今回は静岡県伊東市にある大室山に行ってきました。標高は580mです。
大室山は、特徴的な円錐形のキレイな山容をしており、山全体が草原のような景観を保っているのが特徴的です。
例年2月に行われる「山焼き」が有名で、山焼き直後は黒色に、新緑・夏場にかけては緑色に、紅葉の時期からは茶色へと様変わりし、訪れる季節によっては全く異なる山肌を見せてくれる山でもあります。
山頂には火口の周りを一周する遊歩道も整備されていますが、その山頂までは、植生保護の観点からリフトでしかアクセスすることができません。(歩いて山頂へ向かうのは禁止)
そういうわけで、たまには辛い登山は忘れて気楽に絶景を楽しんで参りました。
また、大室山の散歩だけでは物足りないので、伊東市のお隣である伊豆方面の城ケ崎海岸を観光したり、前々から気になっていたとあるカオスな施設へも訪れてみました。
今回は登山記事と言うよりかは、観光メインの記事となっておりますが、宜しければ最後までお付き合いください(*- -)(*_ _)ペコリ
なお、今回は翌日に天城山から天城縦走路を途中まで歩き三筋山方面へと向かう、総歩行距離25㎞以上にもなった、クレイジー登山の前日譚となっております。こちらの模様も近々に公表する予定です(*- -)(*_ _)マタペコリ
大室山までのアクセス
電車・バスなど公共交通機関でアクセスする場合
まずは静岡県の伊東駅を目指しましょう!
伊東駅(もしくは伊豆高原駅)からは、東海バス『シャボテン公園・大室山』行きに乗車。終点が大室山登山リフト乗り場の目の前となります。
大室山へは『シャボテン公園・大室山行き』の終点となります。バス停の目の前が大室山のリフト乗り場となっており、迷う心配は全くありません。
最新の時刻表・乗り場・料金については、『東海バス』さんのホームページでご確認をお願いします。
参考URL:「東海バスオフィシャルサイト」
自動車でアクセスする場合
カーナビには以下の内容で入力しましょう!大室山リフト周辺に駐車場(500台駐車可能)がありまあす。第1~3駐車場まであり。
少々長くなりましたが、以下から記事本編です。こちらもご覧いただけますと幸いです。
大室山までの実際のアクセスの模様
東京駅からおはようございます。眠い目を擦りながらの到着です。
本日の目当てである『大室山』を目指し、静岡県の『伊東駅』へと向かいます。東京駅から東海道本線に乗り込み、まずは熱海駅へと出発です。
熱海に着いたら、伊東線に乗り込み4駅・30分ほどで伊東駅に到着となります。
東海道本線を利用すると乗り換え込みで約2時間で伊東駅へと到着なりますが、『特急踊り子号』を活用すれば、乗り換えなしで快適に伊東駅へと向かうことができます。
ここのところは電車で登山に向かう際には、必ずと言っていいほどグリーン車を使用するようになってしまいました。
慣れとは怖いもので、一度グリーン車の快適さを味わってしまうと、普通の車両で旅に出るのが考えられなくなってしまいました…。
車内ではコーヒーを片手に優雅に読書と洒落こむことに。
『限りある時間の使い方』と言うことで、短い人生をいかに有意義に過ごすかというテーマで書をめくりながらゆっくりと思索に耽ることとします。
日常では腰を据えて、ゆっくり考えるような時間が無い方も多いと思いますが、フラッと一人で旅に出ると普段は考えが回らないようなことでも落ち着いて思考を巡らせることができます。これは、一人旅・登山をすることの大きなメリットだと考えています。
・・・ただ、本日の場合は2ページめくったところで眠りに落ちてしまいましたけどね。
次に目を開いたときは終点の熱海駅でした。
・・・
熱海駅で伊東線に乗り換えて、無事に伊東駅に到着です。駅前には南国風の植物が植えられており、なんだかハワイアンな雰囲気の駅でした。
伊東駅から出るとすぐ正面はバス乗り場になっており、一目でわかります。
大室山へは『シャボテン公園・大室山行き』の終点となります。バス停の目の前が大室山のリフト乗り場となっており、迷う心配は全くありません。
最新の時刻表・乗り場・料金については、『東海バス』さんのホームページでご確認をお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ
参考URL:「東海バスオフィシャルサイト」
なお、一泊二日で伊豆を観光するような場合は、東海バスさんのフリー切符『伊東・伊豆高原2日券』もおススメです。
大人1枚1,500円なので、シャボテン公園まで往復するだけで元が取れちゃいますよ!
リフトに乗って大室山の山頂へ
そういうわけで、大室山のリフト乗り場に到着です。
大室山は植生保護の観点から、歩いて山頂まで向かうことができません。必ずリフトに乗って山頂までアクセスする必要があります。
強風の日などの荒天時はリフトが運休となることもあります。また、長期のメンテナンスンの期間もあるようです。運行情報などは『大室山登山リフト』さんのホームページで確認をお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ
参考URL:国立公園伊豆・伊東 大室山登山リフト
それでは早速、山頂へと上がっていきましょう!
意外とソロの方も多くてびっくりしました。どうやら、近隣にお住まいの方の散歩コースにもなっているようで、犬を抱いてリフトに乗っている方もおられて、ちょっと面食らってしまいました。
大室山は『山全体が草原に覆われているよう』と聞いていましたが、まさにそのとおりの景色が広がっていました。
リフトの乗車時間はわずかで10分にも満たない時間でしたが、気持ちの良い空中散歩に癒されます。
山頂に上がる前に、記念撮影してくれるポイントがあるので、しっかり準備しておきましょう。いきなりどこからともなく『笑ってくださ~い!』と言われて心底ビックリしました。
ちなみに、私が上の写真を撮影していたばっかりに、マイクから『お兄さんのカメラが邪魔で写真が撮れないよ~』と言われてしまいました…。
なお、リフト降りたところの売店で撮影していただいた写真を購入することができます。私は買いませんでしたが…。
さて、リフトを降りると大室山の山頂に到着です。
絶景の空中散歩。第二幕の始まり始まり~
絶景のお鉢めぐりの模様
リフトから降りた時の第一印象は『想像していたよりもメチャクチャ良いところ!』という印象でした。
火口のそこまで緑の絨毯が敷き詰められているようです。ちなみに、火口の底の広場はアーチェリー場となっているようで、利用者しか入場できないようです。出来れば火口まで下りてみたかった…。
山頂からは大迫力の富士山を眺めることができるはずなのですが…。この日は雲が多くて残念ながら拝むことはできず。
大室山からの富士山が眺められなかったことが唯一の心残りかな。
山頂には舗装された遊歩道が整備されており、火口の周りをのんびりと歩くことが可能です。一周約1㎞で所要時間は30分~40分ほど。
奥に見える島は伊豆大島です。伊豆大島と言えばやはり三原山が有名でしょうか?実は、伊豆大島には訪れたことがないので、機会を見つけて島登山に繰り出してみたいなと思う今日この頃。
下の写真のように風景の一部をうまく切り取ると3,000m級の山岳の尾根に見えなくもないのでは??
…という馬鹿な妄想をしながら撮影した写真です。流石に無理があるかな…。
そんなことを考えながらも、標高の一番高い地点へと到着です。リフト乗り場から15分ほどで登頂です。
というかこれを登頂と言って良いものか…。
本当の山頂からは日本百名山の一座である『天城連山』の絶好の展望台といったところです。『ここほど天城山をうまく写せるポイントは無いんじゃないか?』と思うくらい迫力のある風景でした。
天城山に限らずですが、こうして日本百名山を俯瞰して眺めているとやっぱり『普通の山とは違って風格あるな~』と毎回感じてしまいます。(ただし、どこらへんが天城山の山頂なのかは皆目見当がつかない…。)
なお、明日からの天城縦走路+三筋山までの縦走トレイルと言う長距離歩行の登山を予定しています。今回、こうしてのんびりと登山をしているのは、本日はその準備運動と天城山へのご挨拶という名目で訪れております。
そういうわけで、『明日はどうぞ対戦よろしくお願いします!』
・・・
大室山は、晴れた日の休日と言うことで、非常に多くの観光客で賑わいを見せていました。
辛い坂道を登らなくとも、『こんなに簡単に絶景を拝めるのであれば、登山なんて辛いことがやってられなくなるのではないか』と、少し不安になったりもしました。こんなことを心配するのは私くらいでしょうか?
そんなことを考えながら山頂を後にしましたとさ。
・・・
帰りのリフトの際に気付くのですが、『このリフトは意外と急で結構怖い。』
・・・
なお、補足の情報ですが、大室山から下山した際に、お土産屋に立ち寄ってみると『登山バッチ』も販売されていました。
記念に購入していきましたとさ。
城ケ崎海岸のトレッキングへ
さて、ここからは完全に登山とは関係ない観光記事となります。(まぁ、大室山自体も登山であったかと言われると怪しいところでは有りますが…。)
ダイジェストチックにご紹介しますので、興味のある方は併せてご覧ください(*- -)(*_ _)ペコリ
大室山からは伊豆高原駅経由、『海洋公園』(城ケ崎公園近く)行きのバスに乗り込み『城ケ崎海岸』へと向かいます。
ただし、バスの本数は少なめです。あらかじめ時刻表のチェックはお忘れなく。
無事の海洋公園に到着です。
海洋公園に到着したところで『城ケ崎ピクニカルコース』の一部を軽くトレッキング(15分ほど)して、城ケ崎海岸へと向かいます。
ちなみに、こちらの『(伊豆)海洋公園』については、上述の『城ケ崎ピクニカルコース』と『城ヶ崎海岸自然遊歩』の起点(終点)になっている場所です。
冒頭は鬱蒼とした樹林帯ですが、徐々に波の音が大きくなってきます。
視界が開けてくるとサスペンスドラマに出てくるような断崖絶壁が見えてきました。
ちなみに、城ヶ崎海岸は大室山の噴火により、海へと流れた溶岩が、時間をかけて冷え固り形成された奇形の海岸線となっています。
有名な吊り橋を通過していきます。人が多すぎて吊り橋が落ちてしまうんじゃないかと少し心配になるくらいでした。
ちなみに正式な名称は『門脇吊橋』です。
吊り橋をドラマチックに眺められるスポットも近くの駐車場付近に設けられているので、是非、探してみてください!
所謂、『映える』写真が撮れるかもしれませんよ。
そういうわけで、伊東市の景勝地である『城ケ崎海岸』に到着です。
城ケ崎海岸には灯台も設けられており、こちらも登ってみることをおススメします。360°見渡せる展望台になってます(階段を登るだけで3分とかからないですよ!)
まるで海の上に投げ出されたかのような景色が広がっています。城ケ崎海岸では、この灯台の上からの眺めが一番お気に入りのポイントとなりました。
正直、吊り橋の上は、人がひっきりなしに押し寄せてくるので、落ち着いて景色を眺めることもできませんでしたから…。
海から背を向けて反対側には、先ほどまで滞在していた大室山も眺めることができます。
遠目から眺めていると、お椀を伏せたようなきれいな形をしているのが良くわかります。緑色が映えており、どちらかと言うと抹茶プリンかな?
さて、城ケ崎海岸についてはこのぐらいとして、次なる目的地へと向かいます。
ゆめとまぼろしのテーマパークへ【まぼろし博覧会】
やってきたのは、『まぼろし博覧会』という名のテーマパーク(?)です。
実は数年前から行ってみたいと思っていた場所なのですが、旅行に行ったメンバーからは『せっかく伊豆にいくならキレイな自然を眺めに行こうよ!』と断られていた場所でした。晴れて独り身になったので、気ままに訪れてみた次第です。
参考URL:まぼろし博覧会(公式)
まぼろし博覧会とは・・・
公式のホームページでは『「誰もが元気になれる」をコンセプトに能天気なパラダイスを目指しております。』とされています。このテーマパークは、芸術・萌え・エロ・グロ・ノスタルジックなど…なんでもあり。
一言で現すのであれば『カオス』というワードが一番しっくりくると思います。
また、まぼろし博覧会はNHKの『ドキュメント72時間』なんかでも取り上げられて一躍有名になったのではなかろうかと思っています。(少なくとも私が存在を知ったのはNHKからでした。)
『ドキュメント72時間』とは・・・
ファミレス、空港、居酒屋…。毎回、ひとつの現場にカメラを据え、そこで起きる様々な人間模様を72時間にわたって定点観測するドキュメンタリー番組。偶然出会った人たちの話に耳を傾け、“今”という時代を切り取ります。(NHK公式ホームページから抜粋)
参考URL:NHK(ドキュメント72時間公式)
なお、非常に多くのインフルエンサーも取り上げており、youtubeなんかでも様々な方が内部の模様を公開しています。一部の動画では『入って5分で精神崩壊する』なんていう紹介もなされています。
一応、当ブログは『登山ブログ』という体裁で運営しておりますので、これ以上の踏み込んだ紹介はしませんが、個人的には・・・
『普通の観光地に飽きたならかなりおススメの場所』
・・・だと思ってます。話のネタにもなると思うので、伊豆にお越しの際には検討してみてはいかがでしょうか?
ただし、胸のはだけた女性の人形やグロテスク展示もありますので、恋人・夫婦と行かれるような場合には、少し気を付けた方が良いかもしれません…。
以下、簡単ですが写真をいくつか貼っておきます。内部の雰囲気を掴んでいただければ幸いです。
大室山登山を終えて
大室山登山についてはいかがでしたでしょうか?
正直、今回は翌日に控えた『天城連山縦走路と三筋山までの縦走』に備えて前泊を行うこととしていたので、『それならついでに伊豆の観光でもするか~』という軽い気持ちで訪れた場所でした。
しかし、思いのほか充実した一日になってしまったので、こうしてご紹介の記事を書いてみた次第です。
天城山は日本百名山に選定されている山でもあり、遠方から訪れるという方も多いかと思います。前泊を検討されている方がいれば、参考としていただければ幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ
明日の『天城山』の記事につきましても(登山の模様と言う意味では、あまり参考にはならないかもしれませんが、)読んでいただけると嬉しいです。
それでは。
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