【桐生アルプス縦走|鳴神山~吾妻山】カッコソウと好展望のご当地アルプスを巡る旅【難易度|アクセス|コースマップ|登山ルポ】

登山記事

  

こちらの記事では群馬県桐生市にある『桐生アルプス縦走(鳴神山~吾妻山)』のルートマップ・難易度・コースタイム・アクセス・登山の模様等を写真多めで解説しています。

今回は桐生アルプスと呼ばれる群馬県のご当地アルプスを縦走して参りまいりました。最高峰は鳴神山で標高980mとなっています。

桐生アルプスとは、一般的に桐生市街地の北部に連なる稜線を指すようで、起点は西側の吾妻山(481m)から、東側の鳴神山(980m)までとされるのが一般的です。

標高こそ1000メールにも満たない低山に分類されますが、片道で約10km〜11kmのロングトレイルとなり、道中は小さなピークが無数に存在し、累積標高差が大きいため、低山とは思えないほどの辛くてハードな…充実感を味わえる場所となっています。

桐生アルプスの特徴は何かと問われると、もはやご当地アルプスでは標準装備のようになっている景観面は当然に素晴らしいのは当然のこと…

やはり、鳴神山周辺のカッコソウなどの貴重な植物の宝庫であることが、最大の特徴であり魅力だと感じています。

「世界でここだけの花」と言われるとロマンを感じませんか?

そういうわけで、以下からは桐生アルプスの縦走についてご紹介をさせていただきます。

公共交通機関を使用して片道だけの縦走となるようにコースを設定して歩いてきましたので、そちらの模様も詳細に紹介させていただきます。

よろしければお付き合いください(*- -)(*_ _)ペコリ

(登山日:2025年5月5日)

  

桐生アルプスの基本情報

所在群馬県桐生市
山系鳴神山地(※1)
標高鳴神山(最高峰)980m
主な登山口大滝登山口、駒形登山口など
標準コースタイム約8時間(※2)

(※1)地質学的な名称ではありません。
(※2)標準コースタイムについては、梅田小学校前バス停~鳴神山~吾妻山~桐生駅とつないだ場合のコースタイムとなります。

以下は補足事項です。

  • カッコソウが見頃を迎えるのは5月の上旬ごろとなります。
  • 公共交通機関を使用しての片道だけの縦横も可能(以下で解説します。)
  • 桐生駅からピストンの場合は、約20㎞のロングコースとなります。

  

桐生アルプスはこんな縦走路 特徴を5つ!

  1. 世界で鳴神山周辺にのみ自生するカッコソウ!
  2. 最高峰の鳴神山からは360°の大展望!
  3. 縦走終盤の吾妻山の眺めはダイナミックで見ごたえあり!
  4. 公共交通機関を使用しての縦走が可能!
  5. 片道でも15㎞以上のロングトレイルとなり長期戦は必須…

鳴神山の周辺でしか見ることのできないカッコソウに抜群の展望を誇るピークが二か所もあって、個人的には「まさしく低名山にふさわしい山!」と感じている山域です!

鳴神山から眺める赤城山

展望についてもう少し掘り下げると…

大体のメディアでは鳴神山からの展望についてばかりがフィーチャーされている気がしますが、その他の展望地も違った種類の景色を見せてくれるのが桐生アルプスの特徴の一つだと感じています。

特に気に入っているのが吾妻山からの展望です。

市街地に近い崖地状になっているピークなのですが、景観がとにかくダイナミックで縦走の最終盤に訪れるということも相まって、達成感とクライマックス感を過剰に感じてしまう場所になっています。

縦走のほどよい疲れもあって、いつまでも眺めていたいと感じさせる場所でした。

ロングトレイルとなる桐生アルプスですが、縦走の最後の最後にご褒美のような光景が待っています。興味を持たれた方は、是非、挑戦してみてはいかがでしょうか!

・・・

なお、今回歩いたルートマップについては、以下からご紹介をさせていただきますが、鳴神山に登頂して、カッコソウの群生地にも立ち寄り、桐生アルプスを縦走して帰るとなると、それなりの距離と時間がかかってしまいます…。

全体を通して登山道は歩きやすいのですが、どうしても長距離の登山道を歩き切る体力は必要です。

  

今回歩いたルートマップ・コースタイム

ルートマップ

以下は私が歩いた際のコースとなります。

移動距離は17㎞登り1,539m下り1,459mとなりました。ヤマップ・ヤマレコで計測したものとなります。誤差があると思いますので、ご参考までとしてください。

国土地理院地図を加工して作成
  1. 梅田小学校前バス停からロード歩き
  2. 大滝登山口から鳴神山に登頂
  3. 登頂後は椚田峠付近のカッコソウの群生地までピストン
  4. 吾妻山などのピークを経て桐生アルプスを縦走し、桐生駅まで下山

鳴神山の山頂からは椚田峠くぬぎだとうげまでカッコソウの群生地に訪れていたため多少歩行距離・コースタイム(鑑賞時間を含めて往復約50分)が多くなっています。

なお、コースマップについては、フリーハンドで作成しています。あくまで目安としていただき、実際の登山の際には、地図やGPSアプリの使用をお願いします。

登山口までの最短は吹上バス停(駒形登山口)となります。

なお、公共交通機関を使用してアクセスする場合は、桐生駅北口バス停(若しくは相生駅)から川内線のバスに乗車して、吹上バス停で下車すると駒形登山口まで徒歩約30分でたどり着くことができます。

私の場合は、大滝登山口から鳴神大滝というポイントを押さ得ておきたいという思いがあり、梅田小学校前バス停から登山する選択肢をとっています。

見事な落差の鳴神大滝

コースタイム

登山口から桐生アルプスを縦走するのに要する標準コースタイムは合計約8時間となっています。

休憩や写真撮影などの時間も全て含めて約9時間の充実した登山となりました。

前述のとおり、私の場合は鳴神山の山頂からは椚田峠くぬぎだとうげまでカッコソウの群生地に訪れていたためコースタイムをオーバーしています。

  

桐生アルプスの難易度・所感

個人の見解となりますので、あくまで参考情報としてください(*- -)(*_ _)ペコリ

コース全体を通して危険と感じる箇所はありませんでした。随所に案内板もたっており、踏み跡もきちんと判別できる箇所が大半だったという印象です。

鳴神山までの登山道については(登山をしたのはカッコソウが開花するGW近辺であったということもあるかもしれませんが…)多くのハイカーが歩いており安心感はありました。

鳴神山自体は、関東100名山というブランドと山頂はほぼ360°の大展望ということもあり、カッコソウの季節以外でも多くの人が訪れる人気の山岳となっています。ヤマップ・ヤマレコの登山記録を拝見していても、年間を通してそれなりの人出がありそうな場所です。

・・・

ただ、鳴神山から吾妻山までの桐生アルプスの縦走路中はハイカーが少なくなるという印象です。

ハイカーが少なくなるというだけで、踏み跡は引き続き明瞭で案内板も定期的に設置はされているのですが、少しだけ心細さを感じてしまったのが本音です…。

・・・

また、今回紹介しているコースでは、基本的に冒頭で桐生アルプスの最高峰である鳴神山まで一気に高度を稼いで、以降は徐々に高度を下げていく縦走路となっています。

しかしながら、鳴神山まで登ってしまったら、下りだけの楽チンな縦走路である!…というわけではなく、小刻みなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を落としていくことになりますので、一筋縄でいくような縦走路ではありませんよ!…というのが率直な感想です。

鳴神山~吾妻山は8.6㎞という表示になっていますが、吾妻山からの下山とそのまま駅まで歩いて帰路につく場合は、より距離が長くなりますので長期戦の覚悟は必要でしょう。

・・・

なお、縦走中は桐生市街地方面から登ってくるピストン登山者の方ともすれ違いましたが、この場合、総歩行距離が20㎞を超えることになり、かなりの健脚者向けのコースとなります。

公共交通機関を使用したとしてもそれなりの距離を歩くことになるのですが、ピストン登山よりは歩行距離を減らせますので、バスを使用した縦走路も検討してみてください。

  

登山口までのアクセス

公共交通機関を使用する場合とマイカーの場合(駐車場)をご紹介します。

公共交通機関でアクセスする場合

以下はアクセスの概要です。

  1. 東京駅などから桐生駅までアクセス
  2. 桐生駅北口から織姫バスに乗車し梅田小学校前バス停で下車(約30分)
  3. 梅田小学校前バス停から徒歩3.6㎞(約1時間+α)
  4. 大滝登山口から登山開始

バスでのアクセスを行う場合は、ロード歩きが約1時間となります…。

・・・

ちなみにですが、タクシーの乗り合いでアクセスする方も一定数いるようですね。私はソロでの登山だったので断念しましたが、実際に途中で数台のタクシーに置いて行かれました…。

料金については不明ですが、グループで登山を行う場合にはタクシーの利用も検討しても良いかもしれませんね

 

マイカーでアクセスする場合

今回は縦走を念頭に置いているのでマイカーでのアクセスは割愛とさせていただきます。

鳴神山だけで単独の記事も作成していますので、詳細はそちらも参照いただけますと幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ

  

【ここから登山の模様】登山口までのアクセス

鳴神山のアクセスと同様となりますが、改めてご紹介をさせていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ

さて、今回の旅のスタート地点は群馬県の桐生駅でございます。

始発の電車を乗り継いでここまでやってきましたが、ハッキリ言って眠すぎです。

朝は苦手なのですが、その早起きを乗り越えなければ充実した一日は訪れないというジレンマ。そのまま二度寝をかましても良いのですが、それだと夕方には絶対後悔してしまいますからね…。

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前語りはこの辺にしてアクセスのご紹介へと参ります(*- -)(*_ _)ペコリ

まずは桐生駅の北口であるバス乗り場へと向かいましょう!

駅の構内はシンプルなので迷う心配はありません。

駅舎から出ると左手にバス乗り場があったのですが、乗り場が変更になることもあるようなので、桐生市の公式HPでご確認をお願します。

本日私が乗車するバスはおりひめバスの梅田線となっており、梅田小学校前バス停から大滝登山口まで向かうことを想定しています。

なお、前述しておりますが公共交通機関でアクセスする場合においては、おりひめバスの川内線に乗車して吹上バス停で下車駒形登山口から登り始めるのが最短・定番となっています。

いずれのバス路線を使う場合であっても、登山に適した時間帯のバスは限られていますので、時刻表については要確認です。時刻表につきましては桐生市公式HPで確認をお願いいたします(*- -)(*_ _)ペコリ

なお、完全に余談となってしますのですが桐生市のおりひめバスについては、ずっと前から経常的な赤字になっているようですね…

赤字分は桐生市が補填しているのだと思うのですが、なんだか暗い気持ちになってしまいます…。

私一人が乗車したところで状況が好転するとは思えないのですが、桐生アルプスに行って見たい!と興味を持たれた方については、是非、おりひめバスを活用した縦走を計画してみてはいかがでしょうか!

(桐生市「おりひめバス輸送人員と収入支出」より)

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さて、バスはつつがなく梅田小学校前に到着でございます。

8時台のバスに乗車したのですが、乗客は完全に私一人という有り様で、ますます不安になってくる…。

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さて、バス停に着いたならば大滝登山口までは約3.6㎞のロード歩きとなります。約1時間15分ほどの道のり…。

正直、この時ばかりは素直に吹上バス停から登山を始めれば良かったと後悔しましたね…。

なお、吹上バス停から駒形登山口間であれば、30分ほどで登山を開始できます。

・・・

さて、嘆いてばかりいても仕方がないので歩みを進めることとします。

歩く…

歩く…

歩く…

そうしてようやく大滝登山口に到着となりました。

この時点で駐車場は既に満車の様子でした。これがカッコソウの時期だけ混み合うのかはわかりませんが、いずれにせよ車でアクセスする場合は早めの出発を心がけたほうが良いかもしれませんね。

  

大滝登山口から鳴神山山頂までの様子

登山口については鳥居を潜り抜けて坂道を登って行けばOKです。すぐに登山道らしくなってきます。

登山口の脇には”のぼり”がたっており、この山が如何に愛されているかが伝わってくる気がします。

労力をかけてまでこのような準備をするっていうのは、本当に誇りや愛情がなければできないことだと思うんですよね…。

『自分にもそんなものがあるのか?』と問われたならば、答えに窮してしまうのですが、自分の人生の中でそういうものが見つかるといいなぁとなんとなく感じた瞬間でした。

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さて、鳥居を通り過ぎると冒頭は穏やかな登山道が続いていくのですが、間もなくゴオォーという濁音が響いて参ります。

見えてきたのは鳴神大滝となっており、わざわざ長いロード歩きをしてまで見に来たポイントであったりもします。

わざわざ大滝登山口までアクセスしてまで見に来る価値があるか?

…と言われると、正直、疑問符が付くポイントではあるのですが、落差もそこそこあって迫力はありました。

こうしてボンヤリと滝を眺めるのもいいんじゃない?

そんな時間でしたとさ。

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さて、鳴神山までの登山道についての感想を端的に述べるのであれば『意外と辛かった…』というのが本音となります…

登山口から山頂までの標高差は約580mとなっているのですが、この標高差を一気に駆け上がるような印象で、絶え間なく続く坂道のせいで足にかなり効いた…というのが実際に歩いてみての本音です。

ちょうどこちらの小川を超えた辺りから急登が始まりますので心の準備をお願いします。

鳴神山の登り➀
鳴神山の登り②
鳴神山の登り③

下の写真のように大きな岩場と注連縄しめなわが現れると終盤まで来ている合図となります。引き続き辛い坂道が続いていきますが、もうひと踏ん張りです!

岩場も出てきますが難しい所はありませんでした。一歩ずつ前へと進んでいきましょう。

坂道を登りきると肩の広場に到着となります。

ここから鳴神山の山頂まではもう少し登ることになるのですが、ベンチもある広めの空間となっているので休憩にはピッタリの場所となっています。

肩の広場には避難小屋が設置されているのですが、中を開けてみると山中にある避難小屋とは思えないくらい綺麗だったのが印象的でした。

訪問記念に記帳できるノートもありますので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。ただ、ここまでキレイにされていると逆に使いづらく感じてしまうのは私だけだろうか…。

避難小屋の少し先には雷神神社の社殿が設けられています。まさに鳴神山という山にぴったりなネーミング。

ナルカミと言われてしまうと雷属性のキャラクターを思い描いてしまうあたり、私の頭は未だにゲーム脳のままみたいです…。

ちなみに上の写真の左手、鳥居の先へと進むと鳴神山の山頂へと向かうことができます。正直、本日の行程を考えると距離的には序盤も序盤なので、ササっとっ先へと進むこととします。

最後の登り坂を終えると本日の第一座目である鳴神山の山頂に到着となります。一旦、お疲れさまでした(*- -)(*_ _)ペコリ

  

まさに低名山! 鳴神山の大展望!

そういうわけで鳴神山の山頂に到着となりました。標高は980mです。

自分で書いておきながら何なんですが、標高1,000m近辺の山を低山としてカテゴライズするのには違和感を感じてしまいます。そのくらい登りごたえのある山だったなぁというのが正直な感想です。

山頂は文句なしの360°ビューとなっており、名立たる百名山を一望できるスポットになっています。

まずは山頂から北西方向を眺めると、なだらかな裾野を広げ、いくつかのピークが連なる赤城山の全貌を非常に美しく捉えることができます。

前回訪れたときは新緑の美しい五月だったのですが、いつか秋の紅葉のシーズンにも訪れてみたいと思っている場所です。ただ、渋滞や混雑もすごいんだろうなぁと尻込みをしてしまっている今日この頃…。

そして赤城山からも少し西方向に目を凝らしてみると、なんとか確認できたのが上州武尊山となっています。

一度、夏場に登頂している山ではあるのですが、近くの川場スキー場からであれば冬場でも比較的簡単に登れてしまうようなので、冬にもう一度挑戦してみたいなぁ~と考えている一座です。

とは言いつつも、冬季のソロ登山となると、どうしても二の足を踏んでしまうんですけどね…。

次いで北東の方面に目を向けると見えてくるのが、皇海山日光白根山です。

皇海山については老朽化して使用不可となっていた庚申小屋がリニューアルしたということなのですが、山頂までのハードな登山道をもう一度歩くという気にはなれないかな…というのが正直な感想。

そして群馬県側の登山道の復旧はもう諦めた方が良いのでしょうかね…。

山頂の景観も素晴らしいのですが、新緑をバックに赤色のツツジもかなりの存在感を放っていたのが印象的でした。

蕾のものが多くて満開まではもう一息といった様相で、もう少し訪問時期を遅らせてみても、また違った風景を楽しめたんだろうなぁ

ただ、そうしてしまうとカッコソウの見ごろを逃してしまうというジレンマもあり悩ましいところ…。

・・・

登頂した当日はゴールデンウィークの晴れ間ということもあり、次から次へと登山者が登ってくような状況でした。

静かな山域を好む自身にとっては、ちょっと騒がし過ぎたかな…というのが本音なのですがこの山の魅力と展望を考えると仕方のないことなのかもしれません。

早々に切り上げて次なる目的地へと向かうこととします。

なお、鳴神山は双二峰となっています。お隣の仁田山岳にも是非立ち寄ってみてください。

コチラは展望は無いのですが、可愛らしい石碑と鳥居が出迎えてくれますよ!

  

カッコソウの群生地を目指して椚田峠まで

さて、鳴神山山頂での景気を十二分に楽しんだところで、桐生アルプスの縦走を開始!

・・・と行きたいところなのですが、ここで今回の縦走のもう一つのメインであるカッコソウの姿を拝みに椚田峠(くぬぎだとうげ)へと寄り道していきます。

当初は鳴神山の山頂直下にも群生地があると勘違いしていたのですが、山頂直下の群生地は廃止されてしまったようで、現在の群生地は椚田峠から少し下った先にある箇所のみとなっているのでご注意を!

この情報を事前にリサーチできていたならば、コツナギ橋登山口から登山を開始すれば効率が良かったのですが、こればっかりは仕方がない。登山に想定外はつきものです。

鳴神山の山頂からはグイっと高度を落としていくこととなります。若干、斜度が急であったと記憶していますが、そこまで危険は感じない場所でした。

むしろ、カッコソウも観賞して桐生アルプスを縦走するのであれば、もう一度、鳴神山の山頂直下まで登り返す必要があるというのが一番のストレスであったかもしれません…。

片道は約30分かからない位ではあるのですが、こういうのが登山の終盤に地味に効いてくるんですよね…。

・・・

さて、黙々と歩いて椚田峠に到着となりました。

ここまで来てしまえば群生地まではわずかに3分ということで、期待に胸が膨らみます。

下っていくとテントらしきものが見えてくるのですが、これはカッコソウの開花時期にあわせて、ボランティアの皆様が常駐してくださっているわけでございます。

強制ではないのですが寄付金を募っているようなので、ここは気前よく納めていきましょう!

一口500円となっており、協力金を納めた方は記念品も受け取ることができるようです。

私の場合は1,000円を寄付しましたので2つ記念品をいただけました。

ものすごく喜んでいただけたのですが、1,000円札しか無くて、おつりを貰うのに気が引けてしまったというのはここだけの話…。

昔は山肌がピンクに染まるほど群生していた(らしい…)カッコソウですが、現在ではポツポツと斜面に点在しているのみで探すのには少しだけ苦労するかもしれませんね…。

カッコソウの群生地には柵が設けられており、その柵の枠内でしか鑑賞ができないのですが、まじかまで寄って観賞できるものは極僅かといった印象で、きちんと写真に納めたいのであれば望遠レンズが必須かな~

近くまで寄って観賞できる場所があったので、しばらく眺めていたのですが、紫色が濃く、小さい花弁なのに存在感があるなぁという印象です。

こんな苦労をしなくとも気軽にカッコソウが見られる環境が返ってくると良いのですが…そう願うばかりです。

少額の募金しかできなのが、もどかしい。

そんなことを考えながらも、群生地を後にしたのでしたとさ。

小さな感動をありがとうございました。

  

ようやく縦走開始! 長くて遠い桐生アルプスの尾根を行く

さてここからは長い長い尾根道を辿って帰路に就くわけですが…

桐生アルプスは標高1,000mにも満たない低山であると甘く見てはいけません。

ここからは長い長い距離を経て桐生駅まで帰り着かねばなりません…。その距離は約10㎞となります。

登山口から鳴神山の山頂までの一番辛い部分は踏破済みであり、これからは基本的には下り基調の登山道になるとはいえ、アップダウンもあって侮れない距離になるかなと…。

・・・

そういうわけで、椚田峠から再び肩の広場まで戻ったところから縦走再開となります。

肩の広場に帰還!

正直、椚田峠から登り返しもそれなりに辛いものがあったんですが、ここはスッパリと省略~鳴神山とは反対方向に向かって下山を開始します。

さて、散々脅しをかけたわけですが肩の広場を抜けてからは、緩やかな下り坂の登山道が続き足には優しい登山道が続いていきます。

桐生アルプスの登山道➀
桐生アルプスの登山道②
桐生アルプスの登山道③

多少は登り坂もあるのですが前半の鳴神山までの急登を思えば、かなり傾斜は緩やかでペースは上がります。

また、基本的には眺望は無いのですが、時折、現れるツツジの群生にも目を奪われながら、黙々と歩いて行く時間が続きます。

そして、35分ほど歩いたところで唐突に現れる三角点~

看板などはありませんでしたが、どうやらここが花台沢ノ頭と呼ばれているポイントのようです。三角点以外は、特段、書き記すことも無かったと記憶しています。

そして引き続き縦走開始~

その後、10分ほど歩くと小さな祠が見えてきて、三峰山というピークに到着となります。

名前のとおり三つのピークからなるのかもしれませんが、平らな山頂でそのような気配は無し。山頂には祠と石像があるのみの場所となっています。

景観も無いのでここもほとんど通過するだけで終了です。

ここまでは登山道が緩やかな下り坂ということもあってスイスイ進んでいくのですが、如何せん距離が長いので、案内板を通り過ぎるたびにまだまだ歩くんだなぁ…となるのが辛い所かもしれません。

ちなみに鳴神山~吾妻山までの距離は8.6㎞という計算になりますが、吾妻山+桐生駅までの徒歩の距離も考えると10㎞程度は歩かないといけないので、それなりの長期戦になるのが辛い所でしょうか。

・・・

鳴神山の周辺では多くの登山者とすれ違ったのですが、吾妻山までの縦走路ではグッと人数が減っている印象です。

個人的には静かな山行を好んでいるので、これはありがたいことではあるのですが、少し心細さを感じてしまう部分かもしれません。

ちなみにすれ違う方々は、桐生アルプスを往復するコースを選んでいるということであり、歩行距離は20㎞以上にもなります…。この時点でかなりの健脚者ということになろうかと思います…。

さて、そんなことを考えながらも歩みを進めていくと金沢峠というポイントに到着となります。ちょうど鳴神山~吾妻山の中間地点に位置している場所です。

一応この場所からは麓のバス停までのエスケープが可能となっています。ただ、エスケープしたとしても、ちょうど良い時間のバスがあるかどうかは不明なのですが…。

金沢口観音橋バス停まではコースタイムで1時間ほどの下りとなります。

・・・

さて、金沢峠を越えてからはピークに向けて、一旦、登り替え返しとなります。

ここまでは緩やかなアップダウンばかりでしたが、ここの登り返しはキチンとした坂道となっており、そこそこ辛かったと記憶しています…。

急登というレベルではないと思うのですが、下り坂に足が慣れてしまっているせいか、余計にしんどく感じてしまうかも

登り切ると尾根上の縦走が再開となります。

案内板をよ~く見てみると、どうやら大形山というピークになっているようです。

全然ピークを踏ん踏んだ気はしないのですが、三角点も設置されているので個人的には少しだけ得した気分になったりします。

・・・

大形山からは再び穏やかな尾根道が続き再びペースもあがっていきます。

なんとなく緑の回廊という言葉が思い浮かびます。5月という季節は一番好きな季節やもしれません。

長い冬を抜けて、ようやく快適に登山ができる季節であり、一層のこと山々が輝いて見えるのかもしれませんね。

都会の雑踏を離れてこうして登山出て良かったと思える瞬間だったりもします。

・・・

さて、少し歩くと日の当たる区画を通過していくことになるのですが、ここで若干ですが展望が開けてきます。

好展望と言えるほどではないのですが、鳴神山を出発してからはずっと樹林帯の中を歩いていたこともあって、少し新鮮な気持ちになります。

一応、桐生市のハイキングマップでは好展望の場所としてマーキングがされているのですが、ちょっと期待し過ぎたかもしれません。ただ、この先の終盤に進むにつれて展望は良くなっていくのでそこは期待はしていていいですよ!

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次い西方寺沢ノ頭というピークを通過していきます。この地点でようやく鳴神山~吾妻山間の四分の三を通過したことになります。

下り基調の登山道となっており、そこまで辛い登山道ではないのですが、歩行距離が長くてさすがに疲れが見えてくる頃合い…。

新緑の美しい登山道ではあったのですが、ここまで長くなると景観にもマンネリを感じてしまうかもしれませんね…。

片道だけの縦走でこの有り様なのですから、ピストン登山としなくて本当に良かったと感じた瞬間です。

さて、引き続き緩やかなアップダウンを繰り返していくと今度は萱野山(かやのやま)というピークに到着となります。

コチラも展望は無いピークとはなっているのですが、この先からは景観に大きな変化が生じてきます。

次いで、本日何個目のピークであるかは忘れてしまってはいますが、鳳仙寺沢ノ頭を越えてくと視界が一気に開けてきます。

間伐のためなのか、林業のための伐採なのかはわかりかねますが、急に視界が開けるのでとても新鮮な気分になってくる。

朝バスでアクセスした際は、かなり市街地から離れた印象を持っていたのですが、ここまでの縦走でかなり市街地近くまで戻していたようです。

振り返ると赤城山がまだ顔を覗かせています。

鳴神山の山頂でお別れのつもりだったので、これは嬉しい誤算。

開けた登山道を歩いて行くと間もなく岩木戸山というピークに到着となります。

気付くといつのまにか関東ふれあいの道に合流していたようです。

登山道で見つけると安心感はあるのですが、どうしても関東近郊ということを実感してしまい、遠出をしている気にならないのが少し寂しいところ。なんというか、お釈迦様の手のひらからは抜け出せていないんだなと…。

岩木戸山の展望については良好です。市街地も徐々に見えてきて、いよいよ登山も終盤に差し掛かってきたことを実感できるかもしれません。

少々山肌が痛々しいのが気になりますけどね…。

実際に最後の踏む予定である吾妻山までは約1.5㎞となっており、あともうひと踏ん張りといったところなのですが、桐生アルプスの縦走においては、ここからが正念場と言っても良いかもしれません。

…というのも岩木戸山のピークから吾妻山まではこれまで以上にアップダウンが激しくなっており、ここまでの疲れの蓄積も相まって、なかなか辛い区間だっというのが当時の自身の記録として残っているんですよね…。

・・・

まずは岩木戸山から大きく高度を下げていき、そのあとは地味に辛い登り坂の連続となります。(ちなみに、下り坂の写真は取り忘れました…。)

関東ふれあいの道に合流したということもあってか、登山道はとてもキレイに整備がなされている印象です。

ただ、キレイになっているのは良いのですが、明らかに登りが多くなっており足は悲鳴を上げています…。

見上げた先にもまた階段。思わずため息が出てしまった区画です…。

本当に階段地獄かと感じるくらいで、そのくらいへばっていた区間でした…。

さて、そんな階段エリアを進んでいくと錆びついた反射板らしきものが見えてきます。その後、間もなく女吾妻山へと到達です。

最終目的地である吾妻山までは残り370mのところまでたどり着くことができました_( _´ω`)_ペショ

コチラの女吾妻山については展望は無いのですが、ベンチは備え付けてあります。

ここで一旦、小休止したい気持ちにも駆られたのですが…最後の目的地はすぐそこです。最後の力を振り絞って前進あるのみ。

吾妻山までについても、最後は長い長い階段が待ち受けています。

ここを乗り越えると最後のピークに到着となります。本当にここまでお疲れさまでした。

  

桐生アルプス最後のピーク! 吾妻山は開放的な大展望!

さて、長い長い縦走の末、ようやく最後の吾妻山に到着となりました。標高は約481mです。

鳴神山(980m)からは約8㎞をかけて高度をたった500mしか落としていないという事実に何とも言えない気持ちになってきます…。

ただ、この吾妻山からの展望は圧巻の一言です。

眼下に広がるのは桐生市の街並みで、まるでミニチュアみたいにビルが林立しています。正直、ここまで発達している場所だとは思っていなかった。

「景観を心行くまでご覧あれ。」

…と言わんばかりに設置されたベンチが本当にありがたかった。

景観が良いというのは桐生市のハイキングマップで予習済みではあったのですが、ここまでダイナミックな光景が待っているとは思いもよりませんでした。

長い縦走の果ての光景に、しばらくうっとりしてしまったのは言うまでもない。…というか疲れて動きたくないだけなんですが。

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すこし回復してからは山頂を軽く散策

小さくて古めかしい祠がちょこんと設置されていますが、手入れがキチンと行き届いているというのが一目でわかるくらいでした。

到着時刻は午後の遅い時間となってしまったため、山頂に人はまばらという感じだったのですが、いくつもベンチが設置されており、普段は付近の住人の方々の憩いの場所となっているんだろうなぁというのが感じ取れました。

こんな場所が家の近くにあったらなぁ~。

桐生市の方が羨ましくてたまらなくなってきます。そのくらい良い場所です。吾妻山

・・・  

さて、もう少しだけ長居したい気はしていたのですが、帰りの電車もあるので下山しなければなりません。

歩きごたえのある縦走路と素敵な景色をありがとうございました。

  

桐生駅までの帰路の模様をダイジェストでご紹介

ここで終われたならば、どれだけ幸せなことか。

ここまでの縦走でかなり足に疲れが溜まっているのですが…満身創痍な体に鞭を打って下山を開始しなければなりません。

メインの縦走は既に終えているのですが、吾妻山の下山から桐生駅までの徒歩の模様についてもダイジェストでご紹介をさせていただきます。

なお、吾妻山から吾妻山公園までの下山は約1.5㎞、吾妻山公園から桐生駅までは約1.1㎞となっており、合計で2.6㎞を歩かなければなりません…

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さて、吾妻山には桐生市内の各所から登山道が伸びており、どちらに向けて下山すればよいか迷われると思うのですが、まずは吾妻山公園に向けて下山を開始しましょう。

吾妻山からの下山は岩場の傾斜を下っていくことになるので、足場には気を付けて進みましょう。

吾妻山からの下山➀
吾妻山からの下山②
吾妻山の下山③

最後の最後で足を滑らせて怪我をした…何てことは絶対に避けたいですからね…。

下山は注意を払って進んでいただくことは勿論なのですが、随所に展望が開けたところがあるので、展望の眺め納めもお忘れなく!

・・・

さて、吾妻山公園に端に下山を完了です。

吾妻山公園についても見ごたえのありそうな公園だったのですが、スキップとさせていただきます…。

今日はさすがに疲れてしまって体が限界です…。

こうして無事に桐生駅まで到着~

本当に長い長い一日でした…。

心地よい疲労と充実感を抱きながら電車に揺られて帰路につきましたとさ。

  

桐生アルプスの縦走を終えて

大変充実した一日になりました。

正直、帰りの電車の中では疲労困憊・ヘロヘロで瞬く間に眠りに落ちてしまいました…。

そんな辛い記憶が残る縦走の一日となったのですが、この日に桐生アルプスの縦走を成し遂げたことは強く心に残るものとなっています。

鳴神山・吾妻山で眺めた景観は大変すばらしいものでしたし、鳴神山系でしかお目にかかれないカッコソウを眺めることも実現できました。

こういう風に少なくとも週に一度くらいは小さな感動を味わえる人生をこれからも過ごしていきたいなぁとしみじみ感じた次第です。

実際には仕事があったりしてそれも難しかったりもするんですが…それでも多少疲れていても面倒くさがらず、アクティブにこれからも登山を続けていきたいと思います!

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さて、ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

これからも、このような形式で試行錯誤をしながらブログを更新していきたいと考えています。皆様におかれましては、たまにで良いので当ブログを覗いていただけますとこれほど嬉しいことはございません。

  

あなたの次回の縦走で苦労したとしてもその後に感動的な景色と出会えますように!

  

それでは。

  

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