【小鹿野アルプス|釜ノ沢五峰】難易度・お勧めコース・アクセス・駐車場・魅力的なところ・特徴【解説記事】

低山

こちらの記事では埼玉県秩父郡小鹿野町にある『小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)』のルートマップ・魅力的なところ・難易度・アクセス・登山の模様等を写真多めで解説しています。

今回は埼玉県小鹿野町にある小鹿野アルプス(釜の沢五峰)を縦走してきました。最高峰は中ノ沢ノ頭というピークで約590mとなっています。

小鹿野アルプスは、各地に点在しているご当地アルプスに比べると、若干、知名度は低いような気はしていますが、コース全体を通してバリエーション豊かな光景を見せてくれる場所で普通の登山に飽きた方には非常にお勧めできる山域となっています。

実際に歩いてみるまでは、地味な場所な何だろうなぁ~( ゚Д゚)と決めつけていたのですが…縦走を通して、最後の最後までいきな演出をしてくれる小鹿野アルプスの魅力にどっぷりと魅了されてしまい、こうして解説記事まで作成させていただいている次第です。

岩場の登山道が多数存在しており、気を付けた方が良いかなと感じる部分も多数あったので、そういう部分も含めて小鹿野アルプスの特徴をご紹介させていただきます。

登山を計画されている方、少しでも興味がある方は、是非、参考までに本記事を眺めていただけますと幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ

  

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)の基本情報

所在埼玉県秩父郡小鹿野町
山系奥秩父山塊
標高約590m(中ノ沢ノ頭)
主な登山口札所32番法性寺
標準コースタイム約7時間30分

※標準コースタイムについては、私が実際に歩いたルートマップ(後述)の通りに歩いた場合のものです。

以下は補足事項です。

  • 法性寺を通り抜ける際には境内整備金として300円を納めていきましょう。
  • 法性寺前に公衆トイレあり
  • 一部登山道が不明瞭(般若山周辺・後述)です。ヤマップ・ヤマレコなどGPSアプリの使用をお勧めします。

  

今回歩いたルートマップ・コースタイム

ルートマップ

以下は私が歩いた際のコースとなります。

長若中学校前バス停からの総移動距離は11.2㎞登り792m下り789mとなりました。ヤマップ・ヤマレコで計測したものとなります。誤差があると思いますので、ご参考までとしてください。

国土地理院地図を加工して作成

なお、コースマップについては、フリーハンドで作成しています。あくまで目安としていただき、実際の登山の際には、地図やGPSアプリの使用をお願いします

コースタイム

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)を周回した場合の標準コースタイムは合計約7時間30分となっています。

以下は私が実際に歩いた際のコースタイムとなっています。休憩を含めて約7時間ほどとなりました。

  • 09:05 長若中学校前バス停
  • 09:30 法性寺(+観光含む)
  • 10:15 お船観音
  • 11:34 般若山
  • 11:45 釜ノ沢五峰登山口
  • 12:40 第三ノ峰
  • 13:00 第五ノ峰
  • 14:45 兎岩(展望ポイント)
  • 15:35 釜ノ沢五峰登山口
  • 16:00 長若中学校前バス停(GOAL!)

  

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)はこんな山 特徴を9つ!

  1. 低山ながらお手軽に岩場の縦走を楽しむことができる!
  2. 登山口の法性寺には思わず探検したくなるような場所がいっぱい!
  3. 法性寺の裏手、崖地にたたずむお船観音は必見!
  4. 亀岩展望台からの開放的な景観!
  5. 兎岩からの大展望!
  6. その他にもついつい足が止まってしまう好展望のポイント多数!
  7. その割には歩いている人は少なく静かな山域
  8. 一部(般若山周辺)で登山道が不明瞭なポイントあり…
  9. 高度感あるポイントも多いため苦手な人は辛いかも…

低山ながらお手軽に岩場の縦走を楽しむことができる!

小鹿野アルプスの特徴としてまず挙げられるのは、やはりアスレチックな岩場のポイントが点在している点でしょうか。

今回のルートの核心部である釜ノ沢五峰の部分だけなく、いくつかのポイントで岩場の登山道を上り下りするので、ポジティブに言えば全体を通して飽きない登山道だったなぁという印象を持っています。

鉄塔の下まで岩場を直登する場面もあり

多少登山に慣れている方であれば、そこまで苦労なく歩き通せる難易度ではあるのですが、いくつかちょっと注意した方が良いかなぁと思うポイントもあったので、そちらについては『難易度・所感』にて後述させていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ

  

法性寺は思わず探検したくなるような場所がいっぱい!

小鹿野アルプス縦走の起点は秩父第32番札所の法性寺が登山口となっています。

こちらの法性寺については、単純に登山口の目印とするにはもったいないくらい、見どころ満載の名刹となっています!

秩父の山深い場所に位置しているせいか観光客の数も適度といった印象で、境内には静謐な時間が流れています。

さらに奥の院まで進んでいくと崖地の中腹に立つ観音堂が現れます。

コチラの観音堂については、内部に入って見学も可能で、タフォニと呼ばれる特殊な地形も見学できる場所です。

その他にも法性寺にはお土産が買えたり、古めかしい般若の面があったりと、見どころは満載です。早く登山を始めたいという気持ちもわかるのですが、少し時間を使って見学していくことをお勧めします。

なお、境内を通り抜けて登山開始となりますが、通過には境内整備金として300円かかります。ここは気持ちよく納めていきましょう!

  

法性寺の裏手、崖地にたたずむお船観音は必見!

法性寺の裏手から、険しい登山道を抜けた先にあるのがお船観音です。

私は5月に訪れましたが、崖下には青々とした樹林帯が広がり、まるで新緑の海のなかにポツンと観音様が浮かんでいるように錯覚してしまった光景でした。

切り立った崖地の先にある観音様となっており、一目見てそのドラマチックな光景と孤高の存在感に一目ぼれしてしまった景観です。

なお、お船観音については、少しだけですが登山道から離れた先にあるので見逃すことがないよう注意が必要

折角、小鹿野アルプスを縦走するのであれば、是非、眺めて欲しいポイントです!

  

亀岩展望台からの開放的な景観!

般若山からの樹林帯を抜けた先に突如として現れるのが亀岩展望台となっています。

岩場で樹木の背丈も届かないことから抜群の展望となっており、秩父のシンボルである武甲山を眺める特等席になっています。

実際に亀岩に登るわけではないのですが、どことなく愛らしい姿を眺めることができますのでお見逃しなく!

どことなく可愛らしい亀岩

是非、休憩がてら足を止めてみてください!

  

兎岩からの大展望!

アスレチックな登山道と景色を堪能し尽くして、周回コースの最終盤に現れるのが、コチラの兎岩となっています。

大きな一枚岩の上がそのまま登山道となっており、展望も抜群です!

また、左手には先に縦走してきた釜ノ沢五峰を眺められるポイントとなっています。歩いてきた道のりを振り返って、えつに浸ることもできちゃいますよ!

なお、急峻な岩場になっているようにも見えますが、柵も立ててあり難易度はそこまで高くない場所です。

兎岩から下って撮影。象の鼻みたい。

  

その他にもついつい足が止まってしまう好展望のポイント多数!

ここまでは法性寺、お船観音、亀岩展望台、兎岩の展望について熱くご紹介をさせいていただきましたが、小鹿野アルプスにはそれ以外にも展望地は多数存在しています。

お船観音から少し進んだ気にある大日如来像の前からは遮るもののない展望が広がっており絶好のビュースポットとなっています(ただし、ここまで登る際には足場には注意が必要です…)。

こちらは大日如来像の前から見た景観

また、言うまでもないですが、本コースの核心部である釜の沢五峰からも展望が広がっておりおススメです。

ただし、崖地になっているので足を滑らせないように注意!

ついつい足を止めてしまう場所が多いのも小鹿野アルプスの魅力の一つと感じています!

  

その割には歩いている人は少なく静かな山域

以上までで、小鹿野アルプスの開放的で異質な景観をご紹介しましたが、その割には登山者はそこまで多くない印象です。

私自身は5月の快晴の日に登山をしてきましたが、すれ違うハイカーもまばらなで静かな山行を楽しむことができました。(ヤマップで検索できる登山者数もそこまで多いわけではありません…。)

本来であればこれほどの景観が備わっている山であるならば、もっと人気が出ても良さそうなのですが、如何せん、都心部からは距離が離れているのが理由との一つなのかなという気はしています。

西武秩父駅までアクセスして、そこからまたバスに乗り換えないといけないというアクセスのしづらさが、この山を隠れた低名山のような立ち位置にしているのかもしれませんね。

  

一部(般若山周辺)で登山道が不明瞭なポイントあり…

(ルートについては前述のとおりですが…)オーソドックスな周回ルートを歩かれる場合、般若山という山を経由することができるのですが、ピークに至るまでと下山路を辿る際には一部踏み跡が不明瞭であると感じました。

特に注意が必要かなと感じたのが般若山から下る場面で、そのまま直進してしまいそうな尾根道が続いているのですが、左手に折れて下る必要があります。

(注意不足もあるのですが…)実際に私はしばらく直進してしまいました。早期に異変に気付いたので良かったのですが、そのまま進んでいたら、最悪、遭難ということもあり得たのかなと…。

樹木にテープが巻かれており、視野を広くしていれば気付きそうなものですが、個人的にはかなりわかりにくい場所だなと思い記載をさせていただいた次第です。

また、こういった理由から、ヤマップ・ヤマレコのようにGPSアプリで常に居場所を確認しながら登山することを推奨します。いずれにせよ、般若山周辺の登山道については、用心深く進むということだけは念頭に置いていただけると幸いです。

なお、その他の登山道については、特段わかりづらい箇所は無かったというのが感想です。

  

高度感あるポイントも多いため苦手な人は辛いかも…

コースの途中では何か所か切り立った崖地のすぐ脇を通らないといけない個所があります。

釜の沢五峰の第一峰周辺

落ち着いて歩けば何ら危険は無いのですが、滑落するようなことがあれば一発アウトな個所もありますので慎重に進んでいきましょう。

なお、以下からご紹介させていただく、コーマップでいくと特にお船観音の周辺釜の沢五峰のピーク部分は崖地になっており注意が必要かなという印象です。

あまりネガティブキャンペーンみたいなことはしたくないので、改めて記載させていただきますが、普通に歩けばそこまでの危険はありません。時間にゆとりをもって慌てず登山することが大事です。

 

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)の難易度・所感・コースガイド

個人の見解となりますので、あくまで参考情報としてください(*- -)(*_ _)ペコリ

コース全体の所感・難易度について

初心者を自覚している方であれば経験者の同伴は必要なレベルだと感じています。

以下はルートマップの再掲となりますが、特に前半の法性寺~お船観音~般若山(青色部分)の部分については、道が不明瞭で道間違いが発生しやすい部分となっております。

実際に歩いてみての感想ですが、紙媒体の地図では方向に迷うことも多く、わかりにくい分岐点も存在しています。繰り返しになりますが、ヤマップ・ヤマレコなどのGPS機能付きのアプリを使用して挑戦されることを強くお勧めします。

また、歩いている人が全くいないわけでは無かったのですが、赤色のメインの部分と比べると人とすれ違いは格段に少なかった印象です。登山道も崩落している箇所も見受けられました…。

崩れてしまった登山道

ただ、青色部分の個所にも好展望のポイントがいくつか点在しており、そこが悩みどころだったりもするんですよね…。

武甲山などの秩父の山々を眺められるポイント多数

少なくとも青色部分も含めて歩くのであれば、体力も含めて登山に慣れた中級者向けの山岳なのかなというのが私の感想です。

・・・

他方で、本コースのメインである釜ノ沢五峰の部分(赤色部分)については、岩場で高低差のある登山道が続きますが、難易度はそこまで高くないとの印象を持ちました。

前述のとおり釜ノ沢五峰ピーク部分は崖地になっており、景色に見とれて足を滑らせる…なんてことは絶対にないようにしましょうね☆

今回の登山の核心部である場所なのですが、注意すべき点はその位で、普通に歩けば問題なく通過することができました。簡単な岩場や鎖場にも慣れてきて、次のステップに調整したい!という方には、釜の沢五峰を含めた赤色部分はピッタリのコースかもしれませんね。

鎖場も何か所かあるのですのですが、そこまで難易度の高いポイントは無かったというのが個人的な感想です。岩場にはきちんと足の置き場があって苦労した記憶はありません。

仮にご当地アルプスの縦走と岩場の登山を目的とされているのであれば、赤色の部分だけを周回するだけでも満足できるのかなと感じてます。

無理せず周回して、余裕があれば法性寺の裏手にあるお船観音にだけ参拝していくというのもお勧めですよ!

法性寺裏手の高台にあるお船観音

ただし、赤色の部分であっても踏み跡が不明瞭な部分はいくつかありました。いずれにせよ、地図とGPSアプリは必須となります。

体力面について

振り替えてってみると、平坦な登山道が続く歩きやすいポイントがほとんど無かった点も印象的でした。

コース全般的にアスレチックなコースとなっており、のんびり山歩きをするような場所では無いのかな…というのが率直な感想です。

ただ、逆に言えば飽きない山歩きができる場所になっているのかなと思います。

最終盤の兎岩の展望

最終盤にかけても絶好の展望スポットがあったりして、とにかく魅力が尽きないコースでした。

ご当地アルプスの中でもあまり知名度は高くない印象を持っていますが、景観面でも、コースの充実度でも、ほかのご当地アルプスには勝るとも劣らない場所であると断言できます。

特に怖かったところ…

最後に今回のコース全体に言えることであり、また、ここまで散々書き連ねてきたこととなるのですが、やはり高度感のある崖地のポイントが各所に点在しているということを意識して登山するのが大事かなぁと感じています。

普通に歩けばまず滑落はしないとは感じているのですが、不用意な行動をとらずに慎重に登山することが大事なのかなと感じています。

また、お船観音の少し先にある大日如来像の前からの景観は素晴らしいものがあるのですが、登り下りは、恐怖を感じたポイントで強烈に印象に残っています…(特に下るとき…)

大日如来像までのトラバース
急な岩場を登り切ると大日如来像に到着となります。

大日如来像は袋小路となっているため、登山道からはピストンして往復しなければなりません。登りはまだ良いのですが、下りは足がすくんでしまいました。

大日如来像前まで登ってから撮影。ここを降って戻ります…。

景観は秩父の山中を見渡す大展望とはなっているのですが、このポイントよりも素晴らしい光景はいくつもありますので、高所が苦手な方については巻いて回避することもご検討ください(*- -)(*_ _)ペコリ

正直、私は登って少し後悔しました…。

さて、少々、上から目線の記載となり恐縮ですが、実際に歩いてみての所感は以上となります。

・・・

なお、今回歩いたコースの模様を詳細に書き記した記事も作成しておりますので、宜しければこちらもご覧いただけますと幸いです!

  

登山口までのアクセス

公共交通機関を使用する場合とマイカーの場合(駐車場)をご紹介します。

公共交通機関でアクセスする場合

以下はアクセスの概要です。

  1. 西武秩父駅までアクセス
  2. 小鹿野町営バス・西武秩父駅線『長若中学校前』バス停下車(約25分)
    (若しくは、西武観光バス/小鹿野車庫・栗尾ゆき『松井田』バス停で下車)
  3. 徒歩で法性時までアクセス(約2㎞、20分)
    (松井田バス停の場合は約4㎞、55分となります。)

西武秩父駅から乗車するバスは、両神山にアクセスする際にお馴染みの小鹿野町営バス『両神温泉薬師の湯』行きとなり、途中で下車することとなります。

始発の便は両神山・四阿屋山の登山客でそれなりに混み合いますので、電車を降りたらバス停まで直行することをお勧めします。

なお、長若中学校前バス停が登山口のある法性寺の最寄りとなりますが本数が少ないため、松井田バス停から開始(若しくは帰路で使用)するのも一案となります。

マイカーでアクセスする場合

法性寺の駐車場を利用することができますが、山門の前の駐車場は参拝者専用のものとなっています。

必ずお寺の100mほど手前の駐車場を利用するようにしましょう。無料です。

また、私は5月で快晴の祝日に訪問しましたが、9時半ごろでも駐車場にはかなり余裕がありました。駐車場については焦る必要は無いでしょう。

  

終わりに

ここまで当ブログを一読いただきまして誠にありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ

こんなところまでスクロールをしてくださったということは、あなたは既に小鹿野アルプスに登りたくて仕方がないのではないでしょうか?

私自身、実際に歩いてみて普通の低山・ご当地アルプスとは一味違った特色のあるコースだったなぁという印象を持っています。

ここまででご紹介をしているとおり、万人に勧められる場所では無いかなと感じてはいるのですが…久々に面白い山歩きができた場所で、普通の山に飽きてしまっている方には、是非、おススメしたい場所となっています。

気を付けるべき点も多いで山域ですが、普段の登山にマンネリを感じているのであれば、是非、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

面白い光景が見られる場所ですよ!

  

・・・

さて、改めまして、ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。

これからも、このような形式で試行錯誤をしながらブログを更新していきたいと考えています。皆様におかれましては、たまにで良いので当ブログを覗いていただけますとこれほど嬉しいことはございません。

  

最後に…

  

あなたの次回の登山が…楽しく安全に終えられますように!

  

それでは。

  

・・・

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