【高畑山・倉岳山】駅から手軽な縦走登山の旅【秀麗富嶽十二景・アクセス】

登山記事

今回は山梨県大月市の定める秀麗富嶽十二景に選定されている高畑山・倉岳山に登山してきました。標高は高畑山が982m、倉岳山が990mとなっています。

どちらも標高が1,000mにも満たない山と言うことで、登山のカテゴリーとしては、低山の部類に入る山となりますが、この山は前述のとおり、大月市の定める秀麗富嶽十二景にも選定されており、富士の眺望に優れた山となっています。

秀麗富嶽十二景とは…

大月市が市内の山頂から望む美しい富士山を市のシンボルとし、併せてふるさとの自然をそのまま後世に伝えようと意図したもので、平成4年に公布・選定されました。12景とはされていますが、山自体は合計20座が選定されています。

  

また、(これは他の秀麗富嶽十二景にも言えることではあるのですが、)駅から駅へと手軽に縦走を行えるというメリットもあり、自動車を保有しない自身にとっては大変ありがたい山ともなっています。

  

なお、始めに結論を申し上げると、この山については、樹木の葉が落ち切った12月~4月頃の積雪の無いタイミングを選んで登山することをおすすめします。(標準コースタイム通りならば、日が短い季節の縦走も可能です。ただ、凍結の危険性っもあるので、相応の準備は必要。)

せなか
せなか

記事本編でも触れさせていただきますが、生い茂った樹木のせいで富士を眺めるのに苦労してしまいました…。

  

冒頭から早速、物言いがついてしまいましたが、都心からもアクセスが容易なわりには、登山者数も適度で静かな山行が味わえる名コースであると思っています。

駅から登山口までのアクセスなどを写真付きでご紹介しておりますので、ご参考としていただければ幸いです。

   

倉岳山・高畑山の登山口までのアクセスと留意点

倉岳山(梁川駅)から登っても、高畑山(鳥沢駅)から登っても大差はありませんが、GOALを鳥沢駅とすれば、いくらか駅前に飲食店があるということで、梁川駅➡鳥沢駅の順序で登山することとしました。

  

(留意点①)大月市が公表する『登山に関する重要なお知らせ』について

『秀麗富嶽十二景』については、いくつかのコースで通行ができなくなっている場合があります。

大月市のホームページ『登山に関する重要なお知らせ』として、随時公表がなされているので、秀麗富嶽十二景への登山を計画されているようでしたら、以下のページにあらかじめ目を通しておくことをおススメします。

  

(留意点②)山梨県が公表する『山梨百名山ピッチマップ』について

また、今回ご紹介する倉岳山については、山梨百名山にも選定されており、山梨県のホームページにて、ピッチマップが公表されています。

ピッチマップとは

登山ルートを細分化したマップ(区間)ごとの難易度(登山道の状況(転んだ場合の転落・滑落の可能性、ハシゴ・くさり場や急勾配の存在など)や求められる技術・体力から総合的に関した難易度))を示したもの。
出典:山梨県公式『山梨百名山ピッチマップ』より抜粋

危険個所やポイントなどが端的に表示されており、使いやすモノとなってますので、こちらも登山の前に一度確認しておかれることをおススメします。

※ なお、高畑山は山梨百名山に含まれていませんが、倉岳山と同じマップで確認できます。

  

倉岳山・高畑山縦走登山のコースタイム・難易度

写真を撮影しながらのんびりと歩いています。山頂では休憩していますので、あくまで、ご参考としていただけると幸いです。

  • 10:00 染川駅出発
  • 10:30 登山口着
  • 11:30 立野峠着
  • 12:05 倉岳山に到着(山頂で休憩)
  • 13:20 高畑山に到着(山頂で休憩)
  • 14:00 山頂出発
  • (鳥沢駅駅前の『浜田屋』で昼食)
  • 15:30 鳥沢駅到着

  

難易度について

倉岳山については、初心者の方にもお勧めできる山となっています。

山梨県では『山梨百名山』に選定されている山岳については、すべてに難易度のグレーディングを行っていますが、今回ご紹介する倉岳山➡高畑山の縦走ルートについては、『難易度A』(※)に分類されています。

(※)難易度のグレーディングについて
山梨県のグレーディングでは、難易度Aが最も難易度が低く、難易度Eが最難関となっています。

難易度Aの基準は…

  • 登山道は概ね整備済
  • 転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い。
  • 道迷いの心配は少ない。
  • ただし、登山の装備が必要

出典:山梨県ホームページ 山梨・山のグレーディングから抜粋

危険な鎖場や岩場は有りませんでした。

唯一、立野峠というポイントから、倉岳山までの急登については、そこそこ手ごわくなっています。

とは言え、そこまで恐れるものではありません。

せなか
せなか

ただし、冬場の大月市は、当然、都心中よりも気温は下がります。雨の日の後では、日の当たらない場所では凍結しスリップの危険性が高ります。アイゼンを持参するなど、冬場の最低限の装備をお願いします。

  

さて、以下から記事本編となります。こちらも、ご覧いただけますと幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ

  

登山口までの実際のアクセスの模様

東京駅からおはようございます。

本日は大月市の秀麗富嶽十二景の登山と言うことで、JR中央線での始動となります。

東京駅→高尾駅でJR中央本線へ乗り換え、目的地の梁川(やながわ)駅まで向かいます。もはや大月市方面へと登山に向かう際のお決まりの導線ということで、何も考えずとも体が勝手に動いてくれるようになってしまった…。

  

東京駅が始発となるので、車内では爆睡。乗車時間は約1時間40分ほどで目的地の梁川駅に到着です。降車したのは、私ともう一人のみでした。

ほんとにのどかなところで、なんだか懐かしさを感じてしまいます。

  

電車から降りる際、個人的にボタンで開閉する半自動ドアを使って、降車するときに『山梨県に来たんだな~』ということを実感します。

この半自動ドアは、乗降者の少ない高尾駅より西側の区間や地方の寒冷地で車内が冷え込まないように設けられているもので、関東近辺では山梨県ぐらいでしか見たことがりません。

  

駅のホームからは今から登る倉岳山の姿が確認できます。

奥に見える山頂が平べったい山が倉岳山です。

こうして下界から見ていると、結構距離があるように感じてしまいますが、梁川駅から倉岳山の山頂までのコースタイムは2時間少々となっており、日頃から登山を嗜まれている方からすると、ちょっと物足りない位の感覚かもしれません。

  

なお、梁川駅は無人の駅舎のようで、周辺にコンビニや商店なんかはありません。事前に水分・行動食は手配しておきましょう!

  

梁川駅を出発したら、まずは『梁川大橋』方面へと向かいましょう。

あとは道なりに20分程度進んでいけば登山口に到着です。

入り口には黒いモノリス状の石碑がありますので、見逃さないように!私はボーっと歩いていたので、危うく見逃してしまいそうになりました。

  

簡単に写真付きで紹介させていただきましたが、下の写真のように、各所に案内板が設置されています。見逃さないように、進んでいきましょう!

私自身も地図アプリを見ながら進もうと思っていましたが、案内板に沿って歩くだけで簡単にたどり着くことが出来ました。

    

また、逆から歩く場合(鳥沢駅➡高畑山➡倉岳山➡梁川駅)でも、鳥沢駅から登山道までは、きちんと道標が設置されています。

痒いところに手が届く。大月市の秀麗富嶽十二景ブランドは致せり尽くせりです♪

さて、いよいよ登山開始です。

  

登山口から倉岳山の山頂まで

登山口からは、立野峠というチェックポイントを挟み、倉岳山の山頂へと向かいます。基本的には山頂まではずっと登り基調の登山道となりますが、特に山頂直下はかなりの急登です。

立野峠を越えて、辛い急登が始まれば、『ゴールはすぐそこ!』踏ん張っていきましょう!

…とはいえ、樹林帯のなかの急登をひたすら登り続けるというのも、なかなかしんどいんですけどね。

若干、木々が開けてくるとそこが倉岳山の山頂となります。

  

秀麗富嶽十二景 第9番山頂① 倉岳山山頂の様子

12時を少々回ったところで本日の一座目である倉岳山に到着です。標高は990mで、染川駅からのコースタイムは約2時間となりました。

ザックのパッキングが歪んでしまって、少々、カッコ悪いですがそこはご愛嬌と言うことで。

  

山頂にはベンチが設けられており、休憩にはピッタリの場所です。

到着してすぐに違和感を感じたのですが、『秀麗富嶽を名乗る割には、山頂に樹木が多くて展望があまり良くないなぁ~』・・・と。

  

山頂にはきちんんと『秀麗富嶽十二景』を指し示す看板も設置されており、ここがそのポイントであることに間違いはないはずなのですが…。

一抹の不安を払しょくするために、休憩もそこそこに。まずは、富士の見える方角を探し始めます。

  

そして、ようやく富士の見えるポイントを発見!

・・・したのですが、周りの樹木が生い茂っており、上の写真を撮るので精一杯でした。

登山に出てくる前の予習として、倉岳山・高畑山から見える風景は予習してきていたのですが、いずれも、冬場の木々の葉が落ち切った頃に撮影した写真であったことに今更ながら気付きます…。これは、想定外の凡ミスをかましてしまいます。

  

大月市の市街地方面も展望があるのですが、樹木が邪魔になってうまく写真が撮影できません…。

なんというか閉塞感があって、開放的な気分になれることは有りませんでした…。

  

ちなみに、下の写真は、山梨県在住で秀麗富嶽十二景に何度も登っている方に撮影していただいた写真です。その方曰く『ここからの景色なんてこんなもんよ!』とのこと。

『本当の秀麗富嶽を見たいなら、三番山頂の大蔵高丸か八番山頂の岩殿山が特におススメだよ!』とも、おっしゃっていました。

若干、肩透かしをくらった部分もありますが、次なる山頂である高畑山へと向かうことにします。高畑山からは、もっとキレイに富士山を眺められますように…。

  

高畑山山頂までの様子

倉岳山からは、穴路峠天神山と言うポイントを通過して、高畑山へと至ります。

『峠とピークを一つずつ越えて行くなんて、なかなかハードな登山なのか?』と思われるかもですが、そうでもありません。倉岳山直下の急登を終えてしまえば、本日の山行は消化試合となりますのでご安心を。

痩せた樹林帯の尾根を伝ってまずは穴路峠を目指していきましょう!

道中、踏み跡が薄くなっていて、迷う部分がありましたが、基本的には尾根に沿って進んでいきましょう。よく目を凝らせば、踏み跡も見つけられるハズ。

また、秀麗富嶽十二景として発信しているだけあって、登山道にはいくつも道標が設けられているのでご安心を。

  

少しすると穴路峠に到着です。

この穴路峠は、今こそハイカーの方のための峠道となっていますが、昔は大月市の集落と秋山村の集落を結ぶ生活道路であったようです。

秋山村は、平成の大合併で上野原町と合併し、上野原市となりました。

今では電車や道路が開通し、需要の無くなった峠道だと思いますが、こうして登山者のために整備していただけるのはありがたい限りです。

なお、この穴地峠からは高畑山を経由せずに鳥沢駅方面へと下山するルートもあります。ただ、こちらのルートだと岩や石の露出した登山道になり、川を数度渡ります。滑りやすく足を取られやすい場所ですので、十分注意してください。

  

穴路峠を通過して、少し登っていくと天神山に到着です。

正直、樹林帯歩きが続いていること、倉岳山の登山時期を間違えたことで、ブログの取れ高的なものを気にし始める有様でした。

天神山は樹木で覆われており、基本的には展望は期待できる山ではないのですが、取り敢えず山頂碑の前でポーズを取ってみます

  

なお、天神山の山頂から少し進んでいくと、ギリギリ展望の開けた場所があります。

もしかしたら、このポイントが本日のベストビューであったかもしれない…。

  

さて、天神山も通過してしまうと、残すは本日の本丸である、高畑山のみとなります。倉岳山ほどでありませんが、山頂直下はなかなかの急登になります。気合を入れて乗り越えていきましょう!

  

山頂が近づくにつれて樹木が少なくなっては・・・いきません。

こうして、高畑山に到着です。

  

秀麗富嶽十二景 第9番山頂② 高畑山山頂の様子

さて、高畑山に到着です。標高は982m。休憩等も含めて梁川駅からは約3時間20分のコースタイムとなりました。

『秀麗富嶽十二景』となっていますが、山岳自体は20座が登録されており、高畑山は先ほど登った倉岳山と同じく9番山頂に登録されています。

似たような富士山の眺めであるからこのような扱いになっているのかもしません(真偽は不明です。)。

  

山頂の様子はというと、こんな感じです。

山頂の全方位が樹木に覆われており、『本当にここから富士山を眺めることなんてできるのか?』と不安になるくらいです。

  

山頂には一応、案内板も設置されており、間違いなく眺めることができるはずなのですが・・・。

辺りをキョロキョロ見回してみますが、一向に見つからず。

  

『高畑山から見えないんじゃね?』

・・・と諦めかけた矢先に、樹木の隙間からようやく富士山の眺めを確認することができました…。

画質が荒くなってしまって申し訳ないですが、これが精一杯です。

樹木がで隠れてしまっていますが、三つ峠山、杓子山、御正体山の向こうに悠然とそびえる富士山の眺めを満喫できるようなのですが、この日はそれも叶わず…。

なお、大月市ホームページの『秀麗富嶽十二景デジタルミュージアム』では、実際にその山から眺めることのできる富士山の写真が公開されているのですが、雲泥の差となってしまいました。(興味がる方は、ご覧になってみてください…。)

こうしてブログを書いている最中に改めて、公開されている写真を眺めてみたのですが、(恐らくですが…)樹木の落ち切った時期を見計らって、撮影したモノばかりなのでないかなと推察しました…。

  

『もっとキレイな富士山を拝めるのではと期待したが、そうはならず。落ち込む男の図。』

ただ、まぁ、しょうがないとは思うんですよね…。恐らく、大月市のホームページで公表している写真はフォトコンテストの優秀作品であるらしく、相応の努力を払って撮影された力作のようなので…。

  

なお、今回は倉岳山➡高畑山と歩いてきましたが、尾根上にも少し縦走できるコースが設けられています。

ただ、今回は精神的に『ポッキリ逝ってしまった』ので、おとなしく下山をすることとします。

再度、リベンジすることがあれば、都留市方面へと抜ける縦走ルートへ挑戦してみようと思います。

・・・

ただ、散々眺望のことを前面に押し出してはいるのですが、こうして自然の中をのんびり登山するというのは楽しいものです。

きちんと登山道は整備されている割には、正直、登山者の数もそこまで多くは有りません。人でごった返す山頂なんかよりも、こうして静かな山頂を堪能できたことには大変満足できましたとさ。

  

高畑山から鳥沢駅までの下山の様子

そういうわけで、高畑山の山頂からは、鳥沢駅を目指して下山を開始します。

正直、下山に関しては、そこまで見どころがあるわけではありません。

  

ただ、一点だけ非常に気になっているポイントがありまして…

この山(高畑山)には昔仙人が住んでいたと言われています。その証に登山道の途中には、鍋や食器などが残っています。

大月市ホームページより引用

  

  

『仙人だと!?』

上記は、今回の記事で度々紹介している大月市公式のホームページに掲載されている文書なのですが、『その昔、仙人が住んでおりその証として、鍋などの食器が残っている。』とは?

これ以上の情報は掲載されていなかったので、果たしてどんなものが残っているのかは全く未知数ですが、好奇心に火が付いてしまったからには探さねばなるまいて…。

  

そういうわけで、下山時は目を皿のようにして、仙人の痕跡を探しながら下っていきます。

  

・・・

なお、結論から言ってしまうと仙人が住んでいたであろう形跡を発見することはできませんでした…。私は登山の最中に一体何をしているんだろうか…。

しかし、この仙人の話については、オチがあります。よろしければ最後までお付き合いください(*- -)(*_ _)ペコリ

  

・・・

…話を下山に戻します。

鳥沢駅までの下山道については、脇を小さな沢が流れており清涼感がありました。高畑山から登山をすれば、辛いの登りの部分を癒してくれる存在になったのではなかろうか…。

道中に年季の入った橋を通過していきます。鉄骨造のため強度は問題なさそうです。

ただし、高度感があって怖かったです。特筆すべき個所はココくらいでしょうか。

  

こちらの鉄柵が見えてきたら登山道の終了の合図です。

  

ちなみに、この鉄扉については鉄の棒で固定されており、その棒を壁から引き抜くことで開閉できるようになります。

私はその仕組みにしばらく気付かず3分ほど逡巡してしまいました…。

  

下の写真は鉄扉を通過した後に撮影した写真です。あまりにも工事中の看板が目立ちすぎており『工事中で登山道は通行できないのかぁ…。』と勘違いして、引き返してしまう人もいるのではなかろうか…。

『登山者の方は鉄扉を開けて進んでください。』と小さく記載はされているのですが、さすがに文字が小さすぎるような気がします。

  

鉄扉を通過すると登山道は終了です。お疲れさまでした。

駅までは住宅街を抜けてもう少し歩きますが、そこは安心安全の『秀麗富嶽十二景』ブランド。住宅街の中や分岐にも、きちんと道標が設置されており、迷うことなく鳥沢駅へとたどり着くことができました。(所要約30分。)

鳥沢駅から登山を開始する場合でも、迷うことなく登山道にたどり着けると思います。

  

・・・

さて、鳥沢駅の前に『浜田屋』という定食屋さんを発見。

のぼりには大きく『天丼』とプリントされており、下山後の空腹に耐えきれずに、自然と店内へと足が向かっておりました。

  

テキトーにメニューを広げて、お目当ての天丼を注文しようとしていたのですが…

『仙人も愛した味?』

『高畑山の仙人が普通に写っとるやんけ!』

  

…というわけで、めでたくここで伏線を回収と相成りました。

ちにみに高畑山の仙人の正体はというと・・・

本名は「天野」氏というらしく、裕福な家庭に生まれて幸せに暮らしていたのですが、結婚した妻に先立たれ、第二次世界大戦で愛する息子も次々と失ってしまったことで、浮世に嫌気がさし、高畑山の尾根に小屋を建て、そこで自給自足の暮らしを始めたとのことが始まりで、いつしか、付近の住民たちは天野氏のことを「高畑山の仙人」と呼ぶようになっていました。

仙人自身、陽気で人当たりの良い性格だったらしく、訪れた子供のためにブランコを作ってあげたり、畑で自作したイチゴなんかも振舞っていたようで、それ以外の時間では畑を耕し、詩を創作しながら、きままな暮らしをしていたそうです。

当時は新聞記事としても掲載され、テレビの番組でも取り上げられたことがあるらしく、誰からも愛される方だったことが伺い知れます。

今回訪れた「浜田屋」さんは創業100年を超え、その当時は、仙人も立ち寄ったことがあったことから、こうして記録として紹介しているのだそうです。

せなか
せなか

なお、高畑山の下山の途中で『仙人小屋跡』なるポイントがあったようで、そちらが仙人の居住した跡地だったようです…。私は完全に見過ごしてしまっていたようです…。

  

あと、天丼もとても美味しかったです。

高畑山・倉岳山からの下山の際には是非どうぞ!

  

倉岳山・高畑山登山を終えて

今回の記事については、プラン通りに物事が進まなかった(山頂で期待していたような景観が拝めなかった。)こともあり、ブログ記事としてアップするか否かを迷ったところがありました。

秀麗富嶽十二景の山行については、できればすべて記事に残しておきたいという気持ちもありましたが、仙人の話題だけで、高畑山を語ろうとするのはさすがに無理があったような気はしています。

  

しかしながら、こうしてブログの記事としているのは、

『何事もうまくいくことばかりではない。』

…と言うことをブログで紹介するのもありかなと思ったからです。

昨今のX(旧Twitter)やインスタグラムなどのSNSを覗いていると、満点の快晴のもと、絶景の登山記録が続々とタイムラインに流れてきます。

しかし、その裏では、天候不順でガスってしまったりと、うまくいかない登山の記録も相当数あるはずであって・・・。

当然、うまくいかなかった登山の記録をアップしようとする人は少数派になるわけですから、結果SNSに絶景の登山記録だけが流れてくる➡それを見て『なんで自分のときだけうまく行かないんだよ・・・。』と焦ってしまうことが往々にしてありました。

だから、『こんな思い通りにいかない日があっても普通なんだよ。』と半分、自分に言い聞かせるために書いた側面もあったりします。

…と、そういうわけで、時期を間違えてしまった登山記録となってしまいましたが、今後も、様々な山岳の登山記録、アクセス、難易度等をご紹介、解説できればと考えておりますので、たまにで良いので、本ブログを覗いていただけますと幸いです。

  

皆様の次回の登山が計画通りうまくいきますように。

それでは。

  

  
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