皆様には、『いつかは登ってみたい』と思う憧れの山はありますか?
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今回は日本最北の百名山である『利尻山』に登山してきました。標高は1,721mです。
登山を始めて数年が経過し、いくつか遠くの地方の山岳にも手を出すようになりましたが、さすがに北の果て離島にある利尻山には、未だ手を付けられていませんでした。
登山雑誌などに掲載される、洋上の『利尻富士』の雄姿を眺めるたびに『いつかは登ってみたい』と数年来に渡って、ずっと憧れの気持ちを募らせてきました。
今回はたまたま取れた長期の夏休みを利用して、一念発起して、憧れの山への登山を果たして参りました。
また、本記事では、利尻山の登山の模様や登山口までのアクセス・いくつかの注意点についてもまとめております。
利尻山への登山を計画されている方の参考となるよう記事を作成しておりますので、是非、ご覧いただければと思います(*- -)(*_ _)ペコリ
なお、タイトルにもありますとおり、今回は旅の3日目となってます。
1日目はそもそもの利尻島までのアクセスと稚内・鴛泊市街地の観光の模様を。
2日目については、利尻島一周サイクリング出かけております。
それぞれの模様についても、ブログの記事としておりますので、そちらも興味がありましたら、ご覧ください(*- -)(*_ _)ペコリ
登山日:2023年9月8日(記事執筆:2024年6月15日)
アクセス・コースタイム
いきなりお断りですが…
そもそも利尻島・礼文島へのアクセス情報をまとめた時点で記事が非常に長くなってしまったので、一本、別記事で掲載しております。
そこそこ、詳細にまとめたつもりなので、具体的に計画を練られている方については、参考としていただければ幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ
こちらでは、利尻島にたどり着いた前提で、島内から利尻山の登山口までのアクセスを紹介しておりますので、悪しからず。
アクセス情報・歩いたコース
利尻山については、コースタイムで11時間程度と体力的には上級者向けの山岳となりますが、鴛泊コースから登山する分には、登山道もきちんと整備されており、道迷いの心配はないかと思います。
また、『利尻山』登山を目的として宿を予約するのであれば、『登山口までの送迎サービス付きの宿を予約されことをおススメします。』
鴛泊登山口については3合目手前に位置しており、大きなアドバンテージを持ってスタートできます。
なお、(私自身は使用していないので詳しくは記載できませんが、)沓形ルートに関しては、急な斜面のトラバースを要求されるなど、より難しいコースを歩くこととなるようです。
鴛泊登山口までのアクセス
まずは、『鴛泊登山口』のある『北麓野営場』を目指しましょう。
送迎サービスを使用しない場合は、歩道が併設されている舗装道をただひたすら歩いて登るだけとなります。分岐などはほぼなく、道なりに進んでいくだけです。
下の写真は鴛泊エリアにある『利尻神社』の入り口を手前から写した写真です。道路を右に沿って歩いていくだけです。
看板に記載のある通り、利尻神社からであれば、2.7㎞の道のりとなります。
北麓野営場まで到着できれば、道標も出ており、迷うことはないでしょう。あとは辛い上り坂をひたすら登るだけです。
北麓野営場の位置については、以下を参考としてみてください。
沓形登山口までのアクセス
沓形登山口については、まずは『利尻山見返台公園 駐車場』を目指すと良いようです。登山口については、駐車場手前に分岐があるようです。
(見返台公園の展望台から登山口に入るわけではないので、注意が必要です。)
沓形コース自体が崩落個所があるなど難易度が高いようです。特に9合目付近(鴛泊コースの合流地点の手前)にある『親不知小不知』と呼ばれる難所は落石なども発生し事故が多発しているようなので注意が必要です。
また、沓形市街地から車で30分ほどもかかることを踏まえると、鴛泊コースを使用されることを推奨します。
コースタイム
写真を撮ったりしながら、かなりのんびり歩いていますが、ご参考までに。
- 05:11鴛泊港付近の宿から自転車で登山口に出発
- 05:50北麓野営場 鴛泊登山口到着
※ 三合目相当
- 07:20第一見晴らし展望台
※ 五合目より少し進んだ場所 休憩含む
- 08:35長官山 到着
※ 八合目相当 休憩含む
- 09:55利尻山 山頂到着
※ 休憩含む
- 14:30三合目付近まで下山
※ 休憩含む
- 14:50大ポン山 山頂到着
※ 完全なる寄り道
- 15:35北麓野営場へ下山完了
※ 三合目相当
少々、長くなりましたが、以下から記事の本編です。
鴛泊港付近のお宿から鴛泊登山口の入り口まで
利尻島鴛泊港付近からおはようございます。
本日は、いよいよ自身にとって憧れの山岳であった、『利尻山』へと登山する日となりました。
昨日は、利尻山の天候がイマイチということで、『利尻島一周サイクリング』へとプランを変更しましたが、本日は『終日かけて高気圧が利尻島を通過する』とのことで、絶好の登山日和になるとのこと。
ヤマテンさんがおっしゃっているので、まず、間違いはなかろうと思います。
なお、本日は登山口のある北麓野営場までは、昨日レンタルしておいた自転車で向かうことにしました。※写真は昨日撮影したモノの使いまわしです。
これで、『体力を温存しつつ利尻山の登山に挑戦できる!』と大いに期待をしていたのですが、当然、ずっと坂道を登っていくわけで、途中からずっと自転車から降りて進んでいくことになりました…。
自身の想像力の欠如に愕然とした瞬間でした。さすがにアホ過ぎるだろうと…。
逆に体力を消耗しながらも、無事に『北麓野営場』に到着しました。ほぼ自転車を押しながら徒歩でしたが、港付近からは40分ほどでした。
9月冒頭のシーズンオフと言うこともあって北麓野営場の利用者は5~6組程度のようでした。
とても雰囲気の良いキャンプ場で、ここでキャンプが出来たらいい思い出になるんだろうなと少し羨ましくなったり。
なお、『利尻山の道中にはトイレがありません。こちらの北麓野営場が最後のポイントとなります。』
道中に何か所か携帯トイレブースが設置されていますので、携帯トイレの持参を強くおススメします。
それでは、はりきってまいりましょー。
北麓野営場 鴛泊登山口から登山スタート!
さて、キャンプ場の脇の道を辿ってどんどん進んでいきます。10分ほど歩くと『甘露泉水』という水場に行きつきます。
利尻山の登山においては、ここが最後の水場となりますので、必要な場合はしっかりと補給をしていきましょう。
潤沢に水があふれ出ており、枯れる心配はまずないのかなと思います。
ちなみに、こちらの水場の少し先が3合目となっています。
ここら辺はまだ樹林帯の真っただ中と言うこともあり、無心でガシガシ進んでいきます。
順当に4合目の『野鳥の森』と5合目の『雷鳥の道標』を通過していきます。
ちなみにですが、雷鳥はおろか、小鳥の一匹すら見かけることはありませんでした…。
鳴き声らしきものは方々から聞こえてくるんですけどね。
ここまでは、正直、軽いジャブのようなもので、雷鳥の道標からグイっと傾斜がきつくなってきます。
平坦な道が無いわけではありませんが、ここからは基本的にずっと上り坂となります。
道中には、いくつか展望の良いスポットがありますので、そちらを目安に休憩をとってコツコツ登っていきましょう!
地味に辛い上り坂を登っていくと、徐々に展望が開けてきます。
開けた台地のような場所に到着すると、そこが6合目に当たる『第一見晴らし台』となります。
ここで大多数の方々が休憩を取られているようでした。
気付けば海を挟んで向こうにある礼文島や水平線までも見渡すことができます。
…さて、休憩を終えて出発です。『第一』と冠しているように、もう少し登って、7合目と8合目の間には『第二見晴らし台』が存在しています。
しかし、この第一見晴らし展望台からもなかなか辛いと登り坂が続きます。
辺りは再び背の高い樹木に覆われ始め展望も再び覆われてしまいます。そんな中、つづら折りの登り坂をひたすら上っていきます。
途中で7合目である『胸突き八丁』を通過。
胸を突かれるくらいには辛い登山道が続きます…。
しんどいですが、8合目までいくと『ご褒美のような景色』が待っているのでもう少し頑張っていきましょう。
さらに、つづら折りの坂道を登っていくと『第二見晴らし台』に到着です。
ちなみに、ここは8合目ではありませんので、あまり喜び過ぎないように…。
第一とは違って、岩場の一角に位置しており、そこまで広くはありませんが、高度を上げた分、より爽快な眺めを拝むことができます。
ここで休憩としても良いですが、ここまでくると8合目の『長官山』まであと一息の距離です。大休止をするならば8合目がおススメですよ!
まぁ、わたしは眺めも良かったので、じっくりと休憩していきましたけどね!
上の写真の撮影に応じてくださった方につきましては、本当にありがとうございました。
『ツイッターかインスタでぜひ使ってくれ!』とのことでしたので、ありがたくブログで使用させていただきました(*- -)(*_ _)ペコリ
さてと、第二見晴らし展望台を出発し、もう15分ほどの急登をクリアすれば、長官山に到着です。
長官山までの最後の登りは標識こそありませんが、『心臓破りの坂』と呼ばれているようです。
ここは気合いで乗り越えていきましょう!
絶好の展望台! 長官山の様子
8合目に当たる『長官山』到着です。標高は約1,218mです。
眼前にはようやく目的地である『利尻山』が姿を現します。
今回の離島の旅で、ここから見る利尻山景色が一番心に残る風景となりました。そのくらい良い景観です!
長官山からの利尻山を見て、しばしボーっとしていたのですが、ここで『かなり近づいてきたな♪』と感じた方は体力にまだ余裕がある方ではないでしょうか?
ちなみに私は『まだあんなに遠いのかよ…。』と思ってしまったほうです。
皆様はこちらからの風景を見てどのように感じられたでしょうか?実際に登ったときのバロメーターとしてみてはいかがでしょうか?
遥か真下には今朝出発した鴛泊の街並みを見下ろすことがでました。あんなところからここまで登ってきたのかと軽く狂気を感じてしまいます。ホントに長い距離を歩いてきたもんだ。
明日、訪れる予定の礼文島もすっぽりと画角におさまりました。
まだ時間も早い方で、ハイシーズンからも外れているということもあり、静かな山頂を堪能することができました。
時間とお金をかけてここまで来た甲斐があったというものです。少し前まで都心の喧騒に中にいたのが嘘だったかのように感じてしまいます。
年に一度くらいはこういう時間を堪能する旅を今後も続けていけたらいいな。
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さて、まるで今日の登山は終わったような文面となってしまいましたが、利尻山の登山において、『本当に辛いのはここからです。』
利尻山については、その山容を見ていただければわかるように、山頂に近づくにつれて徐々に登山道の斜度も上がっていくことになります。
※写真は1日目に島内を一周したときに撮影したモノです。
要すれば、一番辛い終盤で、一番の急登が待っているということです。
…というか、山頂は付近はすごく切り立って見えるんですが…。
昨日、下界から眺めているときは、『本当にあの山って一般の登山者が登れる山なのか?』と疑問に思っている位でした。
登山道は通じているので、当然、山頂にはたどり着けるんですがね…。それでは行きましょうか。
9合目からの辛くて長い急登へ…。
存分に利尻山の雄姿を眺めたところで、本体の制覇に向かいましょう。
8合目の長官山を出発して、少し行くと『避難小屋』を通過していきます。
ここで宿泊していくことも可能なのだろうか。
眼前に利尻山を捉えながら、登り基調の登山道を辿っていきます。
9合目までについては視界も開けて、心地よい登山を楽しむことができました。
そして、9合目に到着です。ここの時点で標高は1,410mです。
距離的にゴールはすぐそこではあるのですが、この区間で一気に標高を300m以上あげていくこととなります。
『あと、東京タワー分だけ登れば良いだけ』と感じるか、そんなにあるのかと感じるかはあなたの心の持ちよう次第です。
ここまで来て、さらに300mも登るのかと考えると、私は心が折れてしまいそうになりましたが…。
『ここからが正念場!』
まさにこの通りの展開となっていきます。
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憧れの山頂はもう手の届くところにあります。
ただ、一歩づつ進めていけば良いのですが、その一歩がなかなかに辛い…。
山頂までの登山道は整備されているのですが、所々崩落しているような個所があり注意が必要かもしれません。
途中で沓形コースからの合流地点に到着です。大体この辺りで、9.5合目辺りでしょうか。
登山道の修復が行われてるようです。こんなアクセスの悪い場所でも、登山者のための整備が行き届いているのはありがたい限りです。
その分、この島にお金を落としていくからな!
意外とザレた登山道が続きます。
地味に足が滑りそうになり体力を消耗してしまいます。
ただ、眼前に見えるピークが利尻山の山頂のはずです。もう少し、もう少し…。
『利尻山山頂▶』の看板。ようやくたどり着いたようです…。
ついに念願の利尻山山頂へ
ついに利尻山の登頂を果たしました。標高は1,721mです。
鴛泊からは、ほんっっっとに長かった!
なんせ海抜ほぼ0mの位置から登ってきているわけで…そりゃあ、疲れも溜まってるわけですよ…。
朝の5時に出発して、ここまでは丸々5時間を要していました。
途中で何度も休憩を入れていたため、コースタイムからは少し遅れているかもと思っていましたが、大きくタイムは巻いているようでした。
標準的なコースタイムについては、余裕を持った設定がなされているようです。
山頂は狭く、30人も滞在できない位でしょうか。ピークの時期には、山頂におさまらないくらいの人出が押し寄せることもあるようです。
山頂の直下にそびえるローソク岩です。堂々と天に付きあがっている姿はなかなかのものです。
ちなみに、上の写真の左手に見えている個所が最高地点となっているのですが、崩落が著しいため、通行禁止となっています。
渾身のドヤポーズ。
山頂では代わる代わる他の登山者さんたちと写真の取り合いっこをしてました。
他の登山者さんの写真を大方撮り終えたところで、景色を堪能することとしましょうか。
山頂は見事な360°の大パノラマです。島中を一望できてしまいます。
また、文句のつけようのない晴天で、この時、一生、ヤマテンさんについていくと決めました。
昨日、自転車で島内を一周してきていたので、訪れていた集落や港をこうして上から眺めることができて、それだけで感無量です。
上の写真は改めて、鴛泊と礼文島の眺めです。
こちらが『鬼脇エリア』。あちらの『長生堂菓子店』のプリンは濃厚で美味しかった。
鬼脇エリアは少し抜けると、利尻島の定番スポットである、『白い恋人の丘』や『オタトマリ沼』なんかがあっておススメの場所です。
お次は、『仙法志エリア』。こちらは、雲が邪魔になってしまっていますね…。
ただ、雲より高いところに自分の足で登って、立っていると考えると達成感があります。
仙法志御崎公園では、アザラシが生けすで飼われているとのことで訪れたのですが、この時期は既に元の水族館に帰ってしまっているとのことで、残念ながら対面することは叶わず…。
最後に利尻島で最も発展している『沓形エリア』方面です。沓形から鴛泊まではサイクリングコースが整備されていて、このコースを自転車で走りながら見る利尻山と海の景色は本当に最高で、とても幸せな時間を過ごすことができました。
利尻島に訪れた際には、島一周サイクリングが難しい場合は、せめて、鴛泊~沓形間のサイクリングを計画されてみてはいかがでしょうか? ホント、おすすめですよ!
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ここから下山して、明日の朝には礼文島へと旅立つこととなっています。
登頂を果たした達成感と共に、憧れの地を制覇したせいか、軽い喪失感のようなものが沸き上がってきました。
ただ、登山を始めて最初の憧れの地は『剱岳』でした。その次は『槍ヶ岳』、そして屋久島の『宮之浦岳』…と、憧れの場所を制覇すると、また次の憧れの場所が出てきてしまって、ここ数年はそれの繰り返しです。
下山してしばらくすれば、また新しい憧れの地ができてしまう単純な人間なので、心配はいらないとは思うんですけどネ。
名残惜しいですが下山を開始します。
利尻山よ、ありがとう。もう来ることは無いんだろうな…。
下山後に大ポン山へ寄り道
さて、基本的にピストンでの登山なので下山時の模様についてはバッサリ省略です。
…ですが、意外とコースタイムを巻いて3合目までたどり着くことができたので、少し脇に逸れて『ポン山』へと寄り道をしていくことにします。
『ポン』とはアイヌ語で『小さい』の意。
利尻山の道中から鴛泊の方面に目をやると可愛く膨らんだ姿を眺めることができます。
なお、分岐は冒頭の甘露泉水の少し先にあります。標識もあってすぐにわかると思います。
利尻山の登山を終えて、体は正直ボロボロではありますは、実際に登れると知ってしまったからには行かなくてはなるまい…。
三合目の分岐まで戻ってきました。ポン山の山頂まではコースタイムで30分程度ですが、今の自身にとっては相当堪える距離感です。
なだらかな上り坂を経てポン山へ。
樹林帯のなかを通過していくと、急に開けた場所に到着します。そこがポン山の山頂です。
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ポン山の山頂については、絶好の利尻山の展望台でした!
利尻山からは遠すぎず・近すぎずといったところで、今日歩いた利尻山の道筋を振り返る上では打ってつけの場所かもしれません。
なんだか立体的な山容を眺めることができて、ポン山から見ることのできる唯一無二の姿だとも思います。
この場所は地形の影響か年中強風が吹き荒れる場所のようで長居はできませんでしたが、寄ってみて大正解でした。
『体力的に利尻山の登山はちょっと難しいよ…。』と言う方でも、このポン山までのトレッキングだけでも十分にオススメできます。
ちなみに、ポン山から繋げて、『姫沼』までトレッキングできるコースがあるようですが、2時間近くかかってしまうようなので、今回はさすがにパス。
姫沼は気候状況がよければ『逆さ利尻富士』を拝むことができる超絶おすすめのスポットなのですが、明日の礼文島行きのフェリーに乗り込む前に訪れることにしました。
上が次の日に訪れた姫沼で撮影した写真です。風の無い、早朝に訪れると『逆さ利尻富士』がキレイに見える確率が高いそうです。
さて、今度こそ本当に下山を開始します。
下山後は『利尻富士温泉』で一風呂
北麓野営場からは、デポしておいた自転車に乗って快適に下山を遂行。行きでは地獄を見ましたが、快適そのものです!
鴛泊の港に帰る前に、道中の『利尻富士温泉』へと立ち寄っていきます。
まさに利尻山登山後に是非とも寄ってください!と言わんばかりの場所にあり、本当にありがたい温泉施設です。
驚くべきは利用料金で、そこそこ広いお風呂なのですが、大人(中学生以上)については、たった500円で入浴が可能。
さらには、営業時間が正午から夜の21時まで営業となっており、下山が遅れてしまっても余裕を持って立ち寄ることが出来ちゃいますよ!
【オマケ】下山後に夕日を眺めにペシ岬へ
登山を終えて、風呂にも浸かりそのまま帰れば良いものを…。
夕日の時間が近いということもあり、『ペシ岬(灯台山)』という、鴛泊港の入り口にそびえる夕日の名所へと立ち寄っていくこととしました。
ペシ岬には昨日も訪れていたのですが、宿から徒歩5分の場所に位置しているし、折角の機会だしということで、湯冷めしそうではありますが強行します。
そして、こちらがペシ岬です。標高は91mでコースタイムは10分とかからない位です。
いい具合に色づいていますね。
ちなみに、利尻山の展望についても申し分ありません。
ここでボーっと景色を眺めて過ごすのも個人的には有りかなと思っています。それくらい良いところです。ペシ岬。
海を挟んで向こう側に位置している礼文島の奥に夕日が沈んでいきました。
今日という日は、『本当に長く感じられた一日で、本当に疲れた一日で、本当に満足できた一日』になりました。
願わくば、明日も良い景色に出会えますように。
利尻山の登山を終えて
この日は結局、近くのセコマで買った弁当を平らげて、すぐさま眠りに落ちてしまいました。
そのくらい、疲労困憊でした。
利尻島には3泊する予定で、この日は最後の夜でしたが、利尻島での3日間が終わってしまうと思うと寂しいやら、名残惜しいやら、明日からの礼文島への期待やらで、複雑な心境で宿に辿りついたのを今でも鮮明に覚えています。
ただ、一つだけ思ったのは、今回の利尻島の旅のように、いつまでも旅に出たい場所があり続ける人生であれば良いなと思いました。
『いつか心が枯れてしまって、登山を辞めるような日が来ないかな?』とも不安にも思いましたが、もうしばらくは大丈夫そうです。
今日見た利尻島の景色が私に活力を与えてくれるような気がしました。
それでは。
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