【小鹿野アルプス|釜ノ沢五峰】新緑の青空のもと岩場のご当地アルプスを巡る旅【難易度|アクセス|コースマップ|登山ルポ】

低山

こちらの記事では小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)のルートマップ・難易度・コースタイム・アクセス・登山の模様等を写真多めで解説しています。

今回は埼玉県小鹿野町にある小鹿野アルプス(釜の沢五峰)を縦走してきました。

小鹿野アルプスは、登山界隈かいわいではかなり浸透してきている所謂いわゆる「ご当地アルプス」というジャンルの一角となっているわけですが、如何せん知名度があまり高くない印象で知る人ぞ知る山域という印象を持っていました。

正直、私も実際に歩いてみるまでは、なんとなく「地味な場所なんだろうなぁ~( ゚Д゚)」と思い込んでいたわけなのですが…

  

  

ところがドッコイ!

歩けば歩くほどに特徴的な風景と登山道が待ち構えている小鹿野アルプスの充実っぷりに大満足してしまい、完全に手のひらを返さざるを得ないような心境となったのでありました。

以下からは、そんな小鹿野アルプスを実際に歩いてみての登山記録となっていますので興味を持たれた方についてはお付き合いをいただけますと幸いです(*- -)(*_ _)ペコリ

(登山日:2025年4月29日)

  

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)の基本情報

所在埼玉県秩父郡小鹿野町
山系奥秩父山塊
標高約590m(中ノ沢ノ頭)
主な登山口札所32番法性寺
標準コースタイム約7時間30分

※標準コースタイムについては、私が実際に歩いたルートマップ(後述)の通りに歩いた場合のものです。

以下は補足事項です。

  • 法性寺を通り抜ける際には境内整備金として300円を納めていきましょう。
  • 法性寺前に公衆トイレあり
  • 一部登山道が不明瞭です。ヤマップ・ヤマレコなどGPSアプリの使用をお勧めします。

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)はこんな山 特徴を9つ!

  1. 低山ながらお手軽に岩場の縦走を楽しむことができる!
  2. 登山口の法性寺には思わず探検したくなるような場所がいっぱい!
  3. 法性寺の裏手、崖地にたたずむお船観音は必見!
  4. 亀岩展望台からの開放的な景観!
  5. 兎岩からの大展望!
  6. その他にもついつい足が止まってしまう好展望のポイント多数!
  7. その割には歩いている人は少なく静かな山域
  8. 一部登山道が不明瞭(般若山周辺)なポイントあり…
  9. 高度感あるポイントも多いため苦手な人は辛いかも…

・・・

小鹿野アルプスはご当地アルプスと呼ばれるだけあって、標高が500m前後の低山の連なりとなっていますが、展望は良好です。

ここで特筆したいのが、単純”展望が良い”ということではない!

…ということです。

せなか
せなか

そもそも展望の良さをアピールできないご当地アルプスを探す方が難しいかもしれませんね…。

  

様々な種類の特異な景観を見せてくれる。

それが小鹿野アルプスの最大の魅力であると感じています。

岩壁の先っちょに立つ観音様を眺め…

法性寺裏手のお船観音

スリル満点の岩場から眺める奥秩父の山々を楽しみ…

兎岩からの大パノラマ!

歴史と風格を感じさせる古刹を巡り…

秩父第32番札所の法性寺

いくつものアスレチックな登山道を越えて行きます。

直登が正規の登山道です…。

これらの景観に加えスリルある岩場を歩き切ったあとの爽快感と充実感は100点満点に近いもので、「今日という日にこの山を歩けて良かった!」と感じられるくらいの山でございました(*- -)(*_ _)ペコリ

また…

  • ちょっと難易度を上げた登山に挑戦したい!
  • 普通の山歩きの光景には飽き飽きしている…。
  • 歯ごたえある山歩き、岩場歩きたい!

…という方には打ってつけの場所になっていると思います!

ただし、今回歩いてきたコースには、いくつ注意すべき点があるので、その点は、後述の「小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)の難易度・所感」の項目で解説させていただきます(*- -)(*_ _)ペコリ

  

今回歩いたルートマップ・コースタイム

ルートマップ

以下は私が歩いた際のコースとなります。

長若中学校前バス停からの総移動距離は11.2㎞登り792m下り789mとなりました。ヤマップ・ヤマレコで計測したものとなります。誤差があると思いますので、ご参考までとしてください。

国土地理院地図を加工して作成

なお、コースマップについては、フリーハンドで作成しています。あくまで目安としていただき、実際の登山の際には、地図及びGPSアプリの使用をお願いします。

コースタイム

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)を周回した場合の標準コースタイムは合計約7時間30分となっています。

以下は私が実際に歩いた際のコースタイムとなっています。

  • 09:05 長若中学校前バス停
  • 09:30 法性寺(+観光含む)
  • 10:15 お船観音
  • 11:34 般若山
  • 11:45 釜ノ沢五峰登山口
  • 12:40 第三ノ峰
  • 13:00 第五ノ峰
  • 14:45 兎岩(展望ポイント)
  • 15:35 釜ノ沢五峰登山口
  • 16:00 長若中学校前バス停(GOAL!)

  

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)の難易度・所感

個人の見解となりますので、あくまで参考情報としてください(*- -)(*_ _)ペコリ

初心者を自覚している方であれば経験者の同伴は必要なレベルだと感じています。

以下はルートマップの再掲となりますが、特に前半の法性寺~お船観音~般若山(青色部分)の部分については、道が不明瞭で道間違いが発生しやすい部分となっております。

国土地理院地図を加工して作成

実際に歩いてみての感想ですが、紙媒体の地図では方向に迷うことも多く、わかりにくい分岐点も存在しています。ヤマップ・ヤマレコなどのGPS機能付きのアプリを使用して挑戦されることを強くお勧めします。

また、歩いている人が全くいないわけでは無かったのですが、赤色のメインの部分と比べると人とすれ違いは格段に少なかった印象です。登山道も崩落している箇所も見受けられました…。

崩れてしまった登山道

ただ、青色部分の個所にも好展望のポイントがいくつか点在しており、そこが悩みどころだったりもするんですよね…。

武甲山などの秩父の山々を眺められるポイント多数

少なくとも青色部分も含めて歩くのであれば、体力も含めて登山に慣れた中級者向けの山岳なのかなというのが私の感想です。

・・・

他方で、本コースのメインである釜ノ沢五峰の部分(赤色部分)については、岩場の高低差のある登山道が続きますが、難易度はそこまで高くないとの印象を持ちました。

高度感のある切り立った崖地もあり、高所恐怖症の方にはちょっと厳しいポイントもありますが、普通に歩けば問題なく通過することができました。

岩場や鎖場にも慣れてきて、次のステップに調整したい!という方には赤色部分はピッタリのコースかもしれませんね。

鎖場も何か所かあるのですのですが、そこまで難易度の高いポイントは無かったというのが個人的な感想です。

仮にご当地アルプスの縦走と岩場の登山を目的とされているのであれば、赤色の部分だけを周回するだけでも満足できるのかなと感じてます。

無理せず周回して、余裕があれば法性寺の裏手にあるお船観音にだけ参拝していくというのもお勧めですよ!

法性寺裏手の高台にあるお船観音

ただし、赤色の部分であっても踏み跡が不明瞭な部分はいくつかありました。いずれにせよ、地図とGPSアプリは必須となります。

・・・

体力面に関してですが、振り替えてってみると、平坦な登山道が続く歩きやすいポイントがほとんど無かった点も印象的でした。

コース全般的にアスレチックなコースとなっており、「のんびり山歩きをするような場所では無いのかな…」というのが率直な感想です。

ただ、逆に言えば「飽きない山歩きができる場所」となっています。

最終盤の兎岩の展望

最終盤にかけても絶好の展望スポットがあったりして、とにかく魅力が尽きないコースとなっています。

ご当地アルプスの中でもあまり知名度は高くない印象を持っていますが、景観面でも、コースの充実度でも、ほかのご当地アルプスには勝るとも劣らない場所であると断言できます。

・・・

最後に今回のコース全体に言えることであり、また、ここまでも散々書き連ねてきたこととなるのですが、やはり高度感のある崖地のポイントが各所に点在しているということを意識して登山するのが大事かなぁと感じています。

普通に歩けばまず滑落はしないとは感じているのですが、不用意な行動をとらずに慎重に登山に歩くことを心がけましょう。

少々、上から目線の記載となり恐縮ですが、実際に歩いてみての所感は以上となります(*- -)(*_ _)ペコリ

  

登山口までのアクセス

公共交通機関を使用する場合とマイカーの場合(駐車場)をご紹介します。

公共交通機関でアクセスする場合

以下はアクセスの概要です。

  1. 西武秩父駅までアクセス
  2. 小鹿野町営バス・西武秩父駅線『長若中学校前』バス停下車(約25分)
    (若しくは、西武観光バス/小鹿野車庫・栗尾ゆき『松井田』バス停で下車)
  3. 徒歩で法性時までアクセス(約2㎞、20分)
    (松井田バス停の場合は約4㎞、55分となります。)

長若中学校前バス停が登山口のある法性寺の最寄りとなりますが、本数が少ないため松井田バス停から開始(若しくは帰路使用)するのも一案となります。

マイカーでアクセスする場合

法性寺の駐車場を利用することができますが、山門の前の駐車場は参拝者専用のものとなっています。

必ずお寺の100mほど手前の駐車場を利用するようにしましょう。無料です。当日は5月・快晴の祝日に訪れましたが、駐車場には余裕がありそうでした。

法性寺手前の駐車場

  

【ここから登山の模様】登山口の法性寺までのアクセス

特急ラビューがなければ秩父への登山は成り立たなくなってしまった…。

唐突なご挨拶となりましたが、埼玉県の深部に位置している秩父までのアクセスはどうしたって時間と手間がかかってしまうわけで…

もはやこのラビューが無ければ秩父方面の登山は考えられなくなっているのが現状です。

せなか
せなか

池袋からは乗り換えなし。最速8時12分に秩父に到着できるというのは非常に魅力的!

ラビューの良さについては、以前に余すことなく語り尽くしてしまっているので、今回の記事では割愛させていただきますが、本当に快適な電車ですよ。特急ラビュー。

広々スペースと大きな窓で景観も楽しめる!

・・・

そういうわけで筒がなく西武秩父駅に到着~早速、目当てのバスへと乗り換えます。

両神山のアクセスでおなじみの両神温泉薬師の湯行きのバスに乗車することとなりますが、両神山四阿屋山方面に向かう方で混み合いますので、電車から降りたたらバス乗り場に直行することをお勧めします。

・・・

バスに揺られること約25分で長若中学校前バス停に到着となりました。

複数の登山者からは『なんでこんな場所で下車するんだ?』という怪訝けげんな視線を集めた感がありました。私自身が1年前に両神山へとアクセスした時も不思議に思っていたのですが、小鹿野アルプスへと挑戦する方々だったわけですね。

平日の朝でもあれば通学で使用している学生もいたのでしょうが…

今回の登山を敢行した2025年4月28日という日はGWの初日に当たる日であったわけで、無人の校庭になんだかノスタルジーを感じてしまいます。あぁ、もう一度この頃に戻りたい…。

ちなみにバスから降車したのは私を含めてわずか3組だけでございました。

小鹿野アルプスの知名度がそこまで高くないのか…それとも皆様はもっと遠くの山へと遠征されているのか…定かではありませんが、とりあえず本日は静かな山行を楽しめそうです。

なお、バス停周辺には自動販売機があるのみで、コンビニなどという便利な施設はありません。事前に行動食等は準備してきましょう。

さて、登山口がある秩父32番札所・法性寺までは約2㎞(徒歩25分ほど)のロード歩きとなります。

アクセスについてはコチラをご参照ください(*- -)(*_ _)ペコリ

道中では一か所だけ三叉路の分岐がありますが、案内板も立っているので間違えることはないでしょう。

ちなみに、下山時には左手の長若山荘方面からこちらの分岐に戻ってくることになります。

法性寺までは何でもないような長閑のどかな田舎道を歩いて行くのですが、季節の移り変わりを感じて新鮮な気持ちになったのを覚えています。

つい先月までは、殺風景な灰色の山々を眺めていたのに、新緑の季節に入り鮮やかな緑が山肌を覆い尽くすようになりました。

道ばたの小さな花々も登山の季節の訪れを祝福してくれているようです。

そんな感傷に浸りながら、黙々と歩いていると立派な山門が見えて参りました。

  

「法性寺」の模様と見事な「お船観音」の光景

さて、秩父32番札所・法性寺に到着~

山門はキレイに建て替えがなされているようでしたが、どこか懐かしさを感じさせてくれるたたずまい。

ちなみに秩父札所とは秩父盆地の静かな山村や民家に点在する34カ所のお寺さんのことです。詳しくは以下の秩父観光協会さんのHPも参考にしてみてください(*- -)(*_ _)ペコリ

さっそく中へと足を踏み入れてみましょうか。

なお、境内を通り抜ける際には境内整備金として300円必要です。気持よく納めていきましょう!

境内の中は落ち着いた雰囲気でなんだか時が止まったかのように錯覚してしまうような場所でした。

法性寺の境内①
法性寺の境内②
法性寺の境内③

ちょっと俗っぽいですがお土産を買える場所もあるので、お守りや御朱印なんかも購入可能です。ちなみにオリジナルのドリップコーヒーなんかも販売されていました。

法性寺の境内④

鐘を鳴らして住職さんを呼び出すのが、のんびりしていて良い感じ。

( ゚Д゚)!

・・・

法性寺の境内は見かけよりもずっと広くなっていて、奥の院の方も、是非、散策してみることをお勧めします。

法性寺の境内⑤

まず目に飛び込んでくるのが崖地の中腹に鎮座している舞台づくりの観音堂でしょうか。

法性寺の境内⑥

建立されたのが1707年ということで歴史を感じさせていくれます。

こちらの観音堂については、実際に中に入って参拝することも可能であったりします。

法性寺の境内⑦

そういうわけで、さっそく中へ~

GWの初日でだったのですが、時間も早いこともあって中は無人。静謐さを感じます。

法性寺の境内⑧

寺は朝…とはよく言ったものでなんだか清々しい気持ちになってくるから不思議です。

お堂の奥には崖地の洞窟があって、可愛らしい仏像様たちがお出迎えしてくれます。

法性寺の境内⑨

当然、両手を合わせてお参りをさせていただいたのですが、後々調べてみると子受け地蔵様であったらしく、独身の私には縁の無いものでした。お地蔵さんも、もしかしたら困っていたかもしれませんね…。

崖地がハチの巣のような特殊な形状となる現象をタフォニと呼ぶらしく、これは岩石の中の塩類が表面に染み出し、結晶化して岩石の表面を崩したものです。

法性寺の境内⑩

地質学的には珍しくて価値のあるもののようですね。

最後に観音堂にはモモンガが住み着いているようです。

法性寺の境内⑪

残念ながら姿を確認することはできませんでしたが、訪れる機会がありましたら、是非、探してみてください(*- -)(*_ _)ペコリ

さて、思っていたよりも見どころが多くて、大きく時間を使ってしまったわけですが、下の岩のトンネルをくぐった先から徐々に登山らしくなってきます。

法性寺の境内⑫

先へと向かってみましょう!

・・・

さて、観光気分はここまです

ここからはかなりきわどい部分も出てきますので、慎重に進んでいきましょう…。秩父札所巡りの中でも難所とされる場所の1つとなっています。

冒頭からなかなかアクロバティックな登り坂の登場となります。

お船観音までの急登①

しかし、これはまだまだ序の口です。

崖地の急登にトラバースなどアスレチックな登山道が続いていきます。

お船観音までの急登②
お船観音までの急登③

道中ではこのように定期的に案内がなされているのですが、それでも踏み跡が明瞭でない部分が多い印象。

足を止めて進行方向を見定めるような場面がぽつぽつと出てきます。

月光坂というポイントまでくると、今度は急な階段地獄となります…。

月光坂①
月光坂②
月光坂③

階段は急で踏み幅も少なくちょっとだけ危険を感じた場所でした。苔むした部分もあり、雨の日の翌日などは滑って危険かもしれませんね…。

階段を登り終えると仏像様達がお出迎え。

岩窟に規則ただしく並べられた仏像様はなかなかフォトジェニックな光景でした。

岩窟を潜り抜けて、もう少しだけ登っていくと分岐に到着となります。

釜ノ沢五峰の周回ルートへと進むのであれば左手に進むのが正解ですが、ここまで来たのであれば、右手のお船観音を眺めていくことを強くお勧めします。

ただ、際どい崖地が登場しますので、足元には細心の注意を!

・・・

さて、右手へと進んで樹林帯を抜けてみると…

なんということでしょう~

まるで緑の大海原に仏さまが浮かんでいるようです。

  

こちらが法性寺の最大の見どころとなっているお船観音となっているのですが、ご覧のとおり素晴らしい光景となっています。

ただ、こちらも見てのとおりなのですが、断崖絶壁の崖地の先に安置されていますので、足を滑らせることがあれば、一発アウトなポイントとなっています…。くれぐれも慎重に進んでいきましょう。

そういうわけで慎重に進んで間近まで寄ってみます。

こうしてみると孤高の仏像のように感じられ、なんだかご利益もありそうな気がします。

是非とも本日の登山の無事を祈念させていただきたかったのですが、お賽銭を入れる場所が見当たらなかったので、拝むだけとさせていただきました…。

確かにこんなところにまで、お賽銭を回収しにはこれないよなぁ…

  

さて、法性寺とお船観音の予想以上の光景に大満足をしたわけなのですが、本日の登山は序盤も良いところです。

お寺の観光にかなり時間を割いてしまったため、遅れたペースを取り戻すべく先へと進まねばなりません。

  

「大日如来」と「般若山」を経由して釜ノ沢五峰の登山口まで

さて、さっそく先へと進んでいくわけですが、まずは道中の大日如来様へと向かってみることにします。

お船観音との分岐点からはさほど離れてはいないので、すぐに到着できます。

 

ただ、その道のりには絶句してしまいましたが…。

足場が彫られていて難易度は高くはないのですが、当方、高所恐怖症の気があるのでちょっとだけちびりそうになりました…。

せなか
せなか

登り切ると大日如来像となるのですが、巻いていくことが可能です。無理そうならばスルー推奨です。

鎖場を越えて行くと断崖絶壁のトラバースです。

こうして写真を見返しているだけでも、『ヒュンッ』と鳥肌が立つくらい…。

そして最後にもう一度登り返します。

正直、ここの時点で今日は来る山を間違えたかなと思っちゃいましたね…。

こうしてようやく大日如来様とのご面会というわけです…。

突き出した岩場の先端に登っているので、景観については抜群ではあるのですが…

大日如来像前からの展望

登り切ってからようやくここは登山道では無い袋小路である。ということに気付いた有様で帰りも半分泣きながら下ったのでしたとさ。

こんな角度の岩場を降るんですよ…。しかも滑り落ちたら崖下まで真っ逆さまです…。

登ったことを少しだけ後悔しました…。

・・・

さて、無事に登山道に復帰してからは、樹林帯歩きの再開となります。

登山道に関しては不明瞭となっており、薄っすらと残っている踏み跡を見定めながら進んでいく必要があります。

途中でもいくつか案内板やリボンが残っていたりはするのですが、何度か立ち止まってヤマップと睨めっこしながら進んでいきました。

正直、ヤマップ・ヤマレコが無かったら危なかったかもしれません…。

こうして案内板が現れたときの安心感は半端ないものがあった。

こちらの分岐を左手に進むと釜ノ沢五峰へと至るのですが、まっすぐ直進した先には般若山というピークがあるので、折角なので踏んでいくこととしましょうか。

なお、般若山の登山道については道も不明瞭でかなりわかりにくい分岐点も存在しています。実際に行ってはみましたが、展望もイマイチなのでスルー推奨です…。

・・・

さて、般若山までは、まず鉄塔の下を通り潜り抜けていきましょう。

そしてお約束の一枚です(*- -)(*_ _)ペコリ

鉄塔を通過すると急激な登り返しとなります。

…というか本当にこの道であっているのか非常に不安になります。ここら辺から手にスマホを握りしめてヤマップをガン見しながら進んでいきましたね…。

登り切ってからも登山道なのか、ただの尾根道なのか判然としないまま進んでいきます…。

藪のかき分けて進むような個所もあって本当に不安になります…。もしかしたらヤマップ様の地図が誤っているということも有り得るのではないか…

…と思っていた矢先。藪をかき分けた先に唐突に現れる般若山の道標。

やはり、ヤマップ様が間違えるわけが無かった!

ただ、こんな山の登り方をしていると、いつか手痛いしっぺ返しを食らいそうなので少し考えないといけないですね…。

・・・

・・・というわけで般若山に到着したわけなのですが、山頂はほとんど藪の中

平坦になっている部分も少ないので、正直、休憩するのにも不適な場所かなという印象…

一部景観が開けてはいますが、今回の小鹿野アルプスの縦走を行っていく最中にはもっと展望の良い箇所はいくつもあります。

ここで時間を使う必要はあまりないかな…。というのが正直な感想です。

ただ、そんな般若山ですが三角点は設置されているのでキチンと優しくタッチはしてきましょう!

『三角点はロマンの塊である。』…とは私が考えた言葉ですが、この三角点の一つ一つが普段、私たちが使用している地図に大きな貢献をしてくれているんですよ!

・・・

さて、般若山を登頂した後も、若干、不明瞭になった登山道を進んでいくわけなのですが、ここはリボンの導きも駆使して注意深く進んでいきます。

般若山経由の登山道を選んでしまった場合は、下りの部分は一番注意していただきたい場所です。

尾根上の登山道を進んでいくと必ず尾根の左手へと折れないといけない分岐が存在しているのですが、ここの分岐はかなり分かり辛い

このまま、まっすぐに直進してしまいそうな場所となっているのですが、実はここの石柱のポイントで左手へと進んでいかないといけません。そもそも私は分岐であるということに気付かずにしばらく直進してしまいました…。

正確にはこんな感じ。

よくよく目を凝らしていると、左手の方にテープが張り付けられているので気付いても良かったのですが…あわや遭難という場面でしたね…。

なお、直進して尾根道を進んでいくと、釜の沢五峰を縦走した直後に現れる565mピークへとつながっているようなのですが、そもそも登山道となっているかは不明なため、使わない方が無難だと思います。

石柱から左手に写真

前述していますが、こんなわかりにくい分岐もあるので、こだわりが無いのであれば般若山まで足を伸ばしていただく必要はないのかなと感じています。

・・・

さて、般若山から下っていき、再び鉄塔の脇を通過していくと正規の登山道へと復帰となります。

ここからもしばらくは悪路の連続です…。

そうは見えないかもしれませんが、こちらも正規の登山道となっています…。

ほとんど崩落してしまっているような個所もあり、歩きにくいったらありゃしない。

ある程度の登山者はいるようなのですが、なかなかペースも上がらずヤキモキする時間帯が続きます。

こういう風に踏み跡が残っているのもあまり見かけない気がする…。

そんな悪路を進んでいくと徐々に道も歩きやすくなってくるのですが、そうなってくると次の見どころである亀岩展望台へと到着となります。

左の岩が亀岩かな?

このポイントでは、岩場の上に登山道が伸びており樹木の背丈も届かないので開放的な景観を楽しめるビューポイントとなっています。

そしてゴールデンウィーク中であるにも関わらず、ここでようやく本日初めての登山者と出会ったのですが、少しだけ心が楽になったというのはここだけの話。

そういうわけで『武甲山をバックにカッコいい写真を撮ってください!』とお願いしたら、ホントにカッコいい写真を撮っていただきました。

その節は本当にありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ

・・・

こちらの展望台から降りる際には鎖場があったりもします。

ただ、足場がしっかりとくり抜かれており、見かけ以上に危険を感じることは有りませんでした。岩場も滑りにくいザラザラとした感触で、そこは信用できたかなと。

もう少し長居をしたいと思える場所ではあったのですが、法性寺や般若山での遭難未遂の件もあってコースタイムを超過気味…。ここはおとなしく前へと進んでいくこととします。

・・・

さて、本日の第二ラウンドとなる釜ノ沢五峰への登山口へと下っていきましょう。

ここは特筆すべきところは無かった印象。

登山道の脇に小さな集落が見えてきたならばチェックポイントはもうすぐです。

そういうわけで釜ノ沢五峰の登山口まで下山することができました。

さて、こちらのポイントに到着したのが12時少し手前といった時間だったのですが、距離的には本日の行程の半分にも満たない地点となっています。

  

あれ?時間の配分を間違えたかな?

そんな一抹の不安を抱えながら、本日の核心部である釜ノ沢五峰への挑戦。スタートです。

  

本日第二ラウンド開始! 釜の沢五峰への挑戦の模様

冒頭はなだらかな登山道を進んでいくので楽チンではあるのですが、小橋を渡ったあたりからは本格的な急登のスタートとなります。

踏み跡については、若干、不明瞭と感じる部分もあったのですが、定期的にピンクテープが巻かれているのでそちらに従って進んでいけば迷うことはありました。

釜の沢五峰の急登①
釜の沢五峰の急登②
釜の沢五峰の急登③

なんだかんだあって急登を登り切ると岩場の尾根道に到着となります。

ちなみに右側は切れ落ちており、滑落するようなことがあればただでは済まないでしょうね…。

そして、全然ピークのような気がしていないのですが、どうやらこの場所が釜の沢五峰の第一峰となっているようです。

登山口からは15分とかからずに到着してしまったため、ちょっとだけ拍子抜けしてしまいました。

ただ、ここから岩場の五峰巡りが始まるわけなので、気を引き締めて参りましょうか。

・・・

第一峰を制覇した後も引き続き樹林帯の登りが続いていきます。

第二峰までの登り①
第二峰までの登り②

もう少し岩場が多いものと思っていたのですが、ここまでは普通の低山歩きとあまり変わらないような気が…

そして、樹林帯の急登を登り切ると第二峰に到着となります。

  

あれっ!?

なんか第三峰になってる!?

  

これはどこかで第二峰を見逃してしまったかと思い、慌ててヤマップとヤマレコを確認してみたのですが、どちらもアプリでもここが第二峰の表示となっています。

なんだか腑に落ちないモノを感じてしまいますが、アプリの表示を信じて先へと進むことにします…。

第二峰(第三峰?)から下るころにようやく鎖場が登場し、岩場の下りっぽい様相に

とはいえそこまで難易度が高くなく、恐れる必要は無し。

下り終えてから撮影

釜の沢五峰の岩場については、グリップが効く岩場になっており歩きやすくて助かります。

鎖場を終えると再び鞍部まで下ってから、登り返しとなります。

登り切ると今度こそ本物の第三峰に到着となります。

とりあえず一安心といったところなのですが、先ほどの第二峰にあった石碑は彫り間違いだったということになるのかな?

細かいことを気にしても仕方がないので、簡易ではありますが記念撮影を敢行しておきます。

自撮りをしようかとも思ったのですが、すぐそこは断崖絶壁となっているので不用意なことはここではやめておきましょう…。

足を滑らせると崖下に一直線…

そんなおっかない場所にある第三峰ですが景観については良好です。

第三峰からの景観①

奥秩父の山々については、見渡す限り深い山地が広がっています。どこまでも続いているような気さえしてくるから不思議なもの。

第三峰からの景観②

まるで新緑の海に船出したかのように錯覚してしまいます。

・・・

さて、第三峰で少しだけ休憩を挟んで行動開始としたのですが、第三峰から第四峰までの登山道は少しわかりにくいので、注意が必要です。

第三峰から直接崖地を下っていくのではなくて、一度、第三峰の手前まで後退していくと第四峰の方へと向かう分岐点が見つかると思うので、焦らず探してみてください。

ここは5分ほど本気で迷った箇所だったので、念のため記録に残しておきます(*- -)(*_ _)ペコリ

第四峰までもアップダウンと鎖場があるのですが、そこまで苦労した印象はありませんでした。

第三峰から、あっという間に第四峰に到着となります。

第四峰については樹林帯の中となっており、残念ながら展望は無し。それどころか、ボーっと歩いていたらもしかしたら見逃してしまっていたかもしれません…。

・・・

第四峰から第五峰については、そこそこ距離が離れていますが、コチラについても難所と言えるような個所はありませんでした。

第五峰までの登山道➀

樹林帯の中を森林浴気分で歩いて行きましょう。

第五峰までの登山道②

・・・ただし、アップダウンは相変わらずあるんですけどね。

第五峰までの登山道③

第五峰までの登り返しは結構な急登です。ここは踏ん張りましょう。

ここまでくると岩稜歩きは既に終了のようで、気が付けばいつもの見慣れた登山道となっています。

・・・

そういうわけで第五峰に到着でございます(*- -)(*_ _)ペコリ

残念ながら第五峰についても展望はございません。ただ、ここまで歩いてこられたという事実で満足かなといったところ。

  

そういうわけで・・・

これにて釜の沢五峰制覇!

  

・・・となったわけですが、ここから先も結構長いんですよね…。

・・・

さて、第五峰を出発してからはここまでの登山道と比較して穏やかな登山道がしばらく続きます。

思い返してみると、このポイントが唯一のんびりと歩けた場所だったかもしれません。

尾根上を歩いて行くと樹林帯から出て開放的なポイントを通過していきます。

ご当地アルプスといえばこういうのんびりとした登山道でいいんですよね。

このポイントからは奥秩父の盟主である両神山も姿を見せてくれています。

一目で両神山だとわかる異質なシルエットは、まさに百名山の風格です。快晴の一日で本日挑戦された方は大満足の光景を目にしていることでしょう。

開けたポイントからは再び樹林帯へと入っていき下っていきます。下り切った鞍部の地点が布沢峠というポイントになります。

ここから左手に向かうと布沢集落まで下って登山終了となるのですが、後半にかけても見どころはいくつか点在しています。布沢集落の周辺の尾根をぐるっと周回するような形で引き続き歩いて参りましょう。

布沢峠を越えて再び樹林帯から這い出ると展望の良いポイントに到着となります。

特に名称のあるポイントではないのですが、台地になっており休憩には最適なポイントとなっています。

どうやら林業(?)の関係で樹木が伐採されたようですね。

武甲山も再び姿を見せてくれました。

さて、釜の沢五峰では岩場で危ない箇所もあったため、自撮りは控えていたのですが、ここらで解禁でございます。

  

そういうわけで・・・

改めて釜の沢五峰制覇の記念写真!

うむ、満足!

  

・・・

記念撮影も済ませて、ここで腰を下ろして遅めの昼食とさせていただきました。

ここまで淡々と記載を行っていますが、峰と峰の間は小刻みなアップダウンが続き、体力的には地味に辛かったというのが本音です。

しかも、本日のコースにおいては、最高峰となるポイントは五峰ではなくて、この先に控えている中ノ沢ノ頭(約590m)というピークとなります。難所は越えていますが気を引きしてめて参りましょう。

  

中ノ沢・竜神山・兎岩を経て下山まで

さて、前述の通りではあるのですが、ここから下るだけで登山を終わらせてくれないのが小鹿野アルプスという場所です。

中ノ沢ノ頭・竜神山という二つのピークを越えて下山していくことになりますが、登山道については、引き続き、小刻みなアップダウンが続いていきます。

中ノ沢ノ頭までの登山道①
中ノ沢ノ頭までの登山道②

溜息をつきたくなるような登り返しを経て、まずは中ノ沢ノ頭というピークを越えて行きます。

標高は約590mとなっており、地味に本日最高の標高を誇る場所なのですが、展望も無くただの通過地点といったところ。

さっさと次へと向かいましょー

竜神山までの登山道➀
竜神山までの登山道②
竜神山までの登山道③

溜息をつきたくなるような急登(本日2回目…)を経て、今度は竜神山に登頂となります。

名前は仰々しいのですがね…。コチラについても展望も無くただの通過地点といったところ(本日2回目…)

・・・

さて、ここまでは何てことはない、いつも通りの樹林帯の登山道なのですが、ここから最後まで面白い景観を見せてくれるのが小鹿野アルプスの魅力の一つでありましょうか。

樹林帯を歩いて行くと突如として景色が開けていきます。

  

そして現れる鉄塔

まるで悪の組織の秘密基地みたいな恰好をしています。送電線が通っていませんが、使われずに放置されているのかもしれませんね。

そしてこの鉄塔の根元まで岩場をよじ登っていくという、登山道のアクロバティックさは今でも印象に残っていますね。

そうは見えないかもしれませんが、上の写真をそのまま直登していくのが正規の登山道となっています。斜度はかなりのもので、ここが本日最大の急登であったかもしれません…。

せなか
せなか

ただ、長い坂道ではないのですぐに登り切れますよ!
難易度も高くはありません。

登り切ると展望は良い感じです。鉄塔の向こうに武甲山という、なかなか気に入った風景でしたね。

少年時代に出会っていたならば、間違いなく秘密基地にしていたと思う。

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さて、鉄塔を越えて行くと再び樹林帯にINするのですが、岩場の急登箇所が現れると小鹿野アルプスの最後の見せ場となりますので、気を引き締めつつ参りましょう!

樹林帯の岩場の急登

岩場の急登については鎖場(ロープ場)になっています。

足をかける場所も無数にあって見かけほどの危険は感じない場所でした。

  

岩場の直登を登り切ると、本日の最後の展望ポイントなる兎岩に到着となります。

  

おぉ~これは良き眺め

最高の景観ではありませんか!

  

  

最後の最後にこんなドラマチックな景色を用意してくれているあたり、やはり小鹿野アルプスは侮れない場所だと再認識しました。

しばしの間、呆然と景観に酔いしれていたのは言うまでもない…。

左手の谷間の方に目をやると本日歩いてきた釜の沢五峰が一望できる点も気に入っているポイントの一つになっています。

広角レンズがあれば全景をお見せできたのですが…私が持っているカメラではこれが精一杯でございます。興味がある方は、是非、釜の沢五峰を歩き切ったうえで兎岩まで足を運んでみてください!

せなか
せなか

山座については誤っている可能性もあるのでご参考まで。
第二峰と第三峰については、岩場がむき出しになっていてわかりやすいのですね。

  

最後に兎岩から下って撮影

長年、登山者が歩いた足跡が、まるで象の鼻のように伸びています。今日一日いろんな景色に出会うことができて本当に楽しかった。

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さて、兎岩からはひたすら下って車道と合流すれば、山道歩きは終了となります。

帰りについては、今朝同様に「長若中学校前バス停」、若しくは「松井田バス停」までロード歩きとなります。

途中で釜の沢五峰の登山口を通り過ぎ、長若山荘というお宿の前を通過していきます。

長若山荘の前には自動販売機があったので、少し早いですがこちらで祝杯をあげさせていただきました。

今日という日が充実した一日なったことを祝して…乾杯!

 

こうして、小鹿野アルプス登山は終了となったのでしたとさ。

帰りのバスでは両神山から下山してきた人たちで大混雑していましたが、彼らに劣らず楽しむことができたと自信を持って宣言できる気がします。

おしまい。

小鹿野アルプス(釜ノ沢五峰)の登山を終えて

こんな面白い場所が秩父に隠れているとは思いもしませんでした。

全体を通して、アスレチックな登山道で面白い光景が満載の登山道だったと思います。

秩父にも、まだまだ知らない場所があったんだなぁ…としみじみ感じてしまいます。

また、秩父に限らず日本全国にも知名度は無いけれども小鹿野アルプスのようにドラマチックで魅力的な登山道がたくさんあるんだろうなぁ…と考えると、

もっといろんな場所に繰り出して、いろんな山域を歩いてみたい!という思いが、より一層、高まった気がしています。

写真はテキトーに載せただけ

日本には18,000座以上の山があると言われており、さすがに全てを制覇するのは不可能ですが、せめて自分が少しでも興味を持った山には積極的に挑戦したいと考えている次第です(*- -)(*_ _)ペコリ

これからもたくさん登山をするために、食生活と体力維持に日頃から取り組んでいきたいと思う今日この頃です。元気な体で長く登山を楽しみたいですからね!

(最近少し太り気味なので…)

・・・

さて、ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

これからも、このような形式で試行錯誤をしながらブログを更新していきたいと考えています。皆様におかれましては、たまにで良いので当ブログを覗いていただけますとこれほど嬉しいことはございません。

  

最後に…

  

あなたの次回の登山で…ドラマチックで魅力的な登山道と出会えますように!

  

それでは。

  

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