足利百名山(通称:足百と呼ばれているようです。)は、栃木県足利市内にある山々を対象に選定された、非常にユニークでディープなご当地百名山の一つ。

行政や地元山岳会が公的に選定したものではなく、地元足利のとある登山者が、地元の山への深い愛着を込めて、自ら歩き回り選定したのが始まりのようです。
一つの市の中に山が百座もあるのか!ということ自体が大変驚きではあるのですが…
一般的な日本百名山とは一線を画し、ハイキングコースが綺麗に整備された人気の山がある一方で、市街地や住宅街にぽつんと佇む丘のような超低山までバラエティに富んでいるのが特徴的です。
なお、一般的な登山道がない道なき道や激しい藪(やぶ)をかき分けて進む場所も多く存在しており、一部登山者の間では夏場はトゲや藪が酷いため、冬枯れの時期に攻めるのが鉄則と言われています。

末尾には、実際に私自身が歩いたお勧めのコースなんかも掲載しておりますので、宜しければ参考としてください(*- -)(*_ _)ペコリ
足利百名山(No.001〜No.050)
基本となる100座は、最高峰の仙人ヶ岳(663m)から、100番目の小曽根浅間山(26.5m)まで、綺麗に標高が高い順にナンバリングされています。
| No. | 山名(別称など) | 標高 | No. | 山名(別称など) | 標高 |
| 001 | 仙人ヶ岳 | 663.0m | 026 | 寺山 | 264.0m |
| 002 | 赤雪山 | 620.6m | 027 | 正頂山 | 256.5m |
| 003 | 駒戸山 | 534.6m | 028 | 名草山 | 258.3m |
| 004 | 弁天山 | 515.7m | 029 | 石尊山(田島町/名草中町) | 244.6m |
| 005 | 深高山 | 506.0m | 030 | 天狗山(唐沢山) | 258.7m |
| 006 | 石尊山(小俣町) | 486.5m | 031 | 両崖山 | 251.0m |
| 007 | 行道山 | 441.7m | 032 | 東山 | 246.8m |
| 008 | 秋葉山 | 431.7m | 033 | あわぎ山 | 196.0m |
| 009 | 大岩山 | 417.0m | 034 | 松田天神山 | 241.0m |
| 010 | 湯殿山(彦谷湯殿山) | 397.6m | 035 | 羽黒山 | 241.4m |
| 011 | 高荻山 | 376.7m | 036 | 御堂山(もけい山) | 229.8m |
| 012 | 山王山 | 359.5m | 037 | 奥山 | 228.9m |
| 013 | 湯ノ沢山 | 340.0m | 038 | (小谷)雷電山(江川町) | 223.3m |
| 014 | 彦馬浅間山(田沼浅間山) | 345.0m | 039 | わたごさま | 159.3m |
| 015 | 藤坂山 | 319.0m | 040 | どんつく山(宿山) | 219.5m |
| 016 | 鳩ノ峰 | 317.0m | 041 | 二十丁山 | 204.1m |
| 017 | 妙義山 | 313.6m | 042 | てっぺん山(田島雷電山) | 157.7m |
| 018 | 城山 | 304.1m | 043 | 須永山 | 154.0m |
| 019 | 野山 | 296.9m | 044 | 大七山(雷電山) | 172.3m |
| 020 | 大坊山 | 285.5m | 045 | 天道山 | 168.3m |
| 021 | 大小山(鷹ノ巣山) | 282.0m | 046 | 三日月山 | 155.5m |
| 022 | 天池山(東山) | 280.0m | 047 | 五十部東山 | 148.9m |
| 023 | 馬打山 | 273.0m | 048 | 西山(五十部町) | 171.0m |
| 024 | つつじ山 | 278.1m | 049 | 内郷山 | 120.1m |
| 025 | 南陽山 | 267.0m | 050 | 本覚山 | 171.2m |
足利百名山(No.051〜No.100)
特に76〜100番台は標高100m未満の超低山が中心となっており、平野部にぽつんと現れる古墳や神社、城跡など、歴史と深く結びついた非常にユニークな山々が多く含まれています。
| No. | 山名(別称など) | 標高 | No. | 山名(別称など) | 標高 |
| 051 | 湯殿山(代官山) | 160.0m | 076 | 荒神山 | 90.0m |
| 052 | 西場富士(秋葉山) | 159.2m | 077 | 立岩山 | 95.9m |
| 053 | 雷電山(大月町) | 157.3m | 078 | 多田木山 | 93.8m |
| 054 | 板倉要害山(要害山) | 157.1m | 079 | 水道山 | 93.0m |
| 055 | 鏡山 | 161.3m | 080 | 稲荷山(大前町) | 96.0m |
| 056 | 観音山 | 130.8m | 081 | 西場観音山 | 63.5m |
| 057 | 八幡山(樺埼町) | 152.8m | 082 | 菅東山 | 89.2m |
| 058 | 稲荷山(松田町) | 158.3m | 083 | 中山 | 85.2m |
| 059 | 浅間山(樺埼町) | 133.4m | 084 | 八幡山(八幡町) | 69.0m |
| 060 | 高尾山 | 117.9m | 085 | 明神山 | 61.0m |
| 061 | 飯縄山 | 119.7m | 086 | 尻無山 | 60.0m |
| 062 | 玄藩山 | 139.1m | 087 | 堂山 | 74.6m |
| 063 | 妙見山 | 138.3m | 088 | 岩井山(観農城・勧農山) | 59.0m |
| 064 | 新田山 | 198.0m | 089 | 岡崎山 | 52.7m |
| 065 | 三足富士(浅間山) | 185.6m | 090 | 船頭山 | 64.7m |
| 066 | 山川浅間山 | 135.4m | 091 | 流山 | 45.2m |
| 067 | 愛宕山(小俣町) | 124.0m | 092 | (女)浅間山 | 59.8m |
| 068 | 機神山(織姫山・学校山) | 118.2m | 093 | おとか山 | 37.5m |
| 069 | 助戸東山 | 115.9m | 094 | 相生山 | 47.9m |
| 070 | 福徳山 | 112.4m | 095 | 愛宕山(緑町) | 40.2m |
| 071 | (男)浅間山 | 112.3m | 096 | 台山 | 71.3m |
| 072 | 三葉つつじ山 | 118.9m | 097 | 藤本観音山 | 41.1m |
| 073 | 富士山 | 108.7m | 098 | 離山 | 55.6m |
| 074 | 駒場山(山崎山) | 104.0m | 099 | 羽刈観音山 | 28.2m |
| 075 | 西山(小俣町) | 127.9m | 100 | 小曽根浅間山 | 26.5m |
足利百名山でおススメのコースは? 5つご紹介♪
実際に歩いてみて、おススメのコースをご紹介させていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ
足利アルプス縦走
足利アルプスとは、栃木県足利市の市街地北側に連なる行道山(442m)〜大岩山(417m)〜両崖山(251m)を結ぶ稜線・縦走路の通称で、全国各地に増殖しているご当地アルプスの一つとして親しまれています。

標高は低いながらも…
- 関東平野を一望する大パノラマ
- アルペン的な岩稜歩きが可能
- 歴史ある名刹と神社・城跡を巡るルート
…となっており、大充実なコースとなっています。
そもそも私が足利百名山という存在を知ったのも、こちらの足利アルプスを歩いたことがきっかけであり、足利市だけで百名山なんてあるんだ!と知ったときはワクワクが止まらなかったを覚えています。

足利百名山のコンプリートを目指している方以外でも、関東近郊に住んでいる方であれば、遠征してでも歩く価値のある場所だと思っています。
なお、アルプスから少し離れるのですが、体力に余裕があるのであれば天狗山は立ち寄っていただきたい場所です。展望はピカイチですよ!

彦谷湯殿山の周回登山
彦谷湯殿山(ひこやゆどのさん)は、群馬県桐生市との境界近くに位置する標高398.7mの里山です。足利百名山では、標高の高さから第10座目に選定されています。

この地域の住民たちが山形県の出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)に見立てて、それぞれの山行に祠(ほこら)を祀ったのが始まりとなっています。
山頂は南側(関東平野側)の視界が大きく開けており、眼下には足利や太田の街並み、渡良瀬川、遠くには広大な関東平野が見渡せます。

交流を持った地元の方曰く、東京からのツアーが組まれるほど人気な場所であるとのこと。
一部急な岩場を通過しますが、登山道は概ねキレイに整備がなされており非常に歩きやすかった印象です。
麓の彦谷自治会館の駐車場(無料)を起点・終点として、東登山口から登り、西登山口へと1周(馬蹄形)する周回コースがオススメ
東山展望台と助戸東山の縦走
足利市内にポツンと佇む丘陵地帯をあるくハイキングコースとなっています。まっすぐ歩けば1時間少々で歩き切れてしまうのも魅力でしょうか。
起点となる東山展望台の時点で景観は抜群ですが、ヤギの放牧?がなされており、エサやりなんかができるのもユニークな場所


ハイキングコースの名称にもなっている助戸東山自体には展望は無いのですが、最終盤に訪れる雷電山からは足利市内を見下ろすビューポイントとなっています。

ベンチなんかも設置されており、休憩にはピッタリで、こんな場所が身近に存在している足利市民の方は本当に羨ましいかぎりです。
石尊山
足利市にある石尊山(せきそんさん)は、小俣町の標高486.5mの山で足利百名山では第6座に選定されています。

山頂の手前や、山頂から少し進んだ場所にある見晴台(女人堂跡)からの展望が極めて良好で赤城山の眺めは特に印象に残るものでございました。

山頂までは岩場の急登箇所もあったりするのですが、登山道はキレイに整備がなされており、多くの登山者で賑わっています。
なお、単体で登られることもありますが、隣にある深高山(506m・足利百名山第5座)へと続く尾根道が非常に素晴らしく、2座をセットで歩くコースが定番です。
男浅間山
東武足利駅の裏山的な場所に控えているのが男浅間山です。駅から山頂までの所要時間は概ね30分程度なのですが、ここからの展望は本当に素晴らしかったです!

足利や群馬県桐生市・太田市の街並み、蛇行する渡良瀬川、そして広大な関東平野が一望できます。天候に恵まれれば、遠く浅間山や富士山までくっきりと見渡すことができる絶景スポットです。

足利には足利学校や鑁阿寺などの観光名所も多く存在しているため、観光とセットで散歩がてら訪れてみるのもお勧めです。
・・・
さて、ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
これからも、このような形式で試行錯誤をしながらブログを更新していきたいと考えています。皆様におかれましては、たまにで良いので当ブログを覗いていただけますとこれほど嬉しいことはございません。
最後に…
あなたの足利での時間が素敵なものとなりますように!
それでは。
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