突然ですが、皆様はサイクリングはお好きでしょうか?
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今回は利尻島一周の旅に出かけてきました。車道とサイクリングロードを使用して約60㎞のサイクリングとなりました。
利尻島へは登山目的で訪れていましたが、島の周囲は晴れているのに、利尻山にだけ雲が引っかかってしまうという、島特有の気象状況のせいで登山をするには残念な天候に…。
『それならば…』ということで、急遽、レンタルサイクルを借りて利尻島一周のサイクリングに出かけてきました。
そういわけで、本記事自体は『普段から自転車に乗らない初心者』が『利尻島一周サイクリングに挑戦した時の模様』を記しています。
また、ダイジェストチックに島内の見どころをご紹介しておりますので、『利尻島でどこへ行くか迷っている。』、『どこに行けば良いかわからない…。』という方にはピッタリな記事になっています!
なお、登山の記事についても予備日できちんと登頂して参りました。3日目の記事をご覧いただけますと幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ
また、そもそもの利尻島までのアクセスの模様や方法についても、以下の通り1日目の記事でまとめておりますので、併せてご覧いただけますと幸いです(*- -)(*_ _)マタペコリ
自転車で一周した日:2023年9月7日(記事執筆:2024年6月15日)
利尻島一周サイクリングの概要
そもそもどれだけの距離があるのか?
車道とサイクリングロードを活用すれば、約60㎞となります。
意外と広いなと感じてしまうのは私だけでしょうか?
体力的に不安な方へ
わたくし自身、30代前半(利尻島往訪当時)で、週末は必ずは登山かランニングをこなしており、同年代の方と比べて平均を少し上回っている位の体力はあると思っています。
ただし、自転車に乗るのは久方ぶりで、前回自転車に乗ったのがいつだったか思い出せない位でした。
そんなわたしが、利尻島一周サイクリングを終えたあとの感想としては、『結構余裕があるな。』というものでした。
仮に自転車の時速を、(遅めに計算して)12㎞とすると、5時間、自転車をこぐ体力があれば、全然、達成できる距離感だと思います。
しかし、実際に距離もあって安易にお勧めできるものでもありません。
やっぱり不安が残る場合は、野塚展望台(鴛泊の外れ)から沓形エリア間の『最北のサイクリングロード』については、常に利尻富士を視界に入れつつ、海の向こうには礼文島がも見渡せて、非常におススメできるコースとなっています。
こちらのサイクリングロードだけでも検討されてみてはいかがでしょうか?
また、利尻島観光ポータルサイト『りしぷら』では、モデルコースも紹介されていますので、そちらを参考にプランを検討しても面白そうです。
参考URL:りしぷら(利尻島サイクリングMAP)
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最後に(これだけサイクリングを勧めておいて何なんですが…)、利尻島を一周するのであれば、レンタカーやバイクも借りられますし、バスの一日乗車券を使用するという選択肢もあります。
ぶっちゃけ、利尻島を効率的に満喫するのであれば、レンタカーがベストだと思います。
簡単ですが、利尻島の立ち回りについてもまとめたページを作ってみましたので、以下の記事も参考としてみてください(*- -)(*_ _)ペコリ
利尻島一周サイクリングに挑戦するにあたって注意すべき点
利尻島内でサイクリングロードが整備されているエリアについては、鴛泊のはずれにある『野塚展望台』から『沓形エリア』までとなっており、それ以外の個所については、主に車道を通っていく必要があります。
私がサイクリングに挑戦した日については、車通りもまばらな印象で、そこまで注意する必要は感じませんでしたが、沓形や鴛泊などの市街地部分を通り抜ける際には、人通りもそこそこ多く注意が必要だと感じました。
また、利尻島については地理的に風が強い日が多いため、思わぬ突風にも注意が必要です。
景色は大変すばらしいのですが、周囲の状況にも気をつけながら、安全第一で行きましょう!
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さて、以下からが実際ににわたしが利尻島をレンタルサイクリングを借りて一周してきたときの模様となります。
続けてご覧いただけますと幸いです。
レンタルサイクルを借りるまで
旅の始まり。『ペシ岬』から鴛泊の街並みを眺める
さて、ここからはDAY1の続きとなっています。
早朝に起床して、利尻山へ登山へ出かけようと思っていたのですが、『島内で利尻山だけが天候不順』という、離島特有の気象状況のため、本日は成り行きに任せて、自転車で島内を一周するという挑戦に打って出ることとしました。
自転車を借りる予定の『雪国レンタル』さんのオープンが朝8時ごろと言うことで、鴛泊の周辺をまずは散歩することとしました。
まずは、『ペシ岬』という鴛泊港のすぐそばの岬へ立ち寄ってみることに。
島の周りは青空が見えて晴天となりそうなのですが、不思議なものです。
ペシ岬の頂上から少し下ったところに、小振りの灯台があったので、立ち寄ってみることに。
『恋する灯台』と言うことで、恋人たちの聖地となっているようでした。独り者のわたしにとっては縁のない場所のようです。
早々に降りてしまって、鴛泊港を探検してみることにします。
『鴛泊港』と『PORT COFFEE』で、いきなりまったり
まだ時間も早すぎたため、さらに鴛泊港をブラブラと散策していました。
朝日に映えるペシ岬が非常に美しい。
個人的に北海道に来て気に入っているのが『ジョージアオリジナル』という缶コーヒーです。
すごく甘ったるい缶コーヒーと思っていたのですが、甘さがスッキリしていてとても飲みやすく感じました。個人的な大ヒット商品。
関東圏の自動販売機では見かけなかったのですが、北海道に来てからは大体の自販機に並んでいたので気になって購入してみました。
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レンタルサイクル屋さんのオープン前に隣の喫茶店のシャッターが開いたので、こちらで簡単な朝ご飯とすることにしました。
喫茶店『PORT COFFEE』さんです。
観光地のお店って、結構ゆっくりとした時間にお店が開き始めるモノですが、朝7:30から営業開始と言うことで非常に助かりました。
オシャレな店内でパンとコーヒーをテイクアウトして、のんびりと湾内の景観を楽しみつつ朝食とします。
民宿『雪国』さんのレンタルサイクルを借りて、ようやくサイクリング開始
レンタルサイクルについては、『雪国レンタル』さんでお借りしました。
営業時間は、午前8時から午後5時となっていて、一日レンタルの場合は1,500円となってます。
鴛泊港フェリーターミナルを出てすぐの建物の脇に位置していて、すぐにわかると思いますよ!
港の前のオブジェクトの前で記念に一枚パシャリ。
本日の相棒となるマウンテンバイクです。一緒に頑張っていこうでないか!
さて、早速、島内一周へ出発です!
鴛泊港から鬼脇エリアまでの模様
鴛泊エリアに佇む『利尻神社』で旅の安全を祈願
鴛泊港から市街地を北上し、サイクリングロードへの合流を目指していきます。
…が、その前に『利尻神社』へとお参りしていきました。安全祈願は大事!
こじんまりとしていますが、静寂で神聖な雰囲気すら感じました。裏手の池も綺麗。
寺は朝と言いますが、神社も朝がいいに決まってる!
鴛泊港を一望する『湾内大橋』からの景観
利尻神社からさらに北上して、無事にサイクリングロードへと合流出来ました。
しばらく、アップダウンのあるサイクリングロードを漕いでいると、非常に見晴らしの良い吊り橋に行き当たります。
こちらが『湾内大橋』で、完全にサイクリングロードのためだけに作られた吊り橋のようです。
要すれば、ここからの景観はサイクリストだけの特権と言うこと!
気づかないうちに、結構、高いところまで来ていたようです。
鴛泊港を見下ろすとちょうどフェリーが入港するところでした。
絶好の利尻富士の展望台…のハズ。『野塚展望台』
湾内大橋からいくつかの吊り橋を通り過ぎ、下り坂を軽快に飛ばしているとサイクリングロードの終点に到着します。
この終点のポイントこそ『野塚展望台』です。
立派な利尻島のオブジェクトもあって、その向こうには利尻富士が鎮座している…はずなのですが、雲がかかってちょっとイマイチな写真になってしまいました。
ただ、野塚展望台は海側の景観も素晴らしいのです。
駐車場もあるので、ドライブがてら軽く立ち寄ってみるのもおススメですよ!
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ちなみに、野塚展望台から鬼脇までは車道脇を通っていくこととなります。
交通量はそれほどでもありませんでしたが、風が強いことも多いので十分注意してください。
利尻島を一周する道道については、『利尻ファンタスティックロード』と命名されています。海を眺めながら爽快なサイクリングの始まりです♪
いい具合に古めかしい?『石崎灯台』へ寄り道
軽快に飛ばしていたところ、道中で『石崎灯台』の看板を発見したので立ち寄ってみます。
青い空に紅白模様の灯台が映えて、良い感じ。これで海も見渡せられれば、言うこと無しだったんですけどね~。
さて、この石崎灯台までたどり着ければ、鬼脇エリアはもうすぐです。
鬼脇エリアと仙法志エリアまでの様子
鴛泊から鬼脇までは、洋上からの風が強くて少し難儀しましたが、まだまだ体力的にも余裕で、良いペースでたどり着くことができました。
上の写真は鬼脇エリアのメインストリートに当たる場所です。
なお、ここらへんで島内の3分の1程度を制覇したことになります。
『意外と楽勝かも?』と思いましたが、徐々に辛くなってくるんですよね…。
『長生堂・寺島菓子店』の絶品・濃厚プリン!
鬼脇エリアにたどり着いて、まず向かったのが『長生堂・寺島菓子店』さんです。
こちらで販売されているプリンが『濃厚で超おススメ♪』と某レビューサイトで記載されていたので、『道中にあるなら寄ってみるか』くらいのノリで訪れた場所でした。
なお、実際に食べてみると『バカみたいに濃厚で、かつ、しつこくない甘さ』で、プリン初心者の私もビックリするくらい美味しかったです。
味は『プレーン』・『抹茶』・『ゴマ』の三種類でしたが、勢いに任せて3つともコンプリートしてしまいました。
一つ300円で食べ終えた後に容器を返却すれば20円がバックする仕組みになっています。
侮るなかれ、『長生堂・寺島菓子店の濃厚プリン』
ホントおススメです。
桜の名所(…らしい。)『北見神社』
お次は鬼脇エリアの奥にある『北見神社』です。
パンフレットなんかでは『島内でも有数の桜の名所』とされていましたが、今は9月で桜なんて咲いているわけがありません。
軽く休憩して次に向かいます。
なお、上記で紹介したスポットのほかにも、鬼脇エリアには『利尻島郷土資料館』なんかがあったりしますので、併せて立ち寄ってみるのも良いかもしれません。
お土産・白い恋人のパッケージのモデルとなった『白い恋人の丘』からの眺め
鬼脇エリアを抜けて、少しンばかりアップダウンのある道を進んでいくと、唐突に『白い恋人の丘』の案内板が現れます。
国内で最もポピュラーなお土産とも言える『白い恋人』。そのパッケージとなっている利尻山はここから見える景色がモデルとされています。
ベンチもあって休憩にぴったり。
ひっきりなしに人が訪れてくるので、人気のほどが伺える場所でした。利尻島の定番スポットといえるのではないでしょうか?
あと、この丘から眺める海も綺麗で印象に残っています。
小高い丘になっているので自転車で登るのは少々、骨が折れますがそれに見合った感動的な景色に出会えること間違いなしです!
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さて、完全に余談なとなりますが…
朝方は分厚い雲に覆われていた利尻山の雲がすっきりと取れてしまっています。
鴛泊のPORT COFFEEの前で地元のご年配の方と少し立ち話をしたのですが、
『午後には利尻山の雲は取れるよ。ほぼ100%ね。』
と、自信満々におっしゃられていて、話半分で聞いていたのですが本当にその通りになってしまいました。
やはり、地元の方の情報は信ぴょう性がありますね…。
そして、話半分で聞いてしまい、申し訳ございませんでした(*- -)(*_ _)ペコリ
静謐なる湖畔をバックに利尻富士の雄姿を眺められる『オタトマリ沼』
さて、白い恋人の丘を下ると見えてくるのが『オタトマリ沼』になります。
角度的に白い恋人の丘から見える利尻山とそう変わらないのですが、ここからであれば湖畔ギリギリから雄大にそびえる利尻山を写真に写すことができます。
また、湖畔には売店や食堂、トイレが完備されており、休憩にもピッタリです。
ちなみに、わたしは『亀一』という食堂で昼食の海鮮丼をいただきました。
少し高かったですが、頑張ったご褒美と言うことで…。
あと「利尻っ子」という利尻昆布が入ったふわふわ食感のふりかけがお土産として人気のようです。
わたしは荷物が増えてしまうので、残念ながら断念。
ちなみに、このオタトマリ沼で『取れそうで、取れない雲』をやきもきしながら一時間以上の晴れ待ちしておりました。
結果として、麓から頂上まできれいにそびえる利子富士の雄姿をシャッターに収めることができて、非常に満足です!
…その代わり、ここでの晴れ待ちのせいで、一気に日程がタイトになっていきます。
体もだんだん疲れが見えてきて、後半はバテ気味になっていきます…。
『南沼湿原』の模様
オタトマリ沼を抜けて、また何度かアップダウンを繰り返し、唐突に現れるのが『南沼湿原』です。
コチラから見る利尻山も見事なものでした。
湿原には木道が架かっており散策も可能のようですが、ここらへんで『いろいろ観光に時間を使い過ぎていることに、ようやく気付き』散策は断念することに。
尾瀬ヶ原のような湿地を探索できたのだろうか…とちょっと心残りの場所です。
仙法志御崎公園と沓形エリアまでの様子
そういうわけで南沼湿原を抜け時間的に巻いていくことにします。体力的には少し疲れが見えてきましたが、まだまだ元気と言えるくらい。
沓形に向かって自転車を走らせているころには、利尻山の雲が完全に取れてしまって、きれいな独立峰の雄姿を眺めることができました。
『ご機嫌なサイクリングの始まりだぜ!』
…と行きたかったのですが、一つ問題が発生してしまいまして…
それが、レンタルしたマウンテンバイクの高さが自身の身長にあっていなかったせいなのか、ペダルを漕いでいるとサドルが股の周辺を擦ってしまって痛みが生じるようになっていました。
予想外のトラブルに見舞われつつも、仙法志御崎公園でようやく利尻島一周サイクリングの半分辺りとなります。
後半にかけては、体力よりもこちらの痛みの方が辛くなっていくのでした…。
アザラシプールのある『仙法志御崎公園』
さて、仙法志エリアでは、そのまんまですが『仙法志御崎公園』に立ち寄っていきます。
時間的な制約はありますが、ここにはどうしても立ち寄って行きたかった。
理由は、公園内のプールでアザラシが飼育されており、売店でエサを購入すれば、エサやりなんかも体験できるから!
…のハズだったんですが、アザラシについては、元の水族館に帰ってしまった。ということで、対面することは叶いませんでした…。
わたしが訪れたのは9月の冒頭頃でしたが、アザラシが飼われているのは夏場だけのようです。皆様も訪れる予定があるようでしたら、リサーチをお忘れないきよう。
ただ、こちらの公園からは、海抜ほぼ0mの険しい海岸線からの利尻山の写真を撮ることが可能だったりします。
この景色が、わたしの心を癒してくれるようでした。若干ですが。
自然の湧水『麗峰湧水』
アザラシショックを引きずりながらも、仙法志御崎公園を後にし、沓形までの西海岸を走っていると東屋付の給水ポイントを見つけることができると思います。
この給水ポイントこそが『麗峰湧水』で、ここから湧き出る湧水は、利尻山に降った雨や雪解け水が数十年もの長い年月を経て湧き出していると言われています。
利尻島には、コンビニ(セイコーマート)や自動販売機も、あることにはあるのですが、都会と比べると当然ながら数は少ないです。
特に仙法志から沓形間にかけては、特段、商業施設もないことから、この給水スポットは大変ありがたかったです。
ちなみに、地元の方々からは、コーヒーや昆布を美味しくすると評判のご様子。
『北のいつくしま弁天』と『寝熊の岩』などの奇岩群
麗峰湧水からさらに進んでいくと海側に『北のいつくしま弁天』なるものが見えてきます。
北のいつくしま弁天は、その昔、大嵐で打ち砕かれそうになった船を弁天様が救い、感謝した漁師たちが弁天宮を建てたものとされているようです。
わたしが訪れた時間帯は西日が厳しくて、写真をうまく写せませんでしたが、実際に訪れてみると、青い海に朱色の弁天宮が鮮やかに映えて、美しい景色でした。
また、北のいつくしま弁天の周辺にはいくつかの奇岩についても案内がされていました。
『寝熊の岩』については、上記の北のいつくしま弁天から少し沓形方面に進んだところにあります。
よーーく見ると熊が寝転んでいるように見える。
かもしれません…。
なお、このほかにも周辺には『人面岩』や『竜神の岩』などが海岸線上に点在しており、ちょっと覗いていっても面白いかもしれません。
さて、ここを通り過ぎて、もうしばらくすると利尻島最大の市街地である、沓形にさしかかります。
沓形エリアからサイクリングロードを通って鴛泊エリアまでの様子
この『沓形エリア』では、ここまで非常にのんびりし過ぎたせいで、いろいろと見どころをすっ飛ばさざるを得なかったのが残念でした。
・『神居海岸パーク』でのウニ向き体験
・利尻島の自家製飲料の『ミルピス』
・利尻島の昆布でだしをとった『利尻ラーメン味楽』
・『沓形岬』から眺める礼文島と利尻富士の眺め
…などなどです。
そもそも、『一日でそこまでつめこむのは無理がある。』と思い直し、断腸の思いで断念です。
次に来るときは、ここら辺を中心に回ってみたいな~と思いました。
まぁ、また次に来ることができれば…なんですけどネ。
日本最北端のサイクリングロード『利尻自転車道線』
そんなわけで、ほぼ何も見ることなく沓形については通り過ぎてしまいましたが、沓形から鴛泊間では、日本最北端のサイクリングロードである『利尻自転車道線』が開通しています。
こちらからの景色が、この利尻島一周サイクリングのハイライトであったように思います。股の痛みも一時的に忘れることができました。
開放的な草原の真っただ中をサイクリングロードが通っており、島内を見やれば利尻山が海側に目をやれば礼文島を見渡すことができました。
冒頭でも少し触れましたが、このサイクリングロードだけでもひとっ走りする価値はあると思います。
9月ではありましたが、この日は残暑が残っていて、たくさん汗をかきました。
そんな火照った体に、海から吹く風がとても心地よく感じられました。
のんびりと景色を眺めながら、ゴールである鴛泊を目指していきます。
なお、一部車道を横断するので、あまりボーっとし過ぎないように!
富士野園地展望台
鴛泊の町に大分近づいてきたところで、『富士野家園地』という展望台を見つけましたので、立ち寄っていきます。
このころになるとさすがに疲れは溜まっていましたが、『どんな景色が見れるんだろ?』という、好奇心のみが私を突き動かします。
そして股も痛い…。
高台となっている個所からはススキ野原が良い感じでした。
今は秋の佇まいですが、6月下旬から7月中旬にかけては、『エゾカンゾウ』という黄色いきれいな花が群生しているようで、季節が合えば是非、訪れてみることをおススメします。
なお、『グレートトラバース』で有名な『田中陽希』さんのレリーフも飾られていました。
そういえば、最後の百名山は利尻山を登られていたんでしたね。
わたしも明日は無事に登頂できるように…。
下の写真に写っているのが『ポンモシリ島』と言うそうです。
実際に渡ることはできませんが、夏場は海鳥のコロニーとなるようで、バードウォッチングにも最適な場所のようです。
ちなみに、こちらの富士野園地は、映画『北のカナリア』のロケ地としても有名なようですが、『すみません、わたしこの映画を見たことがありません…。』
今度、じっくりと観賞させていただきます。
夕日ヶ丘展望台
いよいよ鴛泊エリアに戻ってきましたが、最後にもう一か所だけ寄り道をしていきます。
『夕日ヶ丘展望台』です。
鴛泊エリアから徒歩圏内のこの場所は、まさに名前のとおり、夕日の名所として知られています。
わたしが訪れた時も、多くの方々が夕日を一目見に集まっておられました。
5分もかからずに展望台の最上部へ。
本日の最後と言うこともあり、若干、体悲鳴をあげています。
…が、そんなことを忘れてしまうくらいの見事な景色でした。
礼文島の向こうに落ちていく夕日を眺めながらなんだかノスタルジックな気分になりました。
これほど心身ともに充実した一日を過ごしたのはいつぶりだろうか。
また、夕日も見事ですが、反対側の鴛泊の街並みとバックに鎮座する利尻山の景色も見事なもの。
疲れてはいましたが、立ち寄って良かったと思います。
利尻島一周サイクリングを終えて
普段の生活では自転車にはほとんど縁のない私でしたが、なんとか利尻島一周のサイクリングを達成させることができました。
感想としては、『意外と何とかなるもんだ。』です。
宿に帰り着いた時の達成感は一塩で、宿の女将さんから『頑張ったね~。お疲れ様。』と声をかけていただいたのが、身に染みて嬉しかったです。
…と言うよりか、『最近、褒められた記憶がなかった。』からかもしれませんが。
・・・
さて、ノリと勢いだけで始めてしまった利尻島のサイクリングでしたが、思いがけず、生涯の宝物となるような一日を過ごすことになりました。
挑戦するかは、正直、迷ってはいたんですが、『一歩踏み出して挑戦してみて良かった』と心から思いました。
ちなみに、予告通り、翌日は利尻山の登山に出かけてきましたが、筋肉痛などは全く残っていませんでした。
『足に疲れが溜まって、登山に響くかな…。』と途中で心配していたのですが、自転車で使用する筋肉と歩行で使用している筋肉はまた別のようですね。
それでは。
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