥多摩三山である御前山大岳山がセットで展望できるというところがGOOD!

あきる野市方面の展望もピカイチではあるのですが、お昼を過ぎてからは雲が多くなってきたのがちょっと残念ですね…。

さて、ひとしきり展望デッキを味わったところで、ようやく本日のメインである三頭大滝へと下山を開始します。

  

三頭大滝に向けて下山開始!

まずは鞘口峠方面へと移動を開始します。

なお、鞘口峠までは行かず、途中で野鳥観察小屋方面へと分岐することになりますので、誤って通り過ぎてしまわないように注意が必要です。

登山道には若干ですが雪が残っており、正午を過ぎても凍結している箇所がチラホラ確認することができました。

三頭山登山道➀

多少気を遣いましたが、特段危険を感じるような部分は無し。

三頭山登山道②
三頭山登山道③

こちらの野鳥観察小屋分岐が現れたら、尾根を外れて下っていきましょう。

15分ほどの下り坂ですが、意外と急なので気をつけて。

下り切ると野鳥観察小屋の前に出ます。

一応、小屋の中に入っていたのですが、野鳥を発見することはできませんでしたね…。

その代わりといってはなんですが、木彫りの可愛い野鳥を拝めたので良しとします(*´ω`*)

・・・

野鳥観察小屋を出発してからは、平行移動となるのですが、ここからは谷間の日の当たらない個所であるらしく、凍結している箇所がたくさんありますので、注意して進みましょう。

そんな凍結している遊歩道を悪戦苦闘しながらも進んでいくと、脇を流れている小川の意変に気が付くと思います。

  

なんと全部凍っているではありませんか!

写真ではわかりにくいかもですが、完全に小川全体が凍り付いており、ピタッと時間が静止しているような感覚に陥ります。

試しに石を川面に転がしてみてもこの通りです。

乾いた音が響いて水面を転がるだけ。

この後の氷瀑のことばかりを考えていたのですが、こんな伏兵のような光景に出会えるとは思いもよりませんでした。

しばし呆然として、自然の造形美を楽しむだけ。こんな贅沢で有意義な時間の使い方は過去にあったかなぁ。

この小川の凍結がこの下の三頭大滝まで続いていると思うと、なんだかワクワクが止まりません。

早く氷瀑を拝みたいような、もう少し凍り付いた小川の造形を眺めていたいような不思議な感覚でありました。

さて、小川が凍り付いた光景だけでも、あと1時間以上は平気で眺め続けられたでしょうが、そこまで時間を費やしてしまうと日没によるタイムアップが現実味を帯びてきます。

さすがにそれは避けたいので、後ろ髪を引かれる思いで半分泣きながらこの地を後にすることとします。

これは取り付かれてる…

  

ようやく三頭大滝とのご対面

さて、ここまでは散々、長尺でお待たせしてきましたが、ようやく三頭大滝とのご対面となります。

こちらの滝見橋からは三頭大滝の全貌がバッチリと一望できる場所となっています!

そういうわけで・・・

いざ参る

  

おぉっ!

うおおおおぉ~

これが氷瀑かぁ~

写真では何回か見てはいたんですが、こうして間近で見ると全然迫力が違う!

『くっそ寒い中登山してきて良かった!』というのと、

なんだか人生の中の宿題を一つやり遂げたような快感です。

正直、これだけ山に登っていると山で見る光景にも飽きがきているなぁ~と感じることもあったのですが、こうして新たな光景と出会える可能性があるから、やっぱり登山は辞められない!

よくよく観察していると凍り付いているのは表面上のみであって、氷瀑の下には水が舐めるように流れ落ちているようです。

表面が凍り付いている影響で下を流れる水音が遮断されているようで、とても静かで、だけれどもダイナミックな景観が楽しめます。

南秋川水系でも最も上流にかかる三頭大滝は、最大落差は約35mとなっており、この滝が上から下まで凍り付くにはいったいどれだけの時間を要したんだろうか。

まさか一夜のうちに瞬時に凍り付くなんてことはないのでしょうが、ゆっくり少しづつ時間をかけて完成したモノなんだと思います。

流れる水をものともせず、少しづつ完成に向けて凍りだす。そんな自然の摂理を目の当たりにして、自分も周りに流され過ぎず、静かに自分の決意を固めていく必要があるんじゃないのか?

ふと、そんなことを考えてしまいました。

(急に俗っぽい話になって恐縮ですが…)

今の職場で一生働き続けるのか? やりたいことをやらなくても良いのか? やりたいことをやるのであれば、静かに少しづつでも動き出す必要があるのではないか?

自然に出来上がる造形美をみて、そんなことを考えつつ、決意を新たにしたのでしたとさ。

  

(余談)帰り道の模様

さて、三頭大滝という心が動かされるような光景を観賞できたわけですが、時間も時間なので帰らなくてはなりません。

しかも、冒頭でご説明をさせていただいてはおりますが、都民の森からのバスはこの期間中は休止中となっているので、最寄りのバス停まで歩いて帰らなくてはなりません…。

ここからは、正直辛かった…。

冒頭はウッドチップが敷き詰められたセラピーロードを通って、都民の森の入り口まで移動します。

続いて森林館の前を通り過ぎ、都民の森入り口まで移動完了…。

あとは、奥多摩周遊道を歩いて数馬バス停まで歩いて降りるだけでございます
(ノД`)・゜・。

下り坂ではありましたが、40分ほどアスファルト舗道の道を歩いてくるのは身体的にも、精神的にも辛いものがありましたね…。唯一の救いは、冬季期間中ということもあって、交通量が非常に少なかったという点でしょうか…。

そんなこんなあって、この日の帰路に就いたのでしたとさ。

おしまい

  

三頭山の登山を終えて

大満足の一日でした!

今回の登山はこの一言に尽きます!

目的としていた三頭大滝も観賞し、道中の槇寄山・三頭山までの道のりもキッチリと歩き切ることができました。

こうして、自身の山行計画がピッタリと遂行できた時の快感と何かを成し遂げた達成感が今の自分を1㎝くらいは成長させてくれているのではないか?そういう風に感じています。

また、本文中でも触れさせていただいたのですが、自分には『やりたいこと』があって、それは『どこかの会社から実物の書籍を出版できないか。』というものになっています。

可能な限り、出版社のプロの編集さんに認められた商業出版がしたい!…というモノでございます。

こうしてブログをせっせと書き溜めているのも、そんなやりたいことに向かっての行動の一つなわけですね。

今の仕事も責任ある立場となりつつあり、忙しさは相変わらずではあるのですが、コツコツ積み重ねていければと考えている次第です(*- -)(*_ _)ペコリ

・・・

さて、ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

これからも、このような形式で試行錯誤をしながらブログを更新していきたいと考えています。皆様におかれましては、たまにで良いので当ブログを覗いていただけますとこれほど嬉しいことはございません。

  

最後に…

  

あなたの次回の登山で、心が揺さぶられるような光景と出会えますように!

  

それでは。

  

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