【赤城山】新緑の美しい赤城山の絶景を眺める旅【日帰り登山・バス・アクセス】

登山記事

皆様には今日は一日がやけに長く感じたなという経験をしたことはないでしょうか?

  

私にとっては、この赤城山の登山をした日がまさにそういう一日でした。

・・・

今回は百名山の一つ赤城山に登山してきました。最高峰の黒檜山の標高は1,828mです。

登山を計画して初めて知ったのですが、赤城山という単独の山は無く、黒檜山、駒ケ岳、長七郎山、地蔵岳、荒山、鈴が岳などの山々の総称になっています。

また、これらの山々の麓には、火口湖である大沼、小尾瀬とも呼ばれる湿原地帯の覚満淵、小振りですけど美しい景色を眺められる小沼などなど…

正直に言ってとても一日では周りきれないくらいのビュースポットが各所に点在しています。

せなか
せなか

かく言うわたしも「どのルートで周れば赤城山の魅力を取りこぼすことなく、観光できるだろうか?」と、プランを練るのに多くの時間を費やしたことを覚えております。

  

そういうわけで・・・

皆様にご覧いただいてモデルコースとしていただけるよう、個人的にオススメのスポット、登山口までのアクセスを紹介しておりますので、ご覧いただけますと幸いです。

更新日:2024年5月12日

  

個人的にオススメしたい光景・スポット

せなか
せなか

冒頭にも記載しましたが、一言で赤城山と言っても範囲も広く見どころも沢山あります。そんな中で、個人的にオススメしたいスポットを3つに絞ってご紹介します!

【黒檜山】登山をするならやっぱり行きたい赤城山の最高峰

いくつかの山を総称して赤城山というのは前述のとおりですが、やはり「赤城山に登山したぞ!」言い切るには、その最高峰に登ってなんぼではないでしょうか?

ちなみに、山頂自体には展望はありませんが、1~2分ほど歩いたところには「絶景スポット」が準備されているので、眺望面でもバッチリです。

  

【地蔵岳】TVや雑誌で写されている場所と言えばココ!

紅葉の季節になればほぼ必ずと言っていいほど紹介されている赤城山ですが、毎年テレビ中継されているポイントとしては、この地蔵岳からの景色を使われていることが多いような気がします。

眼前には最高峰の黒檜山と駒ケ岳を、麓には大沼と赤城山神社が文字通り一望できるポイントになっています。

最高峰ばかりに目が行きがちですが地蔵岳のからの眺めは、個人的には一番の絶景であると感じました。黒檜山と併せて登る場合は少し遠回りですが、体力に自信のある方は、是非、計画に盛り込んでみてはいかがでしょうか?

  

【小沼】個人的なオススメ!人でも少なめでゆっくり散策

最後はちょっと毛色を変えて小沼をご紹介させていください。個人的にはとても気に入っているスポットです。

火口湖としては大沼には大きく劣りますし、小尾瀬と言われる覚満淵ほど花々がキレイなわけではありません。

しかしながら、小沼は人も比較的少なく静かな湖畔歩きを堪能することができます。

ブログの本編でも紹介させていただきますが、緑の美しい新緑の季節に歩けば、田舎の裏山を歩いているようなノスタルジックな気持ちにさせてくれます。

ちなみに、小沼のすぐ近くの八丁峠や鳥居峠には駐車場も整備されていますので、お車の方も簡単にアクセスが可能ですよ!一周するだけなら一時間とかかりません。

  

アクセス・コースタイム

アクセス情報・歩いたコース

前橋駅から赤城山ビジターセンター行のバスについては、登山をするのであれば、なんとかして前橋駅を8:27(各駅停車)又は8:45発(直通バス)に間に合わせざるを得ないと思います。(土日・祝日の場合)

これらを逃してしまうと、開始時刻が大幅に遅れることになるか、もしくは最悪諦めて帰宅することになりますのでご注意を。(2024年4月1日時点)

せなか
せなか

ちなみに、上記は東京都内からのアクセスを想定したものです。始発については、各駅停車ですが前橋駅7:32発~ビジターセンター8:55着の便もあります。

バス乗り場については前橋駅北口のバスターミナルの6番乗り場となります。

なお、夏用ダイヤ(4月1日~11月3日)と冬用ダイヤ(11月4日~3月31日)で分かれています。

また、土日・祝日と平日でもダイヤが異なっていますので、有休を使用して登山を計画されている場合についてはご注意ください。(直通バスの運行は土日・祝日のみで、平日は「富士見温泉」行きのバスに乗り、「富士見温泉」で「赤城ビジターセンター」行きのバスに。乗り換える必要があります。)

最新の時刻表については必ず関越交通バスさんのホームページから確認をお願いします。

参考:関越交通株式会社|赤城山直通バス (kan-etsu.net)

また、参考の参考情報となりますが、バスは結構込み合いますので、電車から降りたらまっすぐにバス乗り場に直行することをおススメします。(もしくは、早めに到着できるのであれば、余裕をもって乗り場で待機することをおススメします。)

バスの乗車時間は約一時間になります。立っている方はちょっとしんどそうでした。

  

コースタイム

写真を撮ったりしながら、かなりのんびり歩いていますが、ご参考までに。

赤城山コースタイム
  • 08:21
    上野→前橋駅着

  • 08:45
    バス乗車

  • 09:55
    新坂平

    ビジターセンター観光含む

  • 10:45
    地蔵岳

    ※ 休憩含む

  • 12:00
    小沼

    ※ 休憩含む

  • 12:40
    長七郎山

    ※ 休憩含む

  • 14:25
    駒ケ岳

    ※ 道中のサントリービアハイランドホールのソフトクリーム休憩含む

  • 15:05
    黒檜山

    ※ 休憩含む

  • 17:00
    赤城ビジターセンター

こうして見返してみると、なんだか休憩ばっかりですね…。

少々、長くなりましたが、以下から記事の本編です。

赤城山登山口までのアクセスの様子

上野駅からおはようございます。

毎回、東京駅から出発する機会が多いわたしですが、今回は珍しく上野駅からの出発です。

理由としては、前橋駅から出発する赤城山ビジターセンター行のバスに乗るためには、上野始発の高崎線に乗り込まなければ間に合わないためです。

なお、今回は奮発してグリーン車を使用することに。

上野から前橋駅までは長時間の移動となること、そして快適な睡眠時間を確保することが理由です。正直、始発の電車に間に合わせるための早起きは体への負担も大きいですしね…。

あと、一週間頑張った自分へのご褒美ということでご容赦ください(。-人-。)

電車を乗り継いで無事、前橋駅に到着しました。

  

こんなことを書いてしまっては失礼かもしれませんが、前橋って群馬の県庁所在地なのに意外とシンプルな駅前だなと思いました。

途中の高崎駅はあんなに栄えていたのですが…。

少々、調べてみると隣接する「前橋」と「高崎」はライバル関係にあるようですね。ここはあまり深入りしない方がよさそう…。

  

バスの出発時間まで前橋駅を少しブラつこうかと思ったのですが、バス乗り場の前に行列ができ始めていたので、すぐさま並ぶことに。

  

間一髪のところで、座席を確保することができました。ビジターセンターまでの乗車時間は約1時間となっており、いきなり体力を奪われるところでした。

  

バスの乗車時間に小説でも読もうかと思ったのですが、カーブが多くて酔ってしまいそうだったので断念…。ボーっと車窓を眺めていました。

ちなみに、車窓から見える山は赤城山の一部をなしている鍋割山と思われます。今回は登る予定はありませんが、山頂からの展望は良好のようです。

そうこうしているうちに、新坂平バス停に到着です。地蔵岳の登山口の最寄りになります。ちなみに、ここで降車したのはわたし一人だけでした。

せなか
せなか

赤城山の最高峰である黒檜山を目指して登山するのであれば、そのまま終点の赤城ビジターセンターまで行ってしまいましょう!

なお、すぐに登山を開始しても良かったのですが、バス停のすぐそこに赤城山総合観光案内所があるので立ち寄っていくことに。

なお、地蔵岳の登山口については、バス停の正面にある新坂平駐車場の脇にございますので、念のため。

  

案内所の中は群馬県ゆかりの作家の紹介や花々の開花情報など意外と充実した展示物が並べられていました。

ただ、どちらかと言うとサイクリストの聖地のようになっていて、皆さんおいしそうにソフトクリームをほおばっていました。

  

ちなみに、白樺牧場とも隣接しており、ちょうど山羊さんたちのエサやりの時間だったようです。

  

展望デッキからは、今から登る地蔵岳を眺めることもできちゃいます。山頂に人工物が林立しているのがわかると思います。あれらは、国土交通省様の雨量観測所であったり有名テレビ局のアンテナのようです。

国土交通省の雨量観測所と言えば、大楠山にも同じような施設があったような。

  

黒檜山と大沼を一望できる地蔵岳の素晴らしい展望

…さて、いい加減に登山を開始します。

新坂平駐車場の脇からスタートです。コース冒頭は樹林帯ですが、山頂までのコースタイムはわずかに40分ほどです。ここはサクッと登りきっちゃいましょう。

あと、この日は羽虫が飛び交っており、うっとおしかったかな…。

  

・・・

…というわけであっという間に山頂付近に到着です。

なんだか爽快な青空の下に無機質な人工物が乱立していて、なんだか別の惑星みたいです。

  

まずは、山頂碑の前で恒例の儀式を。

  

山頂にはカワイイお地蔵さんも鎮座していました。これが名前の由来となっているお地蔵さんなのかな?

  

バス停ではわたしだけが降車しましたが、山頂は大賑わいでした。皆さん黒檜山と大沼の景色を満喫されているようです。

  

そしてこちらがお待ちかね(?)の光景です。テレビのリポート映像などでも使われており、赤城山の風景と言えばやっぱりこの風景じゃないでしょうか?

テレビで紹介されるのはもっぱら紅葉のシーズンばかりですが、夏本番を迎える前の活力に満ちた木々の眺めも素晴らしいものだと思います。

  

そしてちゃっかり背中も写していただきました。この写真を撮影してくださった方には感謝の言葉しかありません。

  

黒檜山の奥の双二峰の山は尾瀬の二枚看板の一つである燧ケ岳でしょうか?

未だに尾瀬に行ったことがないため、近いうち計画を立てて挑戦したいなと思っているところだったり。

  

また、黒檜山方面から背を向けて反対方向に目をやると、こちらもなかなかすごい光景。

ちょっと見ごろが過ぎてしまっていましたが、レンゲツツジの群生です。先週きていれば…と悔やまれるところ。

せっかくの景色なので、こちらで朝食としました。景色が良いとなんでもおいしく食べられちゃいます。

  

小腹を満たしたところで出発。正直、この風景だけでもお腹いっぱいなのですが、さらに赤城山を味わい尽くすために先に進んでいきます。

  

静かな湖畔を求めて小沼へ

地蔵岳から大沼方面に下山して、最高峰の黒檜山にまっすぐ向かっても良かったのですが、大きく遠回りをして行くことにします。

  

目指すは眼下に位置する小沼です。

ちなみに、小沼と書いて「この」と呼ぶそうです。こんなの絶対初見じゃ読めない。

  

…そもそもなんで小沼に行くことにしたかというと、「赤城山エリアの中では比較的静かな場所」と先輩から聞いていたからです。

わたしが山を歩くのが好きな理由の一つに「一人で静かに歩ける場所を求めている」というのがあって、それならば先輩の言葉を信じて行くしかないだろうとなったわけです。

先に結論から言うと、大変満足できました。

・・・

まずは八丁峠に向けて下山していきます。

  

道中、今から向かう小沼の景色も素晴らしいのですが、覚満淵も見下ろすことができます。

せなか
せなか

この覚満淵については、小尾瀬と呼ばれるくらい多様な植物が自生しているようなのですが、今日はコースタイムの関係から訪問を断念しております。

  

八丁峠までは、コース自体、とてもきれいに整備されており、ペースを上げようと思えばいくらでも上げられそうですが、次から次へと素敵な景色が現れるので、なかなかペースが上がりません。

  

カメラで写真をパシャパシャ撮りながら無事に八丁峠まで下りてきました。山と高原の地図のコースタイムでは地蔵岳から20分で降ることができるはずなのですが、倍近く時間をかけて到着しました…。

なお、この八丁峠には駐車場も整備されています。私のように徒歩で来た方は一度、車道を挟みますのでご注意を。

八丁峠から5分も歩くと小沼の河畔に到着です。

  

小沼の湖畔に到着。侮るなかれ小沼の景色。

樹林帯を抜けて眼前に小沼の景色が広がります。

青い空、鮮やかな緑の樹木、湖畔は静かに波打っていました。どこか少年時代に過ごした田舎の夏を思いださせてくれるような雰囲気で無性に懐かしい気持ちになりました。

赤城山で見た景色では、地蔵岳やこれから登る黒檜山の景色も心に残るものでしたが、小沼の景色と雰囲気が一番気に入っています。

  

小沼に流れる小川の方を見やるとオタマジャクシが元気に泳ぎ回っていました。夏に来たらカエルの大合唱が聞こえてきそう。

  

ちなみに、対面に見える山はこれから向かう小地蔵岳です。

  

そして、下の写真の奥にそびえる山が最高峰の黒檜山で、その手前の山が駒ケ岳です。こうしてみると結構距離あるな…。

  

・・・

小沼については、湖畔を歩きながら眺めるだけで十分と思っていたのですが、気付いたら腰を下ろしてボーっと景色を眺めていました。

このままここで、ずっとノスタルジックな気持ちに浸っていたい気持ちになりました。

…しかし、重い腰を上げて出発することにします。この景色と別れるのは寂しいですが…

新たな景色が私をまってるからな!!

なんつって。

  

長七郎山、小地蔵岳を経由して駒ケ岳へ

後ろ髪を引かれるようですが、小沼を後にして長七郎山へ向かいます。

  

小沼の湖畔脇の遊歩道をのんびりと歩いていきます。

まだ5月のはずなんですが、日ざしが強く一足早く夏を感じた一日になりました。

  

この看板(水門)の位置からだと約20分で到着する模様。

なお、無理して長七郎山に向かう必要はありませんので念のため。

小沼から鳥居峠を経由して駒ケ岳・黒檜山方面に向かうことも可能です。(遊歩道もきちんと整備されています。)

正直、長七郎山まで迂回して黒檜山の登頂を目指すとなると距離もそこそこ歩くしで、最終バスの時間(17時)に追われることにもなりかねません。

せなか
せなか

そこそこの健脚であると自覚している方なら、私のように迂回して黒檜山に向かっても余裕をもって間に合わせられるとは思います。

  

・・・

ざれ気味の緩やかな登りを挟みます。しかし遮るものが無くて暑かった…。

  

ほぼほぼコースタイムの通りに長七郎山に到着です。標高は1,579mになります。

ちなみに、このポージングにはなんの意味もありません。この時は無駄にテンションが高かったんです…。

  

目の前には先ほど登頂した地蔵岳がこれでもかと言うくらいに存在感を放っていました。

  

地蔵岳の反対方向も視界が開けていて、桐生市の街並みを眺めることができます。

  

広くて眺望も優れていますが、到着時点で山頂にはわたし一人だけでした。意外と穴場のスポットかもしれません。

  

長七郎山を出発して15分ほど歩いていくと、小地蔵岳との分岐に行き当たります。黒檜山のコースからは離れて、片道5分ほどの往復を強いられますが、折角なので寄っていくことに。

  

・・・小地蔵岳に到着したものの、簡易な山頂碑が添えられているだけで展望も皆無でした。今日の赤城山の登山で唯一ここだけは寄らなくても良かったなと思う場所でした。

気を取り直してガシガシ前に進んでいきます。

  

なお、ここまでは赤城山系ではあまりメジャーな場所ではない部分を周っていますが、道もきちんと整備されており、分岐には案内板も設置され、迷うことなく降りてくることができました。

  

・・・そういうわけで、小地蔵岳から30分ほど下って、鳥居峠に到着です。

  

前橋観光コンベンション協会のホームページの触れ込みでは、覚満淵や大沼を見渡すことができる!と紹介されていたのですが、樹木の葉っぱで遮られており、ちょっと消化不良です。冬の季節にこれば、また違った景色が見られると思います。

  

何やらサントリービア・ハイランドホールというお店が営業しています。

すぐにでも駒ケ岳に向けて出発すれば良いものの、中をのぞいていくことにしました。こんな寄り道ばかりしているからペースが上がらない…。

  

麓の村と赤城山頂をつないでいたケーブルカーの駅舎(今は廃線)を改装したもののようです。現在は記念館とレストランになっていて、軽食やソフトクリームなんかが楽しめるようになっていました。

  

建物は関東平野が広がる絶景を望める立地で、条件が揃えば雲海が見えるスポットとしても有名みたいです。

天気の良ければスカイツリーまで見えるらしいのですが、今日は空気が淀んでいるせいか、確認することはできず…。

  

ここでソフトクリームを購入して休憩です。濃厚でとても美味でした。

…というか、ここから赤城山の最高峰に登りに行こうとしているのに、ソフトクリームなんか食べて大丈夫なのだろうか。

  

・・・

さて、おいしくソフトクリームをいただいたところで黒檜山に向け出発です。

  

鳥居峠からはまずは前衛の駒ケ岳を目指していきます。コースタイムは約50分の登りとなりますが、展望が開けていて、気持ちよく登山をすることができました。

  

サクッと駒ケ岳に到着です。標高は1,685m。

登山をしていて「駒ケ岳」を冠する山にはいくつか登頂してきましたが、純然な「駒ケ岳」と言うピークは初めて見たかもしれません。まさにここが本物の駒ケ岳であると主張しているよう。

  

山頂の一部の樹木が切り払われているようで、真正面から大沼を見下ろすことができました。

ホントこの赤城山という山は次々に新しい景色を堪能させてくれるので、飽きるところがありません。

  

とは言え、ここは黒檜山の前座のようなものです。山頂も狭くて休憩するのは不向きな場所だったので、早々に通り過ぎてしまうことに。

  

駒ケ岳から本日最後のピークである黒檜山まではコースタイムで約50分ほどの登りです。高度に関しては上げていく必要はありますが、相変わらず歩きやすい道になっていて、そこまで苦労は感じませんでした。

  

デーンとそびえるのがラスボスの黒檜山です。

ここから最後の上り坂が始まります。

  

さて、ここで一つチェックポイントです。

目立つ道標が設置されており、見逃すことはまず無いとは思うのですが念のため。この道標は最後の上り坂をほぼほぼ登りっ切ったところに設置されています。

この「絶景スポットまで60歩」という場所については、是非、立ち寄ってほしいです。

そして、こちらがその風景です。

地蔵岳と小沼が一望できて、バックには関東平野が広がり、まさに絶景と呼ぶにふさわしい光景が広がっています。

今日は少し霞がかかっているようで、関東平野を遠くまで眺めることは叶いませんでしたが、例えば、朝の早い時間帯や冬の空気の澄んでいる時期に来ればもっと素敵な風景に出会えると思いますよ!

黒檜山の山頂からは割とすぐの距離にあるので、是非、計画に盛り込んでいただければと思い紹介させていただきましました。

さて、この絶景スポットまでたどり着いたのであれば山頂はすぐそこそこです。

  

黒檜山からの絶景

黒檜山の山頂に到着です。標高は1,828m。到着時刻は15時をまわったところでした。

  

本日最後の山頂と言うことで恒例の儀式を行います。

ちなみに、こちらのポージングにも特段意味はありません。この日のテンションは全体におかしかったようです。

なんだかんだで、ここに至るまで非常に遠回りをしてきたので、心地よい疲労感が全身に広がっていました。

せなか
せなか

しつこいですが、念のために申しておくと、赤城山ビジターセンターからまっすぐ赤城山に向かえば、ここまでのコースタイムは要しません。初心者向けの登山ができますのでここに付記しておきます。

  

山頂自体は樹木に覆われており展望は皆無なのですが、ご安心ください。2分も歩けば絶好の展望ポイントがありますので、そちらに向かいましょう。

  

本日は天気も良かったので、もっと人がいるかと思ったのですが、到着した時間帯が深めであったことから、途中からこの景色を独り占めすることが出来ちゃいました。

  

・・・

ちなみに、完全に余談とはなりますが、以前の男体山の登山記事でもご紹介していますが、ムカデに化けた赤城山の神ヘビに化けた男体山の神が戦場ヶ原で争って、負けてしまった赤城山のムカデが血を流しながら山に帰っていき、山全体が赤く染まったことから、赤城山と言われるようになったというのが定説のようです。

  

・・・

さて、時間の許す限りのんびりと山頂を堪能させていただきました。この日はいろんな景色に出会うことができて思い残すことはありません。

ぼちぼち、帰りのバスに間に合わせるべく赤城山ビジターセンターに向けて下山を開始します。

  

下山については、特段、特筆すべきこともないので省略しようかと思ったのですが一点だけ注意点。

意外と急登でお世辞にも道が良いとは言えない道中であったので、登り降りで使用する場合は、ゆっくり落ち着いて進んでいましょう!

  

赤城山ビジターセンターへの帰路の道中に赤城山神社に寄り道

上述までで記事を終りとしても良かったのですが、もう少しだけ赤城山についてのスポットをご紹介~。

黒檜山からビジターセンターの道中に赤城山神社があったので、立ち寄っていくことに。

朱色の鮮やかさが際立っていて、とても素敵な神社であったことを覚えています。こちらで、本日の登山の無事について感謝するとともに、御朱印を購入していきました。

キツツキ橋という、大沼に架かるきれいな橋があったのですが、改修中とのことで渡ることは叶わず。ここは、ちょっと残念だったかな。

工事がいつまでかとかは、赤城山神社のHPで確認をお願いします。

  

赤城山神社は大沼のほとりに位置しており、朝に登った地蔵岳の眺めも抜群でした。

  

黒檜山・駒ケ岳の方面も良く見えていて、絶好のロケーションに位置しています。時間に余裕があれば、是非、立ち寄られることをおススメします。

  

バスの時間までもう少し時間があったので、バンディ塩原(店名の由来とか気になるな…。)というお土産屋さんでコーラと登山バッチを購入して本日の登山は終了です。

最終の17時のバスに乗って帰路につきましたとさ。

  

赤城山の登山を終えて  

一般的に赤城山に登山すると言えば最高峰である黒檜山に登頂することを指すのだと思います。

しかしながら、この山の魅力を十二分に堪能するのであればそれだけでは全然足りないとも感じました。

今回の登山では、なるべくたくさんの景色に出会いたいと思い遠回りのルートで計画を立ててみましたが、訪れることの叶わなかった鍋割山や覚満淵などについても機会を見つけてトライしようと思います。

その際には、季節を変えて紅葉や冬の積雪期なんかにチャレンジできればまた違った魅力が見えてくるのでしょう。

帰りの電車の中で遠くなりつつある赤城山を見て、いつかまた来るぞと決意したのでした。

  

・・・

さて、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

読んでくださった皆様が私も赤城山に行ってみたいと思っていただけたならば、これほど嬉しいことはありません。

これからもチョクチョク更新をしてまいりますので、たまにで良いので覗きに来ていただけますと幸いです。

それでは。

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