【大楠山・衣笠山】春の優しい陽射しのもと三浦半島の低山を巡る旅【三浦半島・登山】

低山

皆さんは、体調管理は万全ですか?

  

私はと言うと万全ではありませんでした…。

・・・

  

今回は、神奈川県三浦半島にある、大楠山(標高は241m)と衣笠山(標高は134.2m)に登山してきました。

実をいうと、今回の登山は、インフルエンザ明けのリハビリ登山で訪れている経緯があります。

  

週明けからどうにも体調が良くなく、午前中は年休を取得して病院に行ったのですが、念のために検査したところ、まさかのインフルエンザ陽性。

熱自体は2日程度で平熱まで下がったのですが、「今週、一週間は自宅待機」という上司のありがたいお言葉に甘えて、リモートで仕事をこなすこととなりました。

出勤さええすれば現場に出たり、他社様との打ち合わせがあったりと、出歩く機会も多いのですが、リモート勤務では、まぁ外に一歩も出ない。

そんな、鈍りきった体に優しく鞭を打つべく、週末は軽めにハイキングと洒落こもうという魂胆で出かけてきた次第です。

  

大楠山は低山ではありますが、三浦半島の最高峰で、山頂付近の「大楠山レーダ雨量観測所」に登れば眺望も良好◎

前田川遊歩道では、小川のせせらぎの音を聞きながら、どこか懐かしさを感じながら、のんびりと歩き切ることができました。

また、いろいろ経緯を書きたてましたが、皆様にもモデルコースとしていただけるよう、参考としたハイキングマップや登山口までのアクセスを記載しておりますので、ご覧いただけますと幸いです。

~2023年4月9日~

アクセス・コースタイム

アクセス情報・歩いたコース

本日歩いたコースは、【横須賀市観光情報】のホームページで紹介されている、【大楠山ハイキングコース】を歩いてきました。

以下にURLを貼っておきますので、参考としていただければと思います。

横須賀ハイキングコースマップ | ガイドマップ・パンフレット | 横須賀市観光情報 (cocoyoko.net)

  • 逗子駅からバスに乗り、【前田橋バス停】or【大楠芦名口バス停】までアクセス
  • (山手回り)葉山・大楠芦名口・横須賀市民病院方面のバスに乗車
  • スタートはバス停の前田橋から”前田橋遊歩道”を通って、大楠山までハイキング!

なお、今回の活動記録としては、大楠山→衣笠城址→衣笠山→衣笠駅(ゴール)という道順を辿りましたが、大楠山から衣笠山までは意外と遠く、道も単調です。

同じく【横須賀市観光情報】に掲載されている、【大楠芦名口コース】を活用しての、周回コースを検討されても良いかもしれません。

(2024年3月4日時点)

あと、バスについては、逗子駅前からであれば結構な本数が出ていますが、迷うことがあれば、案内係の方が常駐しているようなので、そちらを頼るのも有りかと思います。

バスの時刻表や乗り場等については、変更となっている可能性があります。”京浜急行バス”さんのHPから確認をお願いします。

コースタイム

写真を撮ったりしながら、かなりのんびり歩いていますが、ご参考までに。

大楠山・衣笠山コースタイム
  • 12:00
    前田川遊歩道入り口
  • 13:10
    大楠山
  • 14:20
    衣笠城址跡
  • 15:00
    衣笠山
  • 15:40
    衣笠駅

少々、長くなりましたが、以下から記事の本編です。

逗子駅から登山口最寄りのバス停までのアクセス

逗子駅からこんにちは。東京駅からJR横須賀線で、わずか1時間で到着~。

改札を出ると、少し汗ばむくらいの陽気が出迎えてくれました。のんびりハイキングをするには打ってつけの天気です。

駅前の街並みについては、こんな感じです。駅を出るとすぐ目の前には、いくつもバス乗り場が並んでおりました。

本日の大楠山の登山口である、前田川遊歩道。その最寄りである、前田川バス停へ向かいます。

こちらの2番乗り場からバスに乗り込みます。

…なお、スムーズに乗り継ぎが出来ているように書いていますが、実のところどのバスに乗り込むべきなのか、結構な時間迷っていました。

右往左往していたところ、見かねた案内係(?)の方にお声がけをいただき、無事、バスに乗り込むことができました。

せなか
せなか

逗子市はどうやらバス文化のようで、意外に複雑です…。

 

前途多難な出発となってしまいましたが、無事、前田川バス停にたどり着くことができました。乗車時間は約30分ほどでした。

せなか
せなか

なお、上の写真は、前田川バス停の一つ前の「大楠・芦名口バス停」になります。間違えて、一つ前の停留場で下車してしまいました…。

  

なんと、バス停のすぐ近くに、スーパーマーケットがあります。行動食を忘れても安心です!

すぐにでも前田川遊歩道方面へ進んでいけば良いものの…。いきなり寄り道をしていきます。

ちょっと寄り道。前島密に所縁のある「浄楽寺」へ

まっすぐに、登山口へ向かえば良いものの…。いきなり寄り道です。

日本の郵便の父と呼ばれる前島密。その縁のある浄楽寺に立ち寄っていくこととしました。

せなか
せなか

アクセスはコチラ!前田川バス停からは、徒歩で10分くらいかと。

・・・

  

浄楽寺の中は、そこまで広いわけではありませんが、コンパクトな境内には、池があったり、綺麗なお花が飾られていたりと、風情ある趣です。

今日は、そこまでハードな登山にならない予定なので、観光がてら立ち寄ってみた次第です。

私のような観光を目的とした方も、何人かいらっしゃいましたが、境内は静かでゆっくりとした時間が流れていました。

せなか
せなか

たまには、こうしてゆっくりするのも悪くないのです!

  

境内最奥には、前島密翁の像が鎮座していました。

前島密と言えば、日本の近代郵政事業の基礎を作り上げた人物として有名で、「郵便の父」と呼ばれる人物です。

郵便事業の創設時期は1871年と言われています。

長きに渡った江戸の時代が終わり、新しい政府ができた明治の時代に、一から郵便事業を作り上げろと言われたなら、皆様ならどのようにして、事業を始めたでしょうか??

私の場合だと、今日の逗子駅の前のように右往左往するばかりで何も実現できなかったことでしょう。

…未知の領域であっても、臆さずに仕事を進められる人間こそが、仕事のできる人間なんだろうなって、最近、ふと思ったところです。

前田川遊歩道を通って、大楠山へ

さて、ひとしきり浄楽寺を楽しんだので、ようやく登山開始です。

(ちなみに、前田川バス停から、登山口の前田川遊歩道までは、寄り道を一切しなければ5分程度で到着してしまいます。

水はとても透明で綺麗に見えました。

前田川の脇をゆったりとした気持ちで歩いていきます。

仕事でのストレスや疲れで、休日は外に出るのも億劫になることはないでしょうか?

私は、しょっちゅうあります。

ただ、いくつになっても、こうして定期的に登山に出かけてのんびり情緒を感じられる人間でいたいなぁと思ったり。

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道中では、橋の下を通り抜けたり、滝を眺めたりと、かわるがわる異なった風景を眺めることができるのも、前田川遊歩道の魅力だと思います。

 

  

まったりと歩いていると、小川とはお別れです。ここからは、低山特有の樹林帯歩きになります。

  

春の心地よい木漏れ日を浴びて黙々と進んでいきます。

  

しばらく歩くと、木々の間から白い塔が見えてきます。

  

こちらは、国土交通省の「大楠山レーダ雨量観測所」となっていて、実際に登ることもできました。

そして、実際の風景がこちらです。

  

なお、ここからもう少し歩いた先に、大楠山の山頂が別にあります。

どうせ、休憩するのであれば、もう少し頑張りましょう!

なお、大楠山と言えば、山頂直下の菜の花畑を目当てに登山される方も多いと思います。もともと菜の花畑は、地元の有志の方々で植えていたもののようで、自生したものではないようです。コロナウィルスの影響からか、今年は一切の菜の花を見つけることはできませんでした…。菜の花畑を目当て来られる方は、SNSなどで情報を集めてから決行することをおススメします。

大楠山の山頂の様子

あまり登山したという気にはなりませんでしたが、無事に山頂に到着です。

  

山頂は広場のようになっていて、昼食をとるにはぴったりの場所でした。

  

なお、下の写真に写っている、展望塔には登ることが来ませんでした。

【重要】大楠山山頂休憩所・トイレおよび展望塔について 
大楠山山頂休憩所(ビューハウス)・トイレおよび展望塔は、現在利用できません。 
トイレをご利用の方は、大楠平にあるトイレをご利用ください。 
ご不便をおかけ致しますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。 

「横須賀市観光情報」ホームページより(2024年3月9日現在)
せなか
せなか

展望塔に登れなかったのは残念…。

  

ただ、展望塔に登れずとも、山頂からの景色はなかなかのものです。三浦半島の最高峰という肩書は伊達ではありません!

  

なお大楠山は、ちゃっかりと「かながわの景勝地50選」にも選定されています。

こちらの石碑は、弘法山や陣馬山にも設置されていました。自分が生きている内にコンプリートすることはあるのだろうか…。

ただ、当ブログでも、なるべく追っていきたいと思います。

  

まぁ、覚えていればなんですが。

ひとしきり山頂を探索した後、春の陽を浴びながらまったり休憩していきましとさ。

大楠山から衣笠山へのんびりハイキング

陽射しが心地よ過ぎて、いつまでも山頂で怠けていられそうでしたが、そろそろ出発です。

帰りは、衣笠山を経由して、横須賀線の走る衣笠駅を目指していきます。

冒頭は、ゴルフ場の脇をひたすら下山していきます。これはこれで、なかなかにフォトジェニックな登山道になっています。

  

道標では、「衣笠城址まで3.3㎞」となっています。ハイキングマップ上では、帰りの道中に位置しているので、ついでに寄っていくことにしました。

せなか
せなか

写真が若干ブレてしまっていて、申し訳ないです(汗)

  

しばらく歩くと、ココミルというごみ処理施設に行き当たります。

  

ここからの分岐は、少々、わかりにくかったかな…。

  

道中には、道標も一応は設置されているので、見逃さないように行きましょー。

道中は携帯電話の電波も終始通じていたので、逐一、自身の進行方向をチェックして進んでいきましょう!

  

ココミルからは、しばらくアスファルトの道路と畦道のような登山を交互に進ん生きます。

何度か、この道が本当に正しいコースであるかどうか、不安になりつつも進んでいきます。

   

しばらく、手探りで進んでいくと、衣笠城址跡の看板を発見。道順は間違っていなかったようで、取り合えず、安堵した瞬間でした。

軽く園内を回ってみましたが、特段、気になるものは無かったかな…。

平安時代から鎌倉初期にかけて、山城が置かれていたらしいのですが、流石にそこまで昔だと遺構なんかも残っていないみたいです。

  

衣笠城址跡の見学を終えて、もうしばら下っていくと、三浦縦貫道衣笠入口という信号に到着します。

写真のように、看板も立っているので、案内の通りに進んでいきましょう。

車道脇の歩道から、衣笠公園に入る道を見逃さないようにしましょう!

ここまでくると、最後のチェックポイントである、衣笠山はすぐそこ!

 

衣笠公園に入ると、まずは長い階段がお出迎えです。登りは、これで最後です。頑張っていきましょう♪

展望台が見えてくるとゴールは目前。

衣笠山からの展望と衣笠駅まで

そんなわけで、衣笠山の山頂に到着です。標高は134.2mです。

早速、展望台に登ってみます。結構、年季が入っていますが、強度的には全然問題なく感じました。

そして、こちらが展望台からの景観です。視界は良好♪

遠くには横須賀の街並みまで見渡すことができました。山から海まで見渡せるポイントはお気に入りです。

山頂での景色をおなか一杯堪能して、帰路につきましとさ。

終わりに

今回、衣笠公園については、通り抜けるだけで、特段、見どころの紹介なんかは行いませんでしたが、桜の名所としても有名らしく、また、夏にはホタルを見ることができるようです。

今回は、インフルエンザ明けのリハビリ登山を兼ねていたこともあり、季節感を完全無視していますが、季節を選べばもっと楽しむことができたかなと思います。

ただ、冬が明けて久しぶりに登山に出かけるときや私のようにリハビリ目当てで、軽く登山するには、うってつけの山だと思います。

そうでなくても、心がモヤモヤしているときなんかは、リフレッシュがてら大楠山に出かけてみてはいかがでしょうか?

山頂の開放的な景色や小川のせせらぎが、きっとあなたの心を癒してくれるはずです。

  

本ブログを見て、是非、同じところに出かけてみたいと思っていただけたら、これほど嬉しいことはありません。

皆様も、健康な登山ライフをお過ごしください。

それでは。

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