今回は妙高山に登山をしてきました。標高は2,454mです。

言わずと知れた日本百名山に選定された山となっており、スキーリゾートとしても有名なエリアです。登山をしない方であっても名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
山容については『どっしりと構えた端正な形をしているなぁ~』というのが個人的な感想で、それもそのはず『越後富士』の異名を冠しています。

日本百名山の著者である深田久弥氏も以下のように妙高山をべた褒めしており、非凡な山岳であることは言うまでもないでしょう。
越後のみならず、私は日本の名山だと思っている。その均整のとれた山容の気品といい、のびやかな裾野の雄大さといい、どっしりと安定した量感といい、名山としての名に恥じない。
そんな妙高山ですが、主要な登山口からは、いずれも体力的に辛い登山となるのがネックとなっています。

以下からは、妙高山の基本情報・良い所・悪い所も含めて余すところなくお伝えさせていただきますので、お付き合いをいただけますと幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ
(登山日:2025年10月12日)
・・・
なお、私自身、妙高山の登山は2回目となっています。
1回目は燕温泉からのピストン登山。2回目となる今回は火打山からの縦走登山でした。
冒頭は登山口などの基本的な情報を解説しつつ、後半の【登山の模様】については火打山直下の高谷池ヒュッテからの縦走を行った模様を掲載しております。
妙高山の基本情報
| 所在 | 新潟県妙高市 |
| 山系 | 頚城山塊 |
| 標高 | 2,454m |
| 主な登山口 | ①燕温泉登山口 ②妙高高原スカイケーブル山頂駅 (新赤倉登山道) ③笹ヶ峰登山口(山小屋で要1泊) |
| 標準コースタイム | ①約7時間40分 ②約7時間10分 |
| 山のステータス | ・日本百名山 ・花の百名山 ・北信五岳(最高峰) ・新潟百名山 |
以下は補足事項です。
- 妙高高原スカイケーブル山頂駅から新赤倉登山道を使うコースが一番難易度が低め
- それでも累計標高差は1,200mを越えてきますので、それなりに辛い登山となります(詳細は後述)
- 燕温泉から登ると登りはきつくなり(累計標高差は約1,500m)ますが、見どころも多数有り
- 時間的・体力的に余裕があるならばこちらのコースを個人的におススメしたいです(詳細は後述)。
- 紅葉は例年9月末から10月中旬ごろとなるようです。
- 山開きは例年7月1日となっています。
- 6月でも一部残雪が残ります。残雪の心得が無い場合は7月からが良いでしょう。
- 笹ヶ峰登山口から火打山を経由して縦走するのも人気です(別途こちらの記事で詳細を記載しております。)
古名は「越の中山(なかやま)」とされた記録があり。713年の「好字二字令」(全国の国名などを漢字二文字で表記するよう指示したもの。)により、中山の部分を「名香山」とし、音読みすることで「みょうこうさん」となった。
妙高山はこんな山 特徴を6つ! ご紹介♪
- 山頂からは素晴らしい大展望!
- 下山を燕温泉として黄金の湯に入浴!
- 登山道途中の大瀑布と趣ある野湯
- 公共交通機関を使って日帰り登山が可能!
- 標高差の大きい急登続きの登山道…
- 最終局面の9合目からは長い長い鎖場と岩場の急登…
山頂からは素晴らしい大展望!
妙高山の山頂は360度の大展望です!

辛い登りの果ての大展望となるだけあって、感動はひと際、大きいものとなるでしょう。
様々なメディアや雑誌でも取り上げられているとおり、絶景といって差し支えないもので、決して大袈裟な表現ではないでしょう。
以下からはそんな妙高山の酸いも甘いもたっぷりと解説させていただきますので、お付き合いいただけますと幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ
下山を燕温泉として黄金の湯に入浴!
黄金の湯は妙高山の登山口である燕温泉からすぐ近くに位置している野趣味あふれる露天風呂となっています。下山先を燕温泉とする場合には、是非とも立ち寄っていただきたい場所となっています。しかも無料!

乳白色の白濁した濁り湯が特徴的で、黄金の湯というよりかは白銀の湯と称したほうが適当なような気もしますが、紅葉の季節になると黄色の落ち葉が温泉に落ちることから”黄金”と命名されたようです。
後述しますが、妙高山の登山はなかなかハードな山行となります。下山場所を燕温泉とすることで、辛かった登山の疲れを癒すのに一役買ってくれること間違いなしです!
妙高山の登山に挑戦する際には、是非、候補に入れてみてはいかがでしょうか?
・・・
なお、シーズン中は登山者に限らず、ツーリング客や観光客で混み合うようなので、そのような場合には、立ち寄り湯を営業している旅館を利用するのも手だと思います。

燕温泉は山間に佇む静かな温泉地で趣があります。温泉街は小規模ではありますが、雰囲気は非常に気に入った場所でした。
登山道途中の大瀑布と趣ある野湯
妙高山に登るのであれば、燕温泉を登山計画に含めていただきたい。そのもう一つの理由はコチラです。
登山道の脇にある滝と言えば、可愛いサイズのこじんまりとしたモノであると相場が決まっているのですが、今回ご紹介する光明の滝・称名の滝はレベルが違います。

断崖絶壁の岩肌を舐めるように滑り落ちていく滝の迫力は圧倒的で、ついつい足を止めてしまう程には見事な眺めでありました。
また、滝を眺められるベストポジションに野湯が整備されており、まさにいたせり尽くせりのスポットです。

スカイケーブルを使用するよりも若干、歩行距離は伸びてしまいますが、是非、足を運んでいただきたいポイントでした!
公共交通機関を使って日帰り登山が可能!
妙高山の主要な登山口である燕温泉・妙高高原スカイケーブル駅の両登山口までは、バスの運行がありますので、マイカーが無くても日帰り登山は可能です。
登りでスカイケーブルを使用して、下山場所を燕温泉とすれば帰りに黄金の湯でひとっ風呂浴びて帰ることも可能となっています!
アクセスについては後述させていただきますが、登りでスカイケーブルを活用し、下山を燕温泉とする方も多いようですね。
標高差の大きい急登続きの登山道…
標高山の主要な登山道としては、前述のとおり①燕温泉、②妙高高原スカイケーブル駅の二つとなります。
ここで、注意をしていただきたいのが、妙高高原スカイケーブル駅の山頂駅からスタートしたとしても、登山の開始地点である山頂駅の標高は1,250mまでとなっている点です。
妙高山の山頂までは依然として約1,200m以上の急登を登り切らないといけないわけで…自らの足で高度をあげていかなければなりません。

参考までに以下は二つの登山道の対比表を作成してみました。
| 山頂までの累計標高差 | 山頂までのコースタイム | |
| ①燕温泉 (標高約1,170m地点) | 約1,530m | 約4時間40分 |
| ②スカイケーブル山頂駅 (標高約1,250m地点) | 約1,285m | 約4時間15分 |
確かにスカイケーブルを使用したほうが累計票差も小さく、コースタイムは短縮できますが、妙高山の辛い所は、怖くて辛い急登が山頂直下に控えている点です。
スカイケーブルを活用したからといって登山が圧倒的に楽になるかと言われると、そうはならない。ということがお分かりいただけると思います…。
最終局面の9合目からは、長い長い鎖場と岩場の急登…
前項でも少々触れましたが、妙高山で一番の難所は最終盤の9合目からとなります。

燕温泉から登っても、スカイケーブルを使ったとしてもこちらのポイントは避けることができません。長い長いコースタイムと、長い長い鎖場の存在が妙高山登山を難しいものにしている印象ですね…。
兎にも角にも、ここで申し上げたいことは…
どこから登っても辛い登りを避けられない山
それが妙高山だと言うことです…。

今回歩いたルートマップ・コースタイム
ルートマップ
以下は私が歩いた際のコースとなります。
今回の登山では1日目は高谷池ヒュッテに宿泊し、妙高山に登頂後、燕温泉へと下山しました。

なお、コースマップについては、フリーハンドで作成しています。あくまで目安としていただき、実際の登山の際には、地図及びGPSアプリの使用をお願いします。
私が一回目に登山した時は、燕温泉からのピストン登山としています。その時の経験も含めて、以下から妙高山のご紹介をさせていただきます。
妙高山の難易度・所感
あくまで個人の見解となりますのでご了承ください(*- -)(*_ _)ペコリ
①難易度について
前述していますが…気を付けるべきは山頂直下の岩場の部分となります。
特に9合目の案内板から直後から始まる鎖場は長くてスリルも満点です。

私自身、登山を始めて10年近くの月日が経過して、かなりの場数を踏んできたと自負していますが、妙高山の鎖場ほど長いものには心当たりがありません。そのくらい長丁場なポイントです。
直登する縦の鎖場を終えると、すぐさま岩場をトラバースする横の鎖場が始まります。


すべての個所が危険であったという気はしていないですが、落ち葉が堆積しているポイントもあり、細心の注意を払うべきポイントであると感じました。
そして、滑落したら間違いなくただでは済まない場所となります…。

また、登るときはまだ良いのですが、降りで人との離合が発生するのも面倒なポイントでしたね…。とにかく、長い鎖場となるので前方から人が現れたり、後続に追いつかれたりしても焦らないことが大事だと感じました。
そして、鎖場を抜けると南陵の肩というポイントに至るのですが、そこからは約20分ほど岩場の急登が始まります。

妙高山の登山といえば、鎖場ばかりがフォーカスされがちですが、こちらの岩場もかなりの難所だと感じており、引き続き気を引き締めていく必要があります。
ただ、鎖場さえ抜けてしまえば山頂までは本当に”あと少し”となります。文字通り、正念場と言えるポイントです。

鎖場に関しては、『足の踏み場はしっかりと整備されているので見かけほど危険な場所では無い。』というのが個人的な感想ではありますが、初見で見たときは、かなりビビったのを覚えています…。
②体力面について
再掲載となりますが、以下は二つの主要な登山道の標高差とコースタイムとなっています。
| 山頂までの累計標高差 | コースタイム(登り片道) | |
| ①燕温泉 (標高約1,170m地点) | 約1,530m | 約4時間40分 |
| ②スカイケーブル山頂駅 (標高約1,250m地点) | 約1,285m | 約4時間15分 |
(言うまでもないのですが…)体力的に不安が残るのであれば、間違いなく妙高高原スカイケーブル駅からの登山を行うべきでしょう。
・・・
ただ、ここで申し上げたいのは、スカイケーブルを使ったからといって、決して楽な登山にはならないと言うことです。
初めて妙高山の山頂にたどり着いた際に、『このままだとケーブルの最終時刻に間に合わない。』と騒いでいるグループがいたのが、強烈に印象に残っています。

常識であるとは思うのですが、コースタイムの中には休憩時間は含まれていません。妙高山はハードな登りの末に、山頂は大展望が待っています。休憩を長めに見込んだコースタイムを組むことをおススメします。
仮にケーブルの最終時刻に間に合わないと悟ったとしても、燕温泉から関山駅までのバスについては、そこそこ遅い時刻まで運航されているので、そちらを検討するのも有りでしょう。
登山口までのアクセス
コチラでは、以下の2つを想定したアクセスをご紹介させていただきます。
- 関山駅から妙高市営バスで燕温泉の登山口へ
- 妙高高原駅からバスでスカイケーブル駅へアクセスし、山頂駅から登山開始
【妙高山】関山駅から燕温泉の登山口
以下は燕温泉登山口までのアクセス概要です。

- 北陸新幹線で上越妙高駅までアクセス(約2時間)
- 上越妙高駅からえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 妙高高原駅まで乗車(約35分)
- 妙高高原駅から直江津方面に乗り換えて関山駅下車(約10分)
- 関山駅から妙高市市営バス『関・燕温泉線』で終点の燕温泉下車(約30分)

以下補足事項となります。
- 運行状況・時刻表については妙高市営バスさんのHPで確認をお願いします。
- 鉄道のダイヤ改正にあわせてバスの時刻表も頻繁に変更となるようです。
- 関山駅から燕温泉までの運賃は大人片道500円となっています。

バスというよりかは乗り合いタクシーのようなワゴン車での運行となっています。
午前6時台のバスの運行もあります。車が無い場合は必然的に妙高市市営バスさんを活用することになるでしょう。
【妙高山】妙高高原駅からスカイケーブルを使った登山
以下は妙高高原スカイケーブル駅までのアクセス概要です。

- 北陸新幹線で上越妙高駅までアクセス(約2時間)
- 上越妙高駅からえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 妙高高原駅まで乗車(約35分)
- 妙高高原駅からは路線バスの赤倉線 or 妙高山山麓線でスカイケーブルまで(約20分)
以下は補足事項となります。
- 路線バスの赤倉線に乗車する場合は最寄のバス停は「新赤倉三又路」となります。
- 妙高山山麓線については、観光地を周遊するバスとなっており、季節運航です。
- バスの時刻表については、妙高高原スカイケーブルさんのHPでご確認ください。
また、スカイケーブの使用を計画される場合は、妙高高原スカイケーブルさんのHPで事前に運行状況を確認しておくことを強くお勧めします。リニューアル工事・メンテナンスならば事前に把握可能です。

【ここから登山の模様】高谷池ヒュッテから出発
明けて二日目の朝でございます。

前日は火打山の登山をこなしてきたということもあり、体に疲れを残しつつのスタート…
…かと思いきや、高谷池ヒュッテのあまりの居心地の良さに大爆睡をかまし、思いのほか良好な体調で朝を迎えることができました。
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登山の開始はまだまだ夜明け前からのスタート


まだスタッフの皆さんは朝ご飯の準備をされている中でしたが、爽やかな笑顔で快く送り出していただきました。
その節は本当にありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
なんだかヒュッテを出るときに久しぶりに名残惜しさを感じてしまいましたとさ…。

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さて、毎度毎度、登山開始までの導入部が長いことが恒例となっている当ブログですが、今回ばかりはすぐに登山パートに突入です。
早速、登山道のご紹介!…といきたかったのですが、出発直後の写真については、暗すぎるため掲載しても何が何だかサッパリです。

撮影した写真を限界まで明るく調整してみましたが、これが限界…
そういうわけで、開始早々の茶臼岳までの登りについてはバッサリと省略となっています。この点はご容赦ください(*- -)(*_ _)ペコリ
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さて、高谷池ヒュッテと黒沢池ヒュッテのほぼ中間地点に位置している茶臼岳のピークを通過したあたりから、レポートを再開させていただきます。

この辺りから朝日が差し込み、大変、さわやかな気持ちになってくる。
この時点で『今日の体調なら妙高山も楽勝かな♪』…なんて考えていたのですが、この考えは非常に浅はかで、間もなくその願望は打ち砕かれることとなります。
とはいえ、茶臼岳の山頂付近からの眺めも素晴らしかったのは、今でも記憶に残っています。
ひょっこりと頭を突き出す妙高山と…

その反対側には火打山も眺めることができました。

正直、朝焼けが非常に綺麗で、天狗の庭というポイントから火打山の朝焼けを眺めてからスタートしても良かったのではないかと、軽く後悔したポイントでした…。
・・・
さて、快調なペースで歩き続けていると、ドーム型のユニークな外観をしている黒沢池ヒュッテが見えてきます。

黒沢池ヒュッテは、茶臼岳とこれから登る大倉乗越という二つのピークに挟まれた場所に位置しているため、景観の面では高谷池ヒュッテに劣るやもしれませんが、妙高山までの縦走を念頭に置いているのであれば、こちらの方が利便性は良いかもしれません。
あっという間に黒沢池ヒュッテに到着!

高谷池ヒュッテからのコースタイムは、約50分とされていますが、この日はものの30分ちょっとで踏破してしまい、非常に調子が良い様子。
『こんな登山道が妙高山まで続くのなら、妙高山までも楽勝さ~』

・・・なんて思っていたら痛い目に遭いますので、要注意です。
下山を含めた長い長い登山の本番はここから始まります…。
黒沢池ヒュッテから妙高山の山頂までの模様
黒沢池ヒュッテからは早速分岐が現れます。

右手の登り坂が妙高山への縦走路となっています。『滑落注意』の看板が設置されているとおり、露出した岩が非常に滑りやすくなっており、注意すべきポイントです。
黒沢池ヒュッテから大倉乗越までのコースタイムは30分程度の登りとなっているのですが、足元に気を遣う登山道でした…。



無事、大倉乗越のピークに到達!
ここまでは湿った岩場で足を取られそうになりながらの気を遣う登山道だった印象です。
まるでプリンのような山容をした妙高山がようやく全貌を現すのもこの地点からとなります。

素晴らしい眺めではあったのですが、山頂までの急登は苦労しそうな感じがビンビンに伝わってきます…。
振り返ると火打山も良い感じでした。

ここで何枚か写真を写していたのですが、妙高山の山頂からの方が眺めが良いので、ここでパシャパシャ写真を撮る必要はありませんよ!
・・・
さて、大倉乗越からは一旦下り基調の登山道となるのですが、ここからの登山道にも悪戦苦闘の連続でした…。おそらく縦走を行う上で一番の難所となる区間でしょう…。
引き続き登山道は露出した岩場が続き、スリップに注意が必要な区間となっています。


また、堆積した落ち葉もやっかいで、岩で滑る、落ち葉でも滑るで、一層気の抜けない区間だったなぁというのが所感です。

さらにストレスがかかるのが、高低差の大きい段差が随所に現れること。


いちいち、鎖(ロープ)を使って段差を上下するため、ペースが上がらず、体力の消耗も激しい区間で、歩いていてもどかしさを感じる場所でした…。
崩壊気味の崖地をトラバースする区間もあり、一筋縄ではいかないというのがわかっていただけると思います。

そして、極めつけは迷い込みやすい獣道の存在です。

上の写真ではわかりづらいかもしれませんが、登山道から派生するようにして伸びる脇道がいくつか延びています。ボーっと歩いていると『あれっ?この道で良いんだっけ?』と何度か立ち止まって逡巡することがありました。
いずれにせよ、滑落・道迷いには細心の注意が必要な区間です。

実際に事故も起きているようなので、注意して進んでいきましょう!
・・・
…そんな登山道に悪戦苦闘していると長助池分岐に到着となります。

大倉乗越から長助池分岐までは、コースタイムにして40分ほどなのですが、それ以上に長く感じた区間でした…。
分岐には、ベンチが設置されているので休憩にオススメなポイントです。

ここで一息いれるのも良いでしょう。
なんせ、ここからは妙高山・山頂までの苛烈な登り返しが控えているのですから…。

・・・
・・
・
さて、長助池分岐からは登山道の様相が一変し、山頂までの急登が続いていきます。
正直、語ることは多くなく、ただただ辛い登りであったというのが感想です…。

ちなみに分岐からのコースタイムは1時間30分となっています…。



こちらの登りの区間でも鎖場が登場します。
一心不乱に歩き続けていると、ようやく山頂らしきピークが見えてきます…

『もう少し簡単な縦走路だと思っていた…。』

そんなことを感じながら、ようやく山頂へと辿りついたのでしたとさ…。
妙高山山頂の模様
そういうわけで妙高山の山頂に到着となりました。標高は約2,446mです。

山頂碑に北峰と記載がある通り、妙高山は双二峰となっています。
最高峰は南峰となっているのですが、休憩に適しているのは北峰で、お弁当を広げるのはこちらが最適でしょう。
・・・
山頂は文句なしの大パノラマで360度の大展望となっています。

北アルプス、八ヶ岳まで見渡せるほか、気象条件が整えば富士山まで見渡せてしまうというから驚きです。
・・・そんな大展望のハズなのですが、谷間から続々と雲が湧き上がってきており、残念ながら展望はかなり限定されしまいましたとさ。

写真の向こうには日本海が広がっているはずなのですが、雲が邪魔してなんだかイマイチな風景となってしまいましたね…。
そんな状況にある中で唯一間に合ったのが、火打山・新潟焼山方面の展望です!

こちらは未だガスの魔の手に落ちておらず、念願の景観を拝むことができました。ようやくたどり着いた山頂からの光景が真っ白だったなら消化不良な登山となっちゃいますからね…。

ちなみに、以前に一度登った時は雲に包まれた真っ白な山頂だったので、この景観を拝めて本当の良かったと感無量でした。
こうして写真を撮影している間にも、ガスという名の魔の手が火打山方面を周りこむように展開してきており、間一髪というところでした。

そもそも午後からは雨の予報だったので、早めの出発は本当に大事であるとということを実感。
火打山が雲に隠れてしまうまでは、昨日宿泊した高谷池ヒュッテで受け取っていたお弁当で簡単に昼食とさせていただきました。

火打山がすっぽりと雲に隠れるのを見届けてからゆっくりと腰上げたのでしたとさ。
・・・
さて、今度は最高峰である南峰に向けて出発です。
やはり、百名山に登頂したと高らかに宣言するのであれば、最高峰を踏んでおかなければ示しが付きませんからね。

既に南峰は雲の魔の手に落ちているように見えますが、北峰と展望は変わらないので問題なしと言うことにしておきましょうか…。
南峰までのコースタイムは10分とかからない位です。
・・・
そういうわけで南峰に到着~

こちらの標高が2,454mで正真正銘、妙高山の最高峰となっています。
撮影位置をうまく調整して青空を映していますが、周辺はガスに覆われており、ちょっとだけ消化不良な感じですかね…。

とはいえ、『下からすくい上げる様に撮影すれば青空が写りそうだよ!』と言って撮影してくださった方。その節は誠にありがとうございました。きちんと写真は使用させていただきました(*- -)(*_ _)ペコリ
山頂には古来からの信仰の名残と見られるものが数多く残っており、歴史を感じる場所となっていました。



さて、狭いので早めにお暇させていただくこととしましょうか。

後は下山するだけと言いたいのですが…帰りも長い長い登山道を辿って行かなくてはなりません。気合を入れなおしていきましょうか。
燕温泉までの長くて険しい下山の模様…
さて、名残惜しいですが山頂を辞去して下山を開始します。

妙高山から下山するにあたってはスカイケーブルを使用するルートと燕温泉へと下山するルートの二つが考えられますが、今回は疲れた体を癒すためにも燕温泉にある『黄金の湯』を目指します。
実は前回に登山をした時にも立ち寄ったことはあるのですが、この頃になると『疲れて汗だくなこの体を温泉で一度リセットしたい。』という思いが強く、少々、距離は伸びてしまいますが、温泉方面へと足を進めます。
下山にあたっては、兎に角、山頂直下の岩場と鎖場が非常にやっかないなポイントとなります。本記事の冒頭パートで散々ご紹介をさせていただので、ここではサラッとしたものに留めます(*- -)(*_ _)ペコリ




無事通過完了~
本当に長い鎖場で間違いなく妙高山登山における核心部と言って良い場所だと思います…。
個人的な感想ですが、足場はしっかりとしているので、危険はそこまで感じることは無いのですが、登山者とのすれ違いが発生する時が非常に面倒だった印象です。

すれ違う際は神経をすり減らしながらの下山となりました…。
また、私のペースが若干早くて、前のパーティに追いついてしまったのですが、追いついた側も、追いつかれた側も、余裕を持って・慌てず・焦らず行動することも心がけた方が良いかなと思った次第です(*- -)(*_ _)ペコリ
・・・
さて、ここまでが9号目となるのですが、あとは長い長い下山路をひたすら進むこととなります。景観の良いポイントもあったのでしょうが、下山を開始したころには、完全にガスってしまっており、殺風景な登山道をひたすら降ることとなりました…。
以下からはダイジェストチックにどうぞ!



9合目から下は危険と感じる箇所はなかったと思いますが、傾斜の強い下り坂が延々と続いていくので、膝に負担がかかって仕方がなかったかな…。そんな印象です。
ただ、登ってくる登山者のほぼ全員が苦虫を嚙みつぶしたような顔をしているのが少しおかしくて、少しだけ元気をもらった気がします。それだけ辛い登りだということでしょう。

・・・
暫し下っていくと7合目付近の光善寺池に到着です。ここは紅葉がまだ残っていて少し癒された場所。


ガスがかかってより神秘的な雰囲気になっている気がします。
光善寺池から更に200mほどを下っていくと、天狗堂という分岐点に当到着となります。

このポイントは、スカイケーブルを使用するルートと燕温泉からのルートの分岐地点となっています。
当初は、好展望の妙高高原スカイケーブルを使ってみるのもありだなぁ~。と思っていたのですが、なんとリニューアル工事の真っ最中と言うことで、断念した経緯があったりもします。

今回のリニューアル工事は事前にわかっていたことではありますが、風が強い日なんかは運休となることもあるようなので、要注意かなと。
・・・
天狗堂から下についても、引き続き急傾斜の下りざかぁぁ…がひたすら続きます。心を虚無としていたので、写真すらあまり残っていない有様です…。



胸突き八丁という坂道を下り切れば燕温泉までは相当近づいてきた証です。ここからは傾斜もグッと穏やかになってきます。
気が付けば沢が乳白色になっているではありませんか。

少しさわってみると暖かくて、今なお生きている山であるということを実感できるポイントです。それにしても、温泉が恋しくて仕方がない…。
登山道も水平に近くなり歩きやすくなってきます。

正直この頃になると温泉につかることにしか気が向いていなかった気がしている…。
そんな心境の中で歩いていると唐突に現れたのが、コチラの称明の滝です。

ゴウゴウと音をたてながら流れ落ちる大瀑布というわけではなく、岩肌を滑り落ちていくような印象を持つ静かな滝ですが、スケールは大きいです。
登山道からは若干離れてしまいますが、足を止めて眺める価値のある景観だと思っています。


滝つぼのすぐそばまで寄っていけるので、普段拝むことのできないようなレアな光景を目にすることが出来るのもグッドなポイント。
そして極めつけは…
滝を眺める絶好のポイントに露天の温泉が整備されているのが素晴らしいっ!

滝を眺めながら温泉というのも風流なものです。ただ、登山道からは丸見えなので、素っ裸になって温泉につかるのは少しだけ勇気が必要かもしれません…。
ここで温泉につかってしまって楽になりたい気持ちもあったのですが、燕温泉まで下れば、きちんと整備のされた露天風呂を楽しめるポイントもあるので、心を鬼にして下山を続けます。
ちなみに、写真では無人のように見えますが、温泉マニアの方々の中では知られた存在のようで、多くの方がこちらの温泉を目当てに上がってきているようでした。

カメラを持っていくと、『写真撮るなら一回上がるよ~。』といってくださったグループの方々。その節は誠にありがとうございました!
また、『ここの露天は温度があまり高くないから、足湯程度に留めておくのが吉!』ということもご教示いただき感謝です(*- -)(*_ _)ペコリ
・・・
さて、称明の滝(…とその少し下にある光明の滝)に別れを告げて、下山を再開~

二つの滝を過ぎる頃には、アスファルト舗装の水平な登山道となり、足への負担はぐっと減るのが有難かった…。
残りの道中では源泉の脇を通り過ぎ、もう間もなく現れるだろう温泉への期待だけで足を動かしていたようなもの…。

短いようで長かった一泊二日の疲れを癒すべく、生ける屍のように足を動かします…。

そして・・・

みっ、見えたぞぉぉッー!
ようやく到着…燕温泉の『黄金の湯』
そういうわけで、長くて険しい登山道を歩き抜き、ようやく燕温泉までたどり着くことができました。ホントに長かった…。

燕温泉は山間にひっそりと佇む控えめな温泉街といった印象を受ける場所です。
…が温泉宿のほか、土産屋、食堂、喫茶店が元気に営業しており、現役バリバリの場所という印象を持ちました。
このまま坂道を下っていくと温泉街の中心へと至るのですが、目指す『黄金の湯』については、ここから180°反転した先に整備がなされています。

目立つ看板も設置されているので見落とすことはないでしょう。
・・・
あぁ、ようやくたどり着いたんだ…。


もう少し全体を雰囲気がわかっていただけるような写真を撮りたかったのですが、脱衣所が映りこみそうになるので、こちらの写真でご勘弁を…。
衣類を脱ぎ捨てる様にして、ようやく黄金の湯とのご対面となりました。

昨日は高谷池ヒュッテで宿泊をしていたため、ようやく身を清めることができるというわけです。たった、一日お風呂に入っていないだけですが、山歩きの疲れも相まって感動すら覚える瞬間でした。
『黄金』という異名を取っている割には、温泉は乳白色をしています。これは、温泉に舞い落ちた落ち葉がまるで黄金のように映ることから、黄金の湯とされた経緯があるようです。
露天はもちろん源泉かけ流し。

こころゆくまで温泉を楽しみましたとさ。
・・・
なお、これは裏話的なモノですが、実は私以外にも4人が温泉につかっていたのですが、全員が『誰もいなくなった瞬間に黄金の湯の写真を撮りたい!』ということで、タイミングを伺っていたようでした。

しかしながら、全員がその瞬間を待ちつつ長湯をしているものだから、いくら待っても撮影のタイミングがありません。

そうして、痺れを切らした1人の方が、勇気をもって『一生のお願いです!写真を一枚だけ取らせてください!』と懇願したところから、『いや、実は私もなんです…w』と全員がタイミングを伺ってることが判明したというわけでした。
ここまでの写真は全員が一度湯船から出て写真を撮影したモノとなっており、裸の男が揃ってカメラ撮影をしている風景はちょっと面白くて、良い思い出になってます。
最初に思い切って声を上げてくださった方には頭が上がりませんね(*- -)(*_ _)ペコリ
なお、温泉は紅葉シーズン中はかなり混み合うようで、ゆっくりと疲れを取りたいのであれば、燕温泉街の日帰り温泉を利用するのもお勧めです。

こうして、温泉を心行くまで堪能し、ブログの写真も確保しつつ、大満足のまま帰路に就いたのでしたとさ。
妙高山登山を終えて
本文中で何度か触れさせていただいたのですが、妙高山の登山は今回が2回目の挑戦となりました。
しかも、今回は前日に火打山への登山をこなし、山中の山小屋で一泊後、続けて縦走をこなす一泊二日の山旅です。

こうして日本百名山をハシゴして登山できるポイントは日本アルプスを除いては、なかなか無い気がしていて、そういう意味では面白い場所だと感じています。
また、10年近く登山を続けてきていると2回目の挑戦となる機会もあるのですが、その際には必ず違ったルートでの登山を心がけているところです。
・・・
さて、2度目の山頂を踏んだ妙高山となったわけですが、『登る季節・天候・心の状態によっては、見える景色もまるで違っているんだな』という感想を抱いた次第です。
1回目の山頂では、天気は曇り時々雨。山頂は真っ白で、景色も何もあったものではありませんでした。

そんな天候の日に登った理由として、当時の自分のスタイルは『日本百名山以外の山は眼中になし。山頂だけ踏めればそれで良い。』といったモノで、今にして思えば、何が楽しくて山に登っていたんだろうと思うばかりです。
『山に登った事実だけが欲しい。日本百名山に登ったという事実だけが欲しい。』という発想で、幼稚な考えで、もったいない山の登り方をしていたなぁと思い返すばかりです。

月日が経過して2度目の山頂を踏んで感じたのは、『昔からは、大きく考え方も変わったもんだ。』という実感です。
これを成長と言っていいのかはわかりませんが、少なくとも、登るだけではなくて、風景やその土地の歴史・伝統・食べ物などを楽しめるだけの余裕ができたのかなぁと感じています。

こうして、ブログを書きながら当時の記録を振り返っていると、山を歩いた時だけではなく、自身の人生を振り返る機会を得ているようで、なんだか不思議なものを感じてます。
なんだか収集が付かなくなりそうなので、ここらで筆を置きたいと思います。支離滅裂な文書の羅列となった気がしていますが、妙高山の登山を通して感じたのは、そのようなものとなったのでしとさ。
・・・
さて、ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
これからも、このような形式で試行錯誤をしながらブログを更新していきたいと考えています。皆様におかれましては、たまにで良いので当ブログを覗いていただけますとこれほど嬉しいことはございません。
最後に…
あなたの次回の縦走で素敵な景色と出会えますように!
それでは。

・・・
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