【宝登山】ロウバイの甘い香りに誘われて至高の低山に登る【埼玉・長瀞】

低山

皆様は冬季の登山はどこに行かれているでしょうか?

   

今回は埼玉県長瀞町にある「宝登山」に登ってきました。 標高は497mです。

前回の「富山三山」の道中において、咲き始めのロウバイを見つけて、「そういえば埼玉にロウバイで有名な山があったなぁ」と思い当たり、暇を持て余した休日にふらっと出かけてきた次第です。 

宝登山はたった、標高497mしかない低山ではありますが、山頂のロウバイ園小動物園、そして登山者必見の寶登山神社なんかもあって見どころ満載の山でした。

また、下山後には名物のワラジカツも食して、大変充実した小旅行となりました。 

以下は当時の小旅行の記録となっております。ご覧いただけますと幸いです。 

~2023年2月25日~ 

「宝登山」登山口までのアクセス 

本日のルートは、秩父鉄道「野上駅」から「長瀞アルプス」を縦走して、秩父鉄道「長瀞駅」に下山するルートとしています。 

ちなみに今日歩くコースは「長瀞町観光協会公式サイト」で紹介されている「万福寺コース」を歩くこととしています。よろしければ参考にしてみてください。 

参考:長瀞アルプスハイキング | 長瀞町観光協会公式サイト (nagatoro.gr.jp)

秩父鉄道”野上駅”から登山口まで 

朝8時30分。東京駅に到着です。登山に行くにしてはゆっくりとしたスタートです。 

朝7時に目が覚めて暇を持て余していたところ、急に思い立ったが故の出発だったので、少々、中途半端な時間になってしまいました。 

本日の行程はゆっくりと歩いたとしても3時間もかからない位なので、まぁ、大丈夫でしょう。 

 

とはいえ、登山口のある秩父鉄道野上駅までは約2時間の移動となりました。東京からは近くて遠い長瀞です。11時になってようやく到着~。 

なんとなく、野上駅をブラブラしてみましたが、特に見るべきものはなし。ちなみに、線路を横断するときって、こういう写真を撮りがちですよね。 

そして、こちらが野上駅前の様子です。自動販売機とトイレは設置されていますが、コンビニなんかはありません。事前に行動食などは準備しておくことをおススメします。

なお、辛い山道を登らずとも「宝登山ロープウェイ」を使えば労せず山頂に向かうことが可能です。その場合は、こちらの野上駅ではなく、一駅先の「長瀞駅」からアクセスするのがお勧めです。 

では、何故、辛い山道を歩くのか?

それは、そこに登山道があるから!

 

さて、気を取り直して、出発です。

登山口までは約20分ほど住宅地を歩いていくこととなります。

私のほかにも同様のルートを歩く方は多いらしく、前の方々についていくだけで迷わずに登山口まで到着することができました。 

ただ、下の写真のように所々に看板も設置されているので迷うことはないかと思います。 

まるでコバンザメのようなムーブをかまし、つつがなく登山口に到着しました。

それでは、登山スタートです。 

たいていの山はそうですが、目的地の宝登山まではしばらくの間は完全な樹林帯歩きになります。 

歩いてしばらくすると、環境整備協力金のポストを発見しました。

当然、協力させていただきました。普段から登山に備えて小銭をある程度ストックするようにしています。 

途中で「野上峠」・「奈良沢峠」なる二つの峠を越えていきますが、登山道自体はたいした急登もありませんでした。

初心者さんなんかを連れていくと良いかもしれません。 

30分も歩くと目的地である宝登山が姿を見えてきます。 木々に遮られていますが、きれいな山容をしているのがわかります。

途中で「氷池」への分岐にさしかかりましたが、今日はスルー。

天然氷の採取地のようですが、寒すぎていく気になれず…。 

お次は”毒キノコ注意に看板”を発見。遭難でもしない限り自分でキノコを採って食べようとは思ないです((((;゚Д゚))))ガクガク 

そして安心安定の「関東ふれあいのみち」に選定されているようです。 

 

最後の最後で長めの階段を登ることとなります。ここはさすがに息が切れました…。 

段数を数えていましたが途中で断念しました…。確実に100段以上はあります。 

ただ、この階段を越える山頂はすぐそこです。もう少し頑張って。 

「宝登山」山頂の様子とお目当ての「ロウバイ園」へ 

そういうわけで「宝登山」山頂に到着です。2月のクッソ寒い時期ではありましたが、そこそこ多くの人で賑わっておりました。 

”ハイキングマップ”のコースタイムは約2時間となっていましたが、実際には1時間とかからず登頂することができました。 

恒例の自撮りを敢行します。 

ちなみにこれらの自撮りはタイミングが合えば他の方に依頼していますが、それができない場合は、リュックを地べたにおいて、その上にカメラを載せてタイマー機能を使って撮影しています。 

不安定なリュックのうえにカメラを置いているので、水平にならないことも多いです。こんな感じで。 

よって、何度も撮り直しを行ってます…。 

正直、怪訝な目で見られることが多く、登山の邪魔とならないコンパクトな三脚の購入を検討しています。ただ、そんな都合の良い三脚があるかは不明です…。 

山頂からは秩父のランドマークである「武甲山」の絶好のビュースポットとなっておりました。これ以上のロケーションはないのではないでしょうか? 

そして、三角点を発見。”やさしく”タッチしておきます。 

下の写真の右上に写っているのは「両神山」でしょうか?なんとも特徴的な山容をしています。 

両神山は私の自宅からでは多少無理をしなければ日帰りは不可能なエリアに属しています。なんとか策を練って近いうちに登頂したいと考えている山です。 

  

一通り山頂を堪能したので、いよいよロウバイ園へ足を運んでみます。ロウバイ園は山頂のすぐ隣です。所要は1分というところ。 

そして、こちらが約3,000本のロウバイが咲き乱れるロウバイ園の様子です。 

しかし、ロウバイの花のつき方が若干弱いような?気がします。 

接写すれば、まぁ、らしくはなったでしょうか? 

HPなどの写真で見たときはもっと咲き乱れていたような気がするのですが…。 

 

ちなみに一通り見て回ったあと、売店のお姉さんから、”山頂のロウバイ園は見ごろ過ぎ”と教えていただきました…。 

そういうわけで、最盛期のロウバイ園の様子は、皆様の目で確かめてください。 

ただ、まぁ、そうは言っても山頂はロウバイ特有の甘い香りに包まれており、満喫することはできましたよ(いや、負け惜しみではなく、本当に。)。ロウバイは英訳すると「ウィンタースイート」と言うらしく、その英名に違わずなことは実際に体感しましたとさ。 

 

なお、見頃かどうかはHPで確認できるようです。自分もしっかり確認してからこればよかったと反省です。私のようになりたくなければ要チェック。 

 

あと、ロウバイ園の隣には「梅園」もあるようで、時期を選べばロウバイと梅のツーショットが狙えるかもしれません。映える写真が撮りたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。 

気を取り直して「寶登山神社奥宮」に足を運んでみる。 

若干テンションが落ちつつも、山頂周辺にある「寶登山神社」の奥宮に訪れてみました。 

物欲と煩悩にまみれたわたくしですが、神聖な雰囲気を感じました。私もお参りしておきました。 

売店ではコーヒーや甘酒など温かい飲み物が販売されていました。心底体が冷えていたため、とてもありがたかったです。 

売店の前の囲炉裏で暖を取りながらコーヒーブレイクと洒落こみました。 

ちなみに、下山後に正式な「寶登山神社」にも立ち寄っておりますので、興味のある方は最後までご覧ください<m(__)m> 

宝登山も踏破し、ロウバイも一通り眺めつくしたので、下山を開始ししても良かったのですが、もう少し宝登山山頂を散策してみることとしました。 

「宝登山小動物園」にも足を運んでみる 

宝登山山頂へはロープウェイで簡単に登ってこられるということもあって、半ば観光地のようになっております。 

展望デッキからの眺めも相当なものだと思います。長瀞町の街並みがこのように一望できてしまいます。 

展望デッキの脇に「宝登山小動物園」なる看板を発見したので立ち寄ってみることに。 

こちらが小動物園の入り口です。入園料は大人が一人で500円也~。小学生までは半額の250円で入園できるようです。 

30代の良い大人が何の躊躇もなく一人で動物園に入場です。 

入場する前は特段意識しなかったのですが、園内は家族ずれやカップルばかりで、若干、場違いな感じでした。ただ、まぁ、せっかく入場してしまったので元はとって帰ろうと思います。 

  

さて、入園して早々ですが早速アニメのコーナーです。見たことのないアニメでしたが、聖地になっているようです。”私に天使が舞い降りた!” 

登山をするようになっていろんな地域を訪れる機会も多くなりましたが、アニメを活用した地域活性化策というのをよく目にします。果たしてどれほど効果があるものなのかわかりませんが、こういうアニメとコラボしても、アニメが旬を過ぎてしまっては苦しいのではないかと心配になってしまいます。 

  

閑話休題。入場門をくぐりまずは一通り園内を回ってみることとしました。 

こちらのサル山が一番規模も大きくて見ごたえがありました。 

ボッチな私を差し置いて家族団らん中のお猿さんたちです。コンチクショー 

なんやかんや、園内を見て回っていると”かわいいモルモットの橋渡りショーが始まりま~す!”というアナウンスがかかったので、急いで入場ゲート前に引き返します。 

そこには、箱の中にモルモットたちがスタンバイしていました。かわええ~。 

何が始まるのかよくわからぬまま待機していると、一斉にモルモットたちが橋を渡り始めました。 

そしてあっという間にモルモットハウスに帰っていきました。正直あっという間でうまく写真を撮ることもできず。 

「モルモットの橋渡りショー」は一日に複数回行われているらしく、訪れた際は見学することを”強く”お勧めします。

モルモット達がカワイ過ぎて、帰りの売店でぬいぐるみを買いそうになったくらいです。 

  

こちらの動物園は、”小”動物園と銘打っているだけに、園内はコンパクトだなという感想です。ゆっくり歩いても1時間もかからないと思います。 

ただ、コンパクトであるが故に、随所の案内板やショーがやたら凝った作りになっており、普通の動物園では味わえない体験が可能です。失礼な言い方になるかもしれませんが、こじんまりとしているけれども、随所に”飽きない工夫”がなされていて、ボッチで歩いても十分に楽しめました(いや、負け惜しみではないですよ!)。 

  

一通り堪能したので、名残惜しいですが退園することに。ヤギのタイシ君に、”また、来いよ”と言われた気がしました。 

「宝登山ロープウェイ」のモンキー号で下山 

歩いて下っても良かったのですが、せっかくなのでロープウェイで下山することとしました。 

ロウバイ達ともお別れです。次があればもっとキレイに咲いてるときに来るからね。 

「宝登山ロープウェイ」のモンキー号に乗って下山します。 

人が多すぎて写真は控えておきましたが、車内の展望も最高でした。下山時だけでも乗車する価値はあったと思います。 

あっという間に下界に戻ってまいりました。ここから長瀞駅を目指すのですが、三か所ほど寄り道をしていきます。 

”寄り道①”よくわからない「野土山」に登る。 

「寶登山神社」を目指していたころ、【野土山山頂120m】なる看板を発見しました。たった120mということもあり、寄ってみることにしました。 

そしてこちらが山頂の様子です。立ち寄る必要はないかと思います。 

「こんなのカットすれば良いじゃん!」と思われるかもしれませんが、往復で”240mも余計に歩かされた腹いせです。申し訳ありません。 

”寄り道②”「寶登山神社」で今年の登山の安全を祈願する。 

山頂の奥宮には参っておりましたが、せっかくなのでこちらにも祈願していきました。 

こちらの神社では山の神である、「大山祇神(おおやまづみのかみ)」が祀られているそうです。今年一年の登山の安全を祈念させていただきました。 

登山に関する神社とは珍しいと思い、御朱印も購入していこうと思ったのですが、目の前で社務所が閉まってしまい購入できず。残念。 

”寄り道③”お食事処「若松」でワラジカツを食らう。 

最後に長瀞駅前にある「若松」という食堂でお食事をさせていただきました。 

長瀞の名物となっている「ワラジカツ」は登山後のエネルギーを欲している体にベストマッチです。皆様も宝登山下山後に試してみてはいかがでしょうか? 

大変おいしゅうございました。 

これにて小旅行は終了です。レトロな外観の長瀞駅から東京まで帰りましたとさ。 

”宝登山”登山を終えて 

まだまだ寒い時期ではりますが、ロウバイの甘い香りとカワイイ小振りな花弁に癒された一日となりました。

ただ、やっぱり花を愛でるのであれば、完全な見ごろに訪れたかったなぁと、少し、後悔が残る山行となってしまいました。 

しかし、ロウバイのほかにも小動物園・寶登山神社・ワラジカツなど見どころは多く、十分に長瀞を満喫できた一日でした。 

皆様がこの記事をご覧いただいて、”私も宝登山に行ってみたいな”と思っていただけたらこれほど嬉しいことはありません。 

それでは。 

(あと、何かの縁なので”私に天使が舞い降りた!”を視聴してみようと思います。) 

  

  
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